「ふんっ」
眼前で行われているのは、まさしく武士と流浪人の戦い。
武神鎧武は、その両手にある刀で怒濤の攻めを行っているのに対して、流浪はその攻撃を素早く避けながら反撃を行い斬り裂く。
互いの特徴を理解しているように、行っていく。
「たくっ、こいつやりにくいな。紘汰の似ているようで、全然違うっ」
「貴様、まさか鎧武を知っているのか。ならば容赦はしないと!」
それと共に、流浪はそのまま後ろへと飛ぶ。
そのまま、俺達の方へと下がり、それと共に振り返る。
「・・・えっ、アーマードライダーなのか、んっ?」
そうしながら、こちらに気づいた流浪は疑問に思い、こちらを向く。
「えっと、説明した方が良さそうかな」
「・・・いや、後で良い。
ヘルヘイムの森の調査を行っていたら、こういう事も起きるだろうと考えていたしな」
「結構、順応するの早い」
流浪は、そのまま真っ直ぐと眼前にいる武神鎧武へと目を向ける。
「ふむ、武神がこれ程いるとはな。ならば」
その言葉と共に、武神鎧武は、その身体に赤いエネルギーが見える。
それと共に、地面にあるヘルヘイムの森の蔦が、そのまま武神鎧武に巻き付く。
「これは、不味いな」
カグヤのその一言と共に、武神鎧武の身体はそのまま変化する。
下半身が巨大な蓮華の花となっており、そのまま、巨大化していく。
「なんだっあれは」
「ヘルヘイムの森の力を、吸収したんだろう。
だが、どういう事だ。ゼインは一体何を目的に」
「そう言っている間にも」
俺達が困惑している間にも、この状況を打開する方法を考える。
「ふむ、ならば、まさしくこの状況ならば」
その言葉と共に流浪と五十嵐さんの二人に近づく。
「むっ、まさか俺とか」
「んっどういう事だ」
「少し借りるぞ」
その言葉と共にカグヤは、その手にあるケミーカードを翳し、二人から新たなケミーカードを生成し、そのままこちらに投げる。
「いや、これを渡されても、果たして上手く行くのか」
「とりあえず、試してみろ」
そう促されるがままに、俺もまた2枚のケミーカードをそのままガッチャードライバーに装填する。
『ガッチャーンコ!イアイラ!」
鳴り響くと共に、俺の姿は変わる。
背中には背部に翼状のバインダーがあり、俺の手には一つの武器がある。
それは巨大な棍棒であり、それを肩に担ぎながらゆっくりと息を吸う。
「これは、なんだか」
「これこそ、キマイラの持つ強靱な怪力、そして流浪の達人である剣術が合わさった事によって、一撃必殺の浪漫溢れる姿ですね」
その説明と共に、俺は真っ直ぐと武神鎧武へと向かう、