歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

95 / 370
流浪の友

量産型というワードを聞いた時から、流浪は、どこか覚悟をしていた。

他のライダー達が行く先々で、様々な敵と戦う最中、自分の番が来た時には、きっとこのライダー達が来ると。

 

「その直感だけは、当たって欲しくなかったんだけどな」

 

そう、愚痴りながらも、一ノ瀬達を先に行かせた流浪は、彼の行動を阻む二つの人影に対して、目を見る。

それは、彼にとっては見覚えのある2人であり、この場では決していない2人。

だが。

 

「姿形だけでも、お前達と戦う事になるとはな、貴虎、凌馬」

 

それは、戦極ドライバーを装着した黒影トルーパー達の軍勢の中央に立つ2人のライダーに向けて言った。

そのライダーの名は、斬月とデューク。

元々、戦極ドライバー自体が、量産が簡単に行えるという事もあり、戦闘能力が高い2人を選び、そして、造り出されていた。

 

「まぁ、本物じゃないお前達に」

 

それと共に、流浪は、その手に持つサクラロックシードを起動させ、そのまま走り出す。

 

「負ける訳にはいかないよな!」

 

その叫びと共に、流浪は真っ直ぐと、その手に持った無双セイバーを、斬月に向かって、振り下ろした。

斬月は、その一撃をメロンディフェンダーで受け止める。

一瞬の判断で受け止めたメロンディフェンダーの防御力は、流浪の持つ無双セイバーの切れ味を簡単に上回っている。

それに合わせるように、流浪の横にいるデュークは、その手にあるレモンレイピアの突きが放たれる。

 

「ぐっ」

 

その一撃は、背中から桜の花弁の噴射を利用し、体制を無理矢理変える。

それによって、デュークの突きを避ける事が出来、さらに、噴射の勢いを利用し、そのままデュークに向けて、回し蹴りを放つ。

放たれた蹴りに対して、デュークは対抗する事ができなかった。

 

「ついでに、おまけだ!」

 

それと共に、無双セイバーにあるスロットを引き、その銃口を、斬月に向けて放つ。

突然の一撃に対して、驚きを隠せなかった斬月は、メロンディフェンダーで防ぐ事が出来なかった。

そして、そのまま地面に落ちたレモンレイピアとメロンディフェンダーを拾うと同時に流浪は、そのまま戦極ドライバーに手を伸ばす。

 

『ソイヤッ!サクラスカッシュ!』

 

「はぁぁ!!」

 

その手に持ったメロンディフェンダーは、そのまま桜の花弁を身に纏い、そのまま投げる。投げられたメロンディフェンダーは、桜の花弁と共に、真っ直ぐと斬月とデュークを斬り裂く。

それと共に、周囲に舞っている桜の花弁をレモンレイピアに纏わせると共に。

 

「っ!」

 

一閃。

光と共に、斬月とデューク。

2人のライダーは、その一撃と共に吹き飛ばされる。

それによって、戦いは、終わる。

そのはずだった。

 

「っ!」

 

感じた殺気。

それと共に流浪はすぐに避ける。

その感じた気配は、先程、吹き飛ばされた斬月とデューク。

だが、その手にある武器、そして姿から、既に変わっているのは、一目で分かった。

 

「ゲネシスドライバーに切り替えたか」

 

そう言いながらも、流浪に対して、2人のライダーは、その手に持つソニックアローを放つ。

光の矢による嵐。

その攻撃の嵐に対して、桜の花弁で周囲を囲む。

桜の花弁を貫くように、光の矢は放っていく。

だが、その最中でも、流浪は。

 

「そんなので、倒せねぇよ」『フルーツバスケット!』

 

その声と共に、真っ直ぐと構える。

 

「お前達じゃ、俺を倒す事は出来ない。なぜならば」

 

ゆっくりと、構える。

 

「本当のお前達を知っているからな」『ロックオープン!極桜!大・大・大・大・大剣豪!』

 

それと共に、流浪自身の極の姿。

極桜の降臨だった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。