シャーロックから伝えられた任務は未来の世界を救う事だった。
シャーロックに連れられて未来にキンジ達が着くとそこには
白衣の青年茅場晶彦が待っていた。
彼から依頼を聞いたキンジ達はその依頼を引き受け、SAOの世界に
フルダイブする
最後の方はちょっと読みづらいかもしれません
「ちょっと、何物思いにふけっているのよ、このバカキンジ!」
俺の名が呼ばれた事により我に返った俺が振り返った先にいたのは
8人の美女と1人の男だった。
・・・だったように・・・見えただけだった。
よくよく見ると美女の中に二人だけ中性的な顔つきの男が
混ざっていた。いわゆる、美少年ってやつだな。
初めから男に見えた奴はよくゲームのアバターの顔選択とかで
20番中15番とかそこら辺りに出てくる五十路のオッサンアバター顔
そのものだったからだ。
「お前、アリアか?」
「そうよ、よく分かったわね。」
さっき俺のことを呼んだのは金髪のツインテールの美女だ。
その容姿はこれでもかと言うほどのグラマラスな体型に、高い身長。
まるで現実世界の自分の気にしているものを排除しにかかった感じだった。
「アンタ、今すこし失礼なこと考えたでしょ!?
べ、別に、ゲームの中でくらい・・・なんて考えてないんだから!」
す、鋭い!
だがここで、はいそうです、と答えちまったら俺の負けだ。
「俺は別に何も言ってないぞ?」
「うるさいうるさいうるさい、ぜ~~~~ったいに考えてた。」
そう言いながら、アリアは両手を何もない背中に回し、何かを取り出そうとした。
「あ、あれ?・・・あっ!」
アリアが背中を見ようとして腰に備わる短剣を発見する。
あ~、現実では刀を背中に装備してたから、もう体に染み込んでんだな。
醜態をさらしたという事にお得意の高速赤面を繰り出してきたアリアに
「い、今のは仕方ないって。俺たち皆きっとそうだろうし。」
「そうだよアリア。だからほら、立ち上がって?」
俺が慰めると、はたからもう一人の美女、いや、可愛らしい少女が歩んでくる。
一体誰だろうか?
「グスンッ、そうね、ありがとう。白雪。」
俺には無しかい。ってか、えっ、白雪だと?
「お前、白雪なのか?」
そう少女に聞くと少し頬を赤らめながら
「そうだよ、キンちゃん。ど、どうかな?」
「どうかなって・・・うん、カワイイ思うぞ?」
「は、はひぃ、キンちゃんが、カワイイって言ってくれた。カワイイって、カワイイって・・・」
なんか白雪がヤバい感じになってきてるな。
それにしても、周りの皆も誰が誰だか分からんな、これじゃ。
仕方ない
「誰が誰かわからないから今から名前を呼んでいく。呼ばれたら返事してくれ。
理子。」
「応」
ん、なんか低い男の声が聞こえたな。理子は女だしそんな声は変声術を使わない限り無理だ。
「理子」
「応」
「峰 理子」
「応・・・、ってかヒドいよキーくん!さっきから返事してるのに!」
そう言って五十路のオッサンが俺に抱き付いてきた。
「やめろ、暑苦しい。」
そう言うと素直に離れてくれた。
「ふっふ~、どうだキーくん!
この筋肉ムキムキオッサンに抱かれた感想は!
素晴らしい体験だっただろう!」
「あぁ、確かにいい経験になったよ。
現実では味わいたくないものだったからな。
それにしても、どうして男を選んだんだ?」
「だってキーくん!
ここゲームの中だよ?
それにこんなゲームなんだから現実ではできない事をやってみたいじゃないか!」
そんな理由だったのか。ん、待てよ。
それじゃぁ、GⅢと自称男のワトソンくんちゃんは・・・
「お前ら、GⅢにワトソンか?」
はじめに見た時に女に見間違えた美少年二人に言ってみると、案の定
「あぁ、そうだぜ。兄貴の驚く顔を見てみたくてちょっと
女っぽく見えるアバターをつくってみたぜ。」
「そうだよ、トオヤマ。どうせ君のことだ。
僕を女と見ていたんだろ。」
・・・マジかよ
俺はてっきりGⅢが五十路オッサンと思っていたぜ。
さてと、それじゃぁ
顔は少し違うが、現実と同じヘアカラー、容姿のこの三人が
「それでお前たちが、レキ、ジャンヌ、リサか?」
「はい。」「やっと呼んでくれたか、遠山。」「リサでございます。ご主人さま。」
うん、当たりだ。
「どうしてお前たちは他の皆みたいにアバターを現実と違う形にしなかったんだ?」
「現実と同じ感覚でいれるので。」
「よく見ろ、少し身長を小さくしてあるじゃないか。」
「ご主人さまにすぐに見つけていただけるようにと。」
三者三様の意見が返ってきた。
そういうわけか。
つまり、残ったこのピンクボブカット少女が
「かなめ?」
「そうだよお兄ちゃん。
どうして妹の名前を最初に呼んでくれないかな~。
がっかりだよ~。」
ま、マズい。顔に影が射してるこのまま放置しておくと何をしでかすか分からん。
ここは
「ち、違う!逆だ逆。
かなめだってすぐに分かったからまず、分からないアバターから聞いていったんだ。」
「ほんとかな~。」
「ほんとだって。」
な、何か、
・・・そうだ!
