刀が、グレイブと戦っている最中、一ノ瀬達もまた、進んでいた。
その最中で、仮面ライダーアバドン達は、その手に持ったスラッシュアバドライザーで、斬りかかろうとする。
だが、それを止めたのは、ナスカだった。
「まったく、こっちは本領は発揮出来ないのになっと!」
そう、仮面ライダーアバドン達を斬り裂いていくナスカ。
そんな、ナスカが戦っている最中。
「現状、私の力では、量産型という部類のライダーしか造り出す事は出来ませんでした。
だが、裏を返せば、量産型が可能となれば、誕生させるのも簡単なのですよ」
「なっ!」
それと共にナスカは背中から来る斬撃にすぐに避ける。
同時に見つめた先にいたのは、全身が鮮やかな青色になっているライダー。
そのライダーを見た瞬間、S.O.N.G.本部にいるバトラーは驚きを隠せなかった。
「あれは、仮面ライダーバルカンの最強の姿であるランペイジバルカン!しかし、なぜ、彼がここにっ」
「そういえばっランペイジバルカンはっ元々は量産を目的に開発されていたんだっ」
「量産って!?」
そう、考えている間にも、ナスカへと接近したランペイジバルカンは、殴りかかる。
すぐに、手に持ったナスカブレードで、攻撃を受け止めるナスカだが、その一撃を受け止めるだけであり、そのまま吹き飛ばされる。
同時にナスカブレードは簡単に折れてしまう。
「どんだけ強い量産型なんだよっ!」
そう、ナスカは困惑する事を隠せない最中でも、そのまま攻撃をランペイジバルカンは、手に持ったエイムズショットライザーでエネルギー弾を放っていく。
すぐに、その背中に翼を広げ、そのまま攻撃を避けようとするが、ランペイジバルカンもまた、同じく背中に翼を生やし、追撃する。
「なっがぁ!?」
正確な攻撃、さらには、地上からアバドンからの援護攻撃。
「影っ」
「お前はさっさと行け!」
そうしながらも、ナスカはなんとか地上へと降り立ちながらも迫るアバドン達に対して、構える。
ランペイジバルカンが、そのまま上空から、襲い掛かろうとした次の瞬間だった。
「アラートが鳴りましたっ、これは、レン君の時と同じ」
「・・・基地から出てきた時から疑問であったが、カグヤ君だけではなく、まさか」
その出来事に心当たりのある弦十郎の呟きと共に、アバドン達を吹き飛ばしたのは風。
それと共に現れたのは。
「えぇ、これって、どういう状況なの!?」
「ヒサメ、お前までこっちに来たのか!?」
それは、影の相棒であるヒサメであった。
突然の事で、戸惑いを隠せなかったが。
「けど、丁度良かったぜ、行くぜ、ヒサメ!」
「あぁ、もぅ、ちゃんと事情を言ってよね!」『ズー』
そのまま、ヒサメもまた、ズーメモリを起動させると同時に、ナスカの姿は変わる。
ランペイジバルカンは、そのまま銃弾を真っ直ぐとナスカへと向かって、放つが、ナスカは、その一撃を、簡単に砕いた。
「あれは一体」
「あれこそが、仮面ライダーナスカの最強の姿、仮面ライダーナスカズー。全ての動物の力を兼ね備えた姿ですね」
「さてっと、それじゃ、行くぜ」
そのままナスカズーへと変身した影達は、そのまま真っ直ぐと、ランペイジバルカンに向かって、走り出した。