「それじゃ、聞くが、ゼインのこれからの行動を知っているか?」
「いや、いきなり、言われても」
「我々は、ゼインというライダーが誕生したぐらいしか、情報がありません。なので、ゼインがどのような計画をしているまでは」
「うぅん、ゼインの計画か、未だに完結していないから、どんな風になるのか分からないけど、確かエグゼイドの仮面ライダークロニクルを利用しているぐらいしか」
「仮面ライダークロニクル?」
これまでに、聞いた事のない単語に、俺達は首を傾げる。
「一般市民が仮面ライダーに変身し、現実世界で生き残りをかけてモンスターと戦い続ける命がけのサバイバルゲームの事です。仮面ライダーエグゼイドを始めとするライダー達は、この仮面ライダークロニクルの被害を止める為に戦っておりました」
「そんな恐ろしいのを使って」
「まぁ、全ての人間と繋がる手段なんて、早々にないと思うけど」
その、レンの一言で、俺の中のピースが揃った。
「そうか、ゼインの狙いが分かったっ」
「どういう事なんだ?」
突然の言葉で、驚く声。
「ゼインの狙いは、フィーネと同じ、ルナアタックかもしれない!」
「ルナアタックって、そうか!バラルの呪詛を解く事か!」
つまり、ゼインは、この世界において、統一言語の情報を得る事を目的にしている。
そして、統一言語を応用し、そのまま世界から悪意を消す事に利用する。
「つまり、ゼインの狙いは」
「月、という事になりますね」
そのまま、俺達は月を見つめる。
「ゼインが、月に行く事は」
「あのワープ能力があるとはいえ、直接向かうのは難しい。
ならば、月へと向かう為の手段を探すはず」
「そう言えば、現在、月の遺跡の調査に向かう為に、国連所属のスペースシャトルが発射される予定だ」
「つまり、そこを狙われる可能性があるとっ」
「ならば、急がないと」
そう、向かおうとした時だった。
「まぁ、少し待て。その前に」
それと共にカグヤは、手にある2枚のケミーカードを取り出し、そのままディズニーこと空と、レーキンことレンに翳し、二枚のカードを作り出す。
「えっ、今、ここで?」
「ここでだ。なにせ、これからの戦いで必要な力を作り出す」
「どういう事なんだ?」
俺達は疑問に思い、首を傾げる。
「仮面ライダーディズニーは、ワンダーワールドを開く事が出来、夢を現実に、仮面ライダーレーキンは、一見バラバラな物を組み合わせて新たな物を想像する事が出来ます」
「えっ、レーキンって、もしかして錬金術と言う事!」
「あぁ、俺は錬金術師で、仮面ライダーだぜ」
「・・・まさか、錬金術師の仮面ライダーだとはな、それで、どうするつもりだ?」
「今のゼインに勝つには、並大抵の力では無理だ。ならば、これまでにない力を発揮する必要がある。そして、それはこの二人の力ならば、可能だ」
そのまま、俺に渡された二枚のカード。
「とにかく、変身すれば良いのか?」
「あぁ」
そのまま、ガッチャードライバーに装填する。
『レーキン!ディズニー!ガッチャーンコ!レーズニー』
そのまま、俺はまさしく、魔法使いを思わせるような姿へと瞬く間に変わる。
「それで、どうするんだ?」
「まぁ、こうするんだ」
そのまま、カグヤからの提案。
それには、俺達は、驚きの声を出してしまった。
「本当に、これが」
「あぁ、まぁ何にしても」
「ガンバルからかぁ」
俺は、そう呟く。