「そ、そういやお前らのアバターネームは何なんだ?
ちなみに、おれはキンジにしたんだが。」
「アリア・ホームズよ。」
「白雪だよ。キンちゃん。」
「理子はキング理子だよ!
っちょ、冷たい目を向けないでキーくん。
理子泣いちゃうよ~。」
「レキです。」
「私はジャンヌ・ダルクだ。」
「ワトソンだよ。」
「リサ・アヴェ・デュ・アンクでございます。」
「かなめだよ~」
「GⅢ以外にあり得るわけないだろ?
兄貴?」
なんだ皆考えることは同じか。
「よ~し、それじゃぁみんな、これからどうする?
簡単な装備を買ってから狩りに行ってみるか?」
「そうね、そうしましょ。」
「キーくん、わ~かってる~。
狩りはしなきゃねぇ。」
「キンちゃんがそう言うなら。」
「・・・(コクッ)」
「ゲームの中で剣を振るのが現実とどう違うのか・・・
ふふふっ、楽しみだな。」
「ジャンヌ、顔が怖いよ。
トオヤマ、僕は賛成だよ。」
「あぁ、お兄ちゃんさっきから話すり替えてる~。
ずるい~。でも、狩りに行くのは賛成だよ~。
武器屋に何か新しい形の武器とか無いかな~。ね、GⅢ。」
「あぁ、あったらいいな。そういう武器が。」
うん、満場一致だな。それじゃぁ、行くとしますか。
はじまりの街から少し出た所にある草原 2022年11月6日PM2:00――――――
「フッ、テリャ、オリャーッ」
――――パリーン
小気味良いポリゴンの破裂音と共に俺は青いイノシシ『フレンジーボア』を倒し切る。
なんかこう、ただ単に剣をモンスターに振るだけのゲームなのか?
武偵なんかやってると剣を振るのは日常茶飯事だからかな、おぉぉ、てなる程の躍動感ってのがあまり湧かない。
まわりの皆はどうなのかな?
そう思って周りを見渡すと、
アリアは現実と同じように長さが同程度の曲刀で二刀流っができなかった
片手用直剣で戦っている。
理子は「狩りをするなら重いのドカンだよ。」とか言って選んだ大剣で戦ってるけど
あれは大剣を振るんじゃなくて、大剣に振らされてる感があるな。
レキはそれしか使えないんだろうな。ドラグノフの銃剣みたいに槍で戦っている。
白雪とかなめは曲刀で、ジャンヌは大剣、リサは片手用直剣+楯、ワトソンも片手用直剣だがこちらは楯無し、
おれはワトソンと同じく片手用直剣の楯無し。
問題は今まで素手で戦った所しか見てないGⅢだが、
奴は短剣の柄をつばの所で引っかかるように拳の人差指と中指で挟んで、
あろうことか、モンスターに殴りかかりに行ってる。
もちろん片手だけだが。
我が弟ながらなんつぅ無茶をしてるんだ、全く。
それにしても、皆も俺と同じくこの戦い方に飽きてきたみたいだな。
「ちょっとキンジ、あんた何か面白い戦い方とかないの!」
ほら、早速アリアが無茶を言ってきた。
何だよ面白い戦い方って。
「剣を頭に紐で括り付けてイノシシに突っ込むとかか?」
我ながら中々のことを言ったと思ったのだがアリアの気に障ったらしく
「ふ・ざ・け・る・な・ぁ!」
剣を振りかざしてくる。え、俺切られんの?
そう思った瞬間――――――
アリアの剣に光が宿った。
「ふぇ?」
そして光が凝縮しきると、アリアはまっすぐ突っ込んでいった。
先には何やらレクチャーしている男二人組がいる。
「きゃぁ~~~、っミュッ!」
「「へっ?・・・おわぁ!」
アリアは男二人にぶつかって止まる。
男たちは覆いかぶさるように赤髪が下、黒髪が上でコケる。
ついでに勢いを上手く制御できずにアリアも黒髪の上に乗っかるようにコケた。
・・・何やってんの?
