歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

82 / 370
ゼインの情報

「仮面ライダーディズニーって一体」

 

目の前に、突然現れたライダーの事について、俺達はほとんど知らない。

その事もあり、すぐにカグヤ達に確認するように、見つめる。

 

「ディズニーに関しては、俺達も未だに知らない所が多くある」

「そうなのか」

「ディズニー自体の存在を確認する事が出来たのが、一ヶ月も満たない事もあり、その能力も、情報としてはあまり多くありません。

ですが」

 

それと共に、ディズニーは、そのまま周囲を見回す。

 

「どうやら、相当にヤバい事になっているようだな」

「あぁ、その通り、協力してくれるか?」

 

ディズニーはすぐに、それが緊急事態である事を理解し、そのまま俺達に問いかける。

それに対して、ディズニーもまた頷く。

 

「良いだろう、だからと言って、ここで俺達がなんとか出来るのかどうか」

「その心配はありません」

 

同時にゼインは、こちらを見ながら言う。

 

「既にこの場での目的は達成した以上、貴方達と戦うメリットは私にはありません」

「だとしても、お前をここで止めない理由にはならないだろ」

「言ったはずです。私には戦うメリットはない。そして、私は次に向かわなければならない目的地がありますので、ここで失礼します」

 

その一言と共に、ゼインは、その身体を瞬く間に光と共に消した。

 

「いなくなったっ」

「くそっ、結局、何も出来なかったのかよ」

 

そのまま、俺達はその場で、頭を抱える事しか出来なかった。

ゼインが、何を企むのか、未だに分からない。

だが、ここまで、ゼイン側の計画は確かに、そして確実に成功しそうになっている。

 

「状況が理解出来ないが、一体何が起きているんだ」

「そうだな、事情の説明の為にも、一旦は本部に戻ろう」

 

その言葉と共に、俺達もまた、本部へと戻った。

状況はまさしく最悪の状況である。

 

「ゼイン側の戦力は、どのようになるのか分からない。

そして、奴の企みが分からない以上は」

 

しかし、本部では暗い空気に包まれていた。

これまで、幾度も危機はあったが、それでも、まだ逆転のチャンスはあった。

だけど、今は、それすら見えない。

 

「どうしたら」

「・・・これは」

「どうかしたんですか?」

 

そう悩んでいた時に、何か警報が鳴っていた。

見ると、本部の中に歩いている人物がいた。

見るからに一般人だが、その腰には、まるで釜を思わせるドライバーがあり。

 

「まさか、彼も」

「これは、また、とんでもないのが来たな」

「知っているのか」

「あぁ、おそらくは味方だ」

 

そのカグヤの言葉を聞くが、絶望的な状況は変わらない。

 

「とにかく、彼をここに」

 

そのまま、その人物をここに来た。

 

「えっと、ここは一体」

「突然の事で驚いてすまないと思うが、ここはS.O.N.G.という施設の中だ。そして君は、仮面ライダーなのか?」

「えっ、まぁそうだけど、もしかして、この世界にも仮面ライダーが?」

「結構、理解するのは、早いんだな」

「まぁ、俺も仮面ライダーだし、何よりも、仮面ライダーの知識ならば、自信がありますので!」

「仮面ライダーの知識?」

 

その言葉に疑問に思うとカグヤは続ける。

 

「仮面ライダーが、特撮番組として有名な世界もあります。仮面ライダーレーキンことレン様も、そんな世界の一つです」

「特撮番組って、まぁ、見た目としてはそうだからなって」

「おぉ、これはロストドライバーに、こっちはもしかしてバースXの!こっちはフォーゼに似ているな!けど、どれも知らないから、もしかしてリ・イマジネーションなのか!」

「・・・なんだか、私達では分からない単語ばかりだな」

「あぁ、本当に、これじゃ」

 

それと共に、カグヤは、ふと、止める。

 

「そうか、おい、レーキン」

「んっ、なんだ?」

「お前、ゼインの事は知っているか」

「いや、そんないきなり「知っているけど」知っているのか!」

「当たり前だろ、アウトサイダーズの最大の敵だからな。けど、かなりチートライダーだから、ヤバいよなぁ」

 

まさか、ここに来て、重要な手掛かりを持っている人物が現れるとは。

 

「詳しく教えてくれないか、もしかしたら、俺達でも知らないゼインの情報があるかもしれないからな」

「まぁ、別に良いけど」

 

そのまま、レンは、ゼインの事についてを、話し始めてくれた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。