「ぐっ」
ゼインへと向かう最中、レーキンは、とあるライダーと戦っていた。
レーキンは、そのライダーに対して、怒りを隠せずも、ゆっくりと立ち上がっていた。
「ここまで、他のライダーが戦ってきたが、まさか、俺の戦う相手がこいつとはな」
そうして、目の前にいるライダーを睨む。
そのライダーの姿は、ドライバー以外は全身が漆黒で染まっており、その名をレーキンは知っていた。
「まさか、メタルビルドが相手だとはな」
そう、ゆっくりとレーキンは構える。
「本当に最悪な奴を差し出してきたな。けどまぁ、メタルビルドを通してでも、ゼイン、お前に言いたい事があったしな」
その言葉と共にレーキンは立ち上がる。
眼前にいるメタルビルドは、未だに無傷な状態であったが、それでもレーキンは、立ち上がる。
「ゼイン、お前の正義はな、仮面ライダーの正義とは全然違うよ」
それと共に、レーキンは睨み付ける。
それは、メタルビルドを通して、ゼインへと響いたか、どうかは分からない。
「お前は、仮面ライダーの正義を何も分かっていない。誰かの笑顔の為に、愛する誰かの戦っている彼らの正義を、使い捨ての道具にしているお前を、俺は絶対に許さないだよ!」
そうしている間にも、メタルビルドの身体が変化する。
それは、先程までのメタルビルドから一変、左目が戦艦・右目が戦闘機を模した独自な物になっており、メタルビルドの強化形態であるファントムビルドへと変わっていた。
「・・・えっ、ここって、俺がパワーアップする場面じゃないのかよ!!」
そう言っている間にも、ファントムビルドは、その場から消える。
まるで、瞬間移動を思わせるスピードと、驚異的な力でレーキンが吹き飛ばされる。
「ぐっ」
身体に何度も衝撃を襲われながらも、レーキンは、そのまま後ろに下がる。
そして、そのまま、レンキンタマが弾かれ、その中にあるフィギュアが飛び出し、変身が解除される。
「ぐっ」
それは、レーキンにとって、あの時、初めて戦った時から、心の支えになった仮面ライダーのフュギュア。
偶然なのか、それは、仮面ライダービルド。
そして、そのまま、ファントムビルドが近づいていく。
「負けてたまるかよ、お前なんかに、俺は!」『キヒヒ、どうやら、ピンチのようだな』「この声は、メタなのか?」
それと共に、レーキンは首を傾げる。
それは、レーキンにとっては馴染み深い仲間の声。
『聞こえる!君がいなくなった後、急いで調べたんだけど』
「ルカなのか!それよりもこれは」
『まったく、奇妙な物だよ、まさか世界同士を繋げるような代物だとはな。しかもかなり古い奴だが「いや、説明は後で、お願い出来るか!俺、絶賛ピンチなんだけど」ちっ仕方ない。さっさと決めろよ』
その言葉と共にレーキンは、その手に巨大なレンキンダマを手にして、そのままレーキンドライバーに入れる。
『チョーレンキン!!マゼマクレー!マゼマクレー!』
「変身!」
そのまま、レーキンがレンキンドライバーを操作すると共に、掲げる。
『全ての起源!全てを生み出せ!超錬成!レーキン・オリジン!』
それと共に、レーキンは姿が大きく変わる。
その姿の名は、レーキン・オリジン。
レーキン、最強の姿だ。