「仮面ライダーディズニーって一体」
目の前に、突然現れたライダーの事について、俺達はほとんど知らない。
その事もあり、すぐにカグヤ達に確認するように、見つめる。
「ディズニーに関しては、俺達も未だに知らない所が多くある」
「そうなのか」
「ディズニー自体の存在を確認する事が出来たのが、一ヶ月も満たない事もあり、その能力も、情報としてはあまり多くありません。
ですが」
それと共に、ディズニーは、そのまま周囲を見回す。
「どうやら、相当にヤバい事になっているようだな」
「あぁ、その通り、協力してくれるか?」
ディズニーはすぐに、それが緊急事態である事を理解し、そのまま俺達に問いかける。
それに対して、ディズニーもまた頷く。
「良いだろう、だからと言って、ここで俺達がなんとか出来るのかどうか」
「その心配はありません」
同時にゼインは、こちらを見ながら言う。
「既にこの場での目的は達成した以上、貴方達と戦うメリットは私にはありません」
「だとしても、お前をここで止めない理由にはならないだろ」
「言ったはずです。私には戦うメリットはない。そして、私は次に向かわなければならない目的地がありますので、ここで失礼します」
その一言と共に、ゼインは、その身体を瞬く間に光と共に消した。
「いなくなったっ」
「くそっ、結局、何も出来なかったのかよ」
そのまま、俺達はその場で、頭を抱える事しか出来なかった。
ゼインが、何を企むのか、未だに分からない。
だが、ここまで、ゼイン側の計画は確かに、そして確実に成功しそうになっている。
「状況が理解出来ないが、一体何が起きているんだ」
「そうだな、事情の説明の為にも、一旦は本部に戻ろう」
その言葉と共に、俺達もまた、本部へと戻った。
状況はまさしく最悪の状況である。
「ゼイン側の戦力は、どのようになるのか分からない。
そして、奴の企みが分からない以上は」
しかし、本部では暗い空気に包まれていた。
これまで、幾度も危機はあったが、それでも、まだ逆転のチャンスはあった。
だけど、今は、それすら見えない。
「どうしたら」
「・・・これは」
「どうかしたんですか?」
そう悩んでいた時に、何か警報が鳴っていた。
見ると、本部の中に歩いている人物がいた。
見るからに一般人だが、その腰には、まるで釜を思わせるドライバーがあり。
「まさか、彼も」
「これは、また、とんでもないのが来たな」
「知っているのか」
「あぁ、おそらくは味方だ」
そのカグヤの言葉を聞くが、絶望的な状況は変わらない。
「とにかく、彼をここに」
そのまま、その人物をここに来た。
「えっと、ここは一体」
「突然の事で驚いてすまないと思うが、ここはS.O.N.G.という施設の中だ。そして君は、仮面ライダーなのか?」
「えっ、まぁそうだけど、もしかして、この世界にも仮面ライダーが?」
「結構、理解するのは、早いんだな」
「まぁ、俺も仮面ライダーだし、何よりも、仮面ライダーの知識ならば、自信がありますので!」
「仮面ライダーの知識?」
その言葉に疑問に思うとカグヤは続ける。
「仮面ライダーが、特撮番組として有名な世界もあります。仮面ライダーレーキンことレン様も、そんな世界の一つです」
「特撮番組って、まぁ、見た目としてはそうだからなって」
「おぉ、これはロストドライバーに、こっちはもしかしてバースXの!こっちはフォーゼに似ているな!けど、どれも知らないから、もしかしてリ・イマジネーションなのか!」
「・・・なんだか、私達では分からない単語ばかりだな」
「あぁ、本当に、これじゃ」
それと共に、カグヤは、ふと、止める。
「そうか、おい、レーキン」
「んっ、なんだ?」
「お前、ゼインの事は知っているか」
「いや、そんないきなり「知っているけど」知っているのか!」
「当たり前だろ、アウトサイダーズの最大の敵だからな。けど、かなりチートライダーだから、ヤバいよなぁ」
まさか、ここに来て、重要な手掛かりを持っている人物が現れるとは。
「詳しく教えてくれないか、もしかしたら、俺達でも知らないゼインの情報があるかもしれないからな」
「まぁ、別に良いけど」
そのまま、レンは、ゼインの事についてを、話し始めてくれた。