単位不足により困り果てたチーム・バスカービル
の許に届けられたある一つのクエスト。
そのクエストを成功させると後の成績は最高ランクで
付けてくれると言う教務科の言葉に乗せられ
そのクエストを受けることに。
そして、指定の場所に行くとそこに
GⅢとかなめ、そして、いなくなったはずのシャーロックまであらわれて・・・
どうしてここにシャーロックがいるのか?
どうしてシャーロックの許に弟妹がいるのか?
そんな疑問を浮かべていると、シャーロックが
「さて、思うところもたくさんあるだろうが、今は時間が迫っている。
来てすぐで悪いんだが、早速こちらに来てくれたまえ。
説明は歩きながら簡潔にしていこう。」
そういってシャーロックは元きた方向に戻っていき、
がそれについていった。
「ちょっと、キンジ。どうして曾お爺さまが生きてて、しかも
若い状態でいるのよ!」
「俺にも分からん。けどまぁ、あいつが説明するって言ってんだ。
そのこともはなしてくれるだろ?
そういって、俺たちはシャーロック達の後を追うのだった。
????の廊下―――――――
「まさかとは思うがシャーロック、今回の任務はお前からなのか?
それに、金三「金三って呼ぶんじゃねぇ。」に
かなめはどうしてこんな所にいるんだ?」
俺は、ひとまず気になった疑問をシャーロックにぶつけてみた。
「いや、違うよ。僕は今回君たちの依頼人の協力者と言ったところかな?
そして、君は、いや君たちは、どうしていなくなったはずの僕が
この場にいるのか気になっているんじゃないかい?
その理由は至極単純だよ。僕が、いなくなる前の僕ではないという事だ。
それにしても未来の僕は、君たちの反応から見るにうまくやったみたいだね。
さて、君たちに会う前の僕という事は、この身に緋緋色金が宿っているというわけだ。
つまり、時空を渡れるというわけだ。
今回の依頼主は時空を渡っている時に出会った人物でね。名は茅場晶彦。
2022年の日本で天才ゲームプログラマーと言われている
彼からの依頼だよ。
内容はこうだ。
2022年の日本では、VRMMO型ゲームと呼ばれるフルダイブ型の、
まぁ、言ってしまえば、ゲームの中に痛み以外の感覚神経を放り込める
ゲームと思ってくれればいい。それが流行っていてね。
そんな中、彼が作ったゲーム『Sword Art Online』
通称『SAO』というゲームが何者かに乗っ取られてしまったらしいんだ。
今回はそれを助けに行って欲しい。
それから、GⅢ君とかなめ君がいる理由だが、聞いての通り
結構、科学技術等が現代よりも進んでいてね。
そこで、
協力を要請したわけだ。
こんな所で説明は終わりだが、何か質問は・・・・・・ありそうだね。
言ってみたまえ。」
「あぁ、じゃぁ、まず俺からだ。
一つ。金三、どうしてお前はシャーロックを襲おうとしない?
確か、シャーロックはおれの獲物だったとかいってなかったか?
二つ、どうして俺たちバスカービルだけでなく、ワトソンや、ジャンヌ、
さらには非戦闘員のリサまで呼んだんだ?
三つ、シャーロック、お前は今2022年といったな?
そこにお前はいけるだろう、だが、俺たちはどうやって運ぶんだ?
俺からはこれぐらいだ。」
「ふむ、では問1からお答えしようかな。
GⅢ君には、報酬として
含んだトマトを10年分、かなめ君にも同じく
含んだキャラメルを10年分支払うことを約束としたんだよ。
そしたら、二つ返事で了承してくれたよ。」
「あっさり軽いもんだな。え?KI☆N☆ZO☆U?」
それを聞いた俺はあんなに俺を殴ったり蹴ったりしてきたGⅢに満面の笑みで顔を
近づけると
「し、仕方ねぇだろ?ほら、それによ、ガチの未来の技術を目の当たりにできるんだぜ?
・・・・・・って兄貴!顔近い!いやっ、ガチで近すぎるって!ほんと!
オ、オイ、かなめ!お前も何とか言え!」
「え~、だってさぁ、お兄ちゃんが怒ってるのってぜ~ったいガリオンのことだよ?
別に殴ったり蹴ったりしてない私に助けろって言うのは非合理的だよ~、GⅢ。」
「そして問2だが、・・・」
シャーロックにもスルーされつつ
「単純な話だ。呼んだ方が面白いと僕がが思ったからだよ。
そして、問3についてだが、
それは今向かっている所に答えが待っているから少し我慢したまえ。
さて、他の君たちからは、質問は・・・無いようだね。
っと、ちょうど着いたようだ。遠山君、では問3の答えを言おう。
それが、これだ。」
そういって、廊下が終わった先にあった部屋の中にあったものは、十人は入れそうな青い半透明の
筒で上部には何かしらの波を出せそうな機械が付いている、ゲームとかによく出てきそうな
ワープシステムのそれだった。
「キーくん見て見て。SF系のゲームで定番のミッションに行く時とかに使いそうな
ワープシステムがあるよ。・・・あっ、理子分かっちゃった。
そして、ここにワープシステムがある。つまり、これは緋緋色金の力を使ったタイムマシンだよ!
キーくん。」
「その通りだ、理子君。これは我々イ・ウーの技術者、そして
が作ってくれたワープマシンなんだよ。動力源は緋緋色金によって生み出される
エネルギーにしたものだよ。」
「
つまり・・・!?『あれ』をおれ達に向かって撃つきなのか!?」
「その通りだよ、遠山君。アリア君は、あの時意識がないに等しい状態で撃ったから
デタラメな時間にパトラ君のピラミッドが飛ばされたが、『あれ』を僕は意図した時間に飛ばせるように
改良したのがこのワープマシンだよ。」
「
そういって、今まで空気と化していたジャンヌ達が言ってきた。
「ん?シャーロック、ジャンヌ達は『あれ』のことを知らないのか?」
「断片的にしか話してないからね。それに、その場にジャンヌ君たちはいなかったから、
知らないのも無理はない。」
「そうか。―――――――
ジャンヌ、『あれ』っていうのはな、『緋天・緋陽門』っていう
緋緋色金特有の時空を操る技の事だ。アリアは、対パトラ戦の時に無意識にだが
それを撃っているんだ。」
「そんな事ができるのか!?」
「緋緋色金にはまだたくさん謎が多いらしいからな。
そんなことができても不思議じゃない。」
ンッ、オッフォッン――――――
ん?なんだ?
「すまないが、説明はそれ位にしておいてくないか?
緋緋色金については色々知られたくない事が多くてね。
そして、早くあの筒の中に入ってくれないか?
こちらも忙しい身でね。タイミングを逃すと別の時間に
飛んでしまう恐れがあるんだ。」
「分かったよ。それじゃぁ、さっさとしてくれ。
っと、その前に帰りのワープはどうするんだ?」
「そこについては、気にしなくていい。
向こうにも同じ機材を用意している。
あとは、むこうで僕がエネルギーを入れれば作動するようにしてある。」
「わかった。それじゃ、頼むぞ。」
「分かったよ。それじゃぁ、皆、目を瞑ってくれたまえ。
・・・・・・GⅢ君、かなめ君、後で同じものが向こうにもあるから
今はそんなにもの珍しそうに眺めず、目を瞑ってくれないか?
・・・よし、それでは、肩の力を抜いて。
・・・・・・」
そして、俺たちは知らぬ間に気を失ってしまったのだった。
2022年9月6日、????―――――――
「ほら、起きたまえ。もう、着いたよ。」
そういわれて目が覚めたおれ達の目の前にはシャーロック、そして、
その横に白衣を着た男が立っていた。
まわりの光景は先程までいた研究所然とした場所ではなく、どこかの
キャンプハウスの家の中だった。俺の周りでは皆も同じく
目を覚ましたらしい。
「それでは、もう一度お話をしよう。
現在この時は2022年9月6日、時間は午後の3時で東京都某所に僕たちはいる。
ちょうど『SAO』の正式サービス開始の2か月前だ。
そのことを肝に銘じておいてくれたまえ。
そして、ここからは、この茅場君に説明してもらおうと思う。」
「初めまして、私が茅場晶彦だ。」
そう言いながら男は前に出てきた。
俺はシャーロックの知り合いという事で一応警戒しつつ、
茅場という男を観察してみた。
顔立ちは、線が細く、鋭角的。肉付きは健康なサラリーマンそのもの。
手に至っては、完璧にデスクワークに特化しているようにも見える。
やばいことには手を突っ込んでなさそうだ。
にしても、なんだか、透けて見えるな。なんだ?
「キンジ君、私の知り合い=危ない奴と思い込むのはやめてくれないかね。」
「アンタは、イ・ウーのトップだったんだ。その知り合いを警戒するのは
当たり前だ。」
「・・・・・・もう、いいかな。」
「あぁ、すまないね。茅場君。キンジ君、この話はまたいづれ。」
「あぁ、分かったよ。それじゃぁ、茅場さんすまない。話してくれ。」
「了解した。シャーロック君から聞いていると思うが私の開発した
ゲームが何者かに乗っ取られてしまってね。その何者かを見つけて
欲しいんだ。
ただ、それは2024年に起きることだから君たちには
ゲームの中から犯人を割り出して欲しいんだ。分かり次第、この部屋の左の扉の向こうにある
PCで連絡してくれ。
そして、正式サービス開始までの2か月なんだが、
この時代のゲーム、VRMMOに慣れてもらいたく、PCと同じ部屋に人数分のゲーム機、
そして、様々なソフトを用意しておいた。それで時間を潰してくれたまえ。
以上だ。」
そう言って、茅場の姿がいきなり消えた。
「今のは、SAOが乗っ取られた後の茅場君、つまり、2024年の茅場君と
リアルタイム電話をしてもらった。
もちろん、この2022年の茅場君はこの事件が起きるのを知らないからね。
それでは、皆、この部屋のせつめいだけさせてくれたまえ。
先程、茅場君も言っていた通り、左側の扉はゲーム部屋だ。
そして、前の部屋がキッチン&ダイニング、
右の部屋がこの時代の情報を集めれるPCと新聞類を置いている情報室。
ちなみに、ゲーム部屋のPCは茅場君へメールを送る機能しかついていないため
注意したまえ。
そして、後ろの扉がW.Cだ。ちなみに、この家の玄関は、キッチン&ダイニングの
部屋に窓と統一しているから、そこから買い物に行きたまえ。
それでは、これで解散とする・・・と言いたい所だが、これから個人個人
に話したいことがあるんだ。場所は情報室でするから、皆は入らないように
してくれたまえ。では、まず、キンジ君とGⅢ君、かなめ君からしようか。
ついてきたまえ。」
そう言ってシャーロックは、早々と情報室に足を運んで行った。
「それじゃぁ、キンちゃん。私は夕飯の支度をしにいくね。」
「キンジ、私はゲームというのをやってるわ。」
そう言いながらアリアが進んでいくと、
「うっう~、駄目だよアリア。一番乗りはリコリンなのだ~。」
そう言いながら、理子もアリアの後を追っていく。
「遠山、私とリサとワトソンは白雪の手伝いをしてくる。」
そう言ってジャンヌたちも去り、
「キンジさん、気を付けてください。」
そう言ってレキはゲーム部屋に行ってしまった。
残ったGⅢとかなめはというと、
「GⅢ、見て見て。ここにステルス機能付きの
小型ミサイルが付いてるよ。」
「おぉ、ホントだな。それにこっちには
追尾型のロケットアームまでついてやがる。」
さっき俺たちが使ったワープマシンを観察している。
ってか今、ミサイルっつう言葉が聞こえたが気のせいだよな。
ワープマシンに、んなもんつける必要性はないし。
「おい、早く行くぞ。」
そして、俺達はシャーロックのいる部屋に向かって行った。
「失礼するぞ、シャーロック。」
「あぁ、入ってきたまえ。
そして、そこに座ってくれたまえ。」
そう言ってシャーロックが示した椅子に座る。
「後がつっかえているから早く終わらせよう。
まず、君達にはこれを渡しておこう。」
そう言ってシャーロックは頭がすっぽり入りそうな黒いヘルメット
を渡してきた。
「これは?」
「それはナーブギアといってね、VRMMOをするための
ゲーム機だ。それを被った、うなじから神経の伝達を電気信号に
変えて脳に送り込む。
これに関しては、2022年の
茅場君に君のHSSを話すと面白がってね、ソレを見てみたい
という事で通常のナーブギアが耐えれる電気信号の速度を
100倍にしてある。君はそれでゲームに慣れてくれたまえ。」
「百倍か。それじゃぁ、兄貴のレガルメンテも可能だな。」
「アゴニザンテは無理かもねぇ。あれは、
死と隣合わせにならなきゃ駄目だし。
じゃぁ、できるのはノルマーレとベルセ、レガルメンテの三つだねぇ。
ってか、私の場合はある方がゲームをプレイする上で
邪魔になると思うんだけどなぁ。」
「お前ら呑気だな。
それより、シャーロック、ヒステリアモードの事を話したのか!?
それに、ヒステリアモードが必要になるSAOって
どんなゲームなんだ?」
「ナーブギアが脳からの信号を受け取ると聞いて、ついね。
そして、SAOについては一言では言い表せないから、気になるならこれを読んでおきたまえ。」
そう言ってシャーロックは俺達に雑誌を渡してきた。
「1人一冊ずつある。
そこにSAOについて色々書かれている。
それで納得してくれたまえ。」
「分かる情報は一般人と同じだけ・・・か。」
「茅場君曰く『一般人より詳しくなりすぎると
あまりよくない』とのことだ。」
「何がどう良くないんだ?」
「それは・・・・・・いや、やめておこう。
それでは、次にアリア君を呼んでくれたまえ。」
「おいっ、話を無理矢理終わらすな。
ってか、そっぽ向いて口笛吹いてるんじゃねぇ。
・・・・・・はぁ、まぁいい。また今度問いただす。
アリアでいいんだな?」
「あぁ、よろしく頼むよ。」
そういって、俺達はアリアを呼びに行くのだった。
二か月後――――――
2022年11月6日午後12時30分
「さて諸君、今日の午後1時から正式サービスが始まる訳だが、
準備は良いかな?」
シャーロックが俺たちにそう言ってきた。
この二か月間、俺とGⅢ、ワトソンはひたすらシューティング系のゲームを、
アリアとレキ、白雪、リサは動物の写真をゲーム内で撮るというゲームを、
ジャンヌとかなめはどちらもやっていたが、
ジャンヌはどちらかというと動物系、かなめはシューティング系の方を
多めにやっていた。
そして、一番のゲーム好きであろう理子なのだが、
こちらに来て一か月もしない内に全てのゲームを終わらせてしまい、
挙句の果てには、ソフトの仕組みを解析してしまい、情報室のPCから
別のハードのゲームのデータを取り込み、VRMMO化してしまう
始末である。
「あぁ、ある程度はな。」
「それは良かった。それじゃぁ諸君、ココに
僕があらゆる手を尽くして手に入れた
10個のソフトがある。
このソフトでプレイしてくれたまえ。
それでは、時間までナーブギアを被って
待機したまえ。後、2分で始まる。」
そう言われて俺たちは全員ナーブギアを被り、ベッドに横になった。
「それでは、武運を祈っているよ、
君たち。」
5
4
3
2
1
「「「「「「「「「「リンクスタート!!!!!!!!」」」」」」」」」」
目の前には大小様々な建物、そして、
次々ログインしてきたのであろうか、光とともに
人がその場に現れてきていて・・・・・・
俺はこれが本当にゲームの世界なのか思いながらその光景に見入ってしまっていた。
確かに、この2か月間フルダイブ型のゲームを散々やってきたが、
それらのゲームは決まった広さの部屋の中で動かし、ある程度進むと
壁にぶつかってしまうという何か物足りない感があった。
だが・・・これは違う!今までやってきたのと全く別物だと思えるくらいだ。
「ちょっと、何物思いにふけっているのよ、このバカキンジ!」
俺の名が呼ばれた事により我に返った俺が振り返った先にいたのは
8人の美女と1人の男だった。
前回に比べて文字数が大幅に増えてしまいました。
どうしても二つのプロローグでキンジ達をSAOに入れたかったので
こうなってしまいました。
そして、
シャーロックのセリフが説明口調でやるからどうしても長くなってしまう(悲)。
さて、次回からはSAOの世界に完全突入していきます。
無論、SAOのキャラも出てきます。
そして、これでプロローグが終わりになったから、
次からは
第1話として投稿したいと思います。
それでは、また次回に会いましょう。