「さぁ、行くぞ」
その言葉と共に流浪の背中のマントは一瞬ひらめく。
それに合わせて、周囲に桜が舞い上がると共に、そのまま斬月とデュークの眼前へと流浪は立っていた。
「っ!」「遅い」
それに反応して、流浪は、その腕と一体化した無双セイバーで斬り上がる。
それによって、斬月は、大きく後ろへと下がる。
デュークは、そんな流浪に対して、ソニックアローで攻撃を仕掛けようとしたが、もう片方のシルヴィア・シースから放たれたマシンガンを思わせる光弾をデュークに浴びせる。
両者が後ろへと下がるのを見ながら、その腰から二つのロックシードが、そのまま装填される。
『Wロックオン!バナナ!マツボックリチャージ!』
同時に、両腕の無双セイバーから生成されたのは、バナスピアーと影松を模した強力なエネルギーの馬上槍。
それを構えると共に、そのまま脚に力を込めると共に、真っ直ぐと後ろへと飛ぶ2人に対して、突く。
「「っ」」
それによって、吹き飛ばされた斬月とデュークだが、既にエナジーロックシードをソニックアローを装填する。
『『ロックオン!』』
「こうして、戦ってみて、よく分かったよ」
同時に二つのロックシードが外されると共に、新たなロックシードが4つ、装填する。
『ブドウ!アンズ!チェリー!イチゴ!』
鳴り響く音声と共に、両腕にあるシルヴィア・シースが外される。
そのまま、シルヴィア・シースに装填された無双セイバーの角度が変わる。
その形は、まさしく弓の形となっている。
「ここで、決めるぞ」
光の弦を持つと共に、ゆっくりと構える。
それと共に形成されたのは、巨大な光の矢の狙いを真っ直ぐと、斬月とデュークに向ける。
同時に、そこから形成されていく光の矢は、流浪の身体程の大きさへと変わっていく。
「不撓不屈たる我が剛弓。これを以ってすべてを薙ぎ払う!轟撃・弓張月!」
その叫びと共に、放たれたのは、たった一矢。
矢は、地面を削りながら、真っ直ぐと斬月とデューク。
2人が放った矢を、巻き込みながら、2人を、光の中へと消え去った。
「・・・本当、これがあいつらが相手じゃなくて良かったよ」
そうしながら、その手にあるシルヴィア・シースを再び戻す。
「貴虎相手だったら戦極ドライバーで変身している時に既に倒せるかどうか分からなかったし、凌馬だったら、もっととんでもない罠を仕掛けているからな。
何よりも、あの2人が揃った状態で、ここまで楽勝じゃないからな」
そうしながら、すぐにサクラハリケーンを呼び出す。
「とにかく、向かわないと、大変な事になるな」