「おいおい、マジかよぉ。」
「すまない、クライン。おいあんた、大丈夫か?」
「キュ~~。」
アリア延びてるし。
「す、すみません。大丈夫ですか?」
そう言いながら俺はアリア達の許に行く。
皆も音に気付いたのか集まってくる。
「あ、あぁ、大丈夫だ。問題ない。
それよりこの子はどうして俺たちに突っ込んできたんだ?」
「それが、俺たち狩りをやってて、飽きてきたその子が無茶振りを俺にしてきたから、
それに答えたら、気にくわなかったらしく剣を振りかざしたらいきなり剣が光って
その後は・・・。」
「いきなり剣が光った?
当たり前じゃないか。ソードスキルなんだから?」
「ソードスキル?」
「知らないのか?」
「あぁ。」
「ちょうど今からこいつに教える所なんだが、一緒に聞くか?」
「そちらが良ければご一緒したい。
こんな大所帯でもいいか?」
「大所帯?おわっ。」
黒髪男は今まで後ろの皆に気づいてなかったのか、この人数に驚いてる。
「ま、まぁ、教えるくらいだったらいけるか・・・な。」
「ありがとう。そういや自己紹介がまだだったな。キンジだ。」
途中から回復していたアリアが、
「アリア・ホームズよ。」 「キング理子というんじゃ。何、理子と呼んでくれても構わん。」
「白雪です。」 「レキです。」
「ジャンヌ・ダルクだ。」 「リサ・アヴェ・デュ・アンクと申します。」
「僕はワトソンだ。」 「かなめっていいます。」
「
こちら側の紹介が終わると、
「俺は、キリトだ。」
「俺はクラインってんだ。よろしくな。」
互いの自己紹介が終わると
キリトの講義に入っていった。
はじまりの街から少し出た所にある草原 2022年11月6日PM5:20―――――――
俺たちはキリトの講義を聞いた後、キリトとクラインを含めた12人で狩りをしていた。
「にしても、驚いたな。キンジ達がソードスキルも使わずにモンスターに勝てるなんて。
リアルでは一体どんな「クライン、リアルのことは聞いちゃだめだぞ。」
っとぉ、そうだったなキリト。いや、キンジすまねぇな。」
「いや、気にしなくてもいいぞ。
こちらこそすまないな、キリト。
せっかく教えてもらったのにうちの奴らときたら・・・」
うちの女子どもはソードスキルがなんなのか分かってからは、
自分の動きを阻害されたくないとかなんとか言ってソードスキルを使わなくなった。
現状、使っているのは俺、リサ、白雪、あと本当の時たまに理子ってところか。
「あぁ、それこそ気にしなくてもいいぞ。
人それぞれの戦い方があるからな。
そろそろ5時半になるが皆はどうするんだ?」
「俺たちはまだもう少しだけするかな。
キリトたちは?」
「俺ももう少し狩るかな。」
「悪いが俺は落ちさせてもらうわ。
5時半にピザが来るんだ。だから、その後もよかったら一緒にしてくれねぇか?
一緒にゲームを買った仲間達もお前らに紹介したいんだ。」
クラインの知り合いなら、きっと気さくな人達なんだろうな。
けど、俺は、俺達は、過去から事件を回避するために来たんだ。
むやみに未来に知り合いを作っておくと後々まずいことになっても困るし、
ここは、クラインには悪いが
「悪い、俺達もこれから会う約束の奴がいるんだ。
だから、今度会ったときにお互い紹介しようぜ。」
「おう、わかった。キリトは?」
「え・・・う~ん。・・・そうだなぁ・・・。」
口籠っていて、なかなか答えが出せないでいる。
「いや、もちろん無理にとは言わねぇよ。そのうち、紹介する機会もあるだろうしな。」
「・・・あぁ、悪いな。ありがとう。」
「おいおい、礼言うのはこっちのほうだぜ!おめぇのおかげですっげぇ助かったよ、
この礼はそのうちちゃんとすっからな、精神的に。もちろん、キンジにもだぜ。」
そう言ってクラインはもう一度時計を見てから、
「・・・そんじゃ、おりゃここで一度落ちるわ。マジ、サンキューな、キリト、キンジ。
これからも宜しくたのむぜ。」
「こっちこそ、宜しく頼むよ。」
「何か分からないことがあったら連絡してくれ。」
「おう、じゃぁな。」
そういってクラインはメインメニューを開け、ログアウトしようとした。
「・・・あれ、なんだこりゃ、ログアウトボタンがねぇ。」
・・・なに?
そんなはずはない。ログアウトボタンはメインメニューの下部についているってシャーロックも
確かに言っていた。それに異変が起こるのは第75層とも言っていた。
「キンジ、私たちにもログアウトボタンが無いわ。」
後ろからアリア達が異変に気づき、俺たちの許にやってきた。
「じゃぁ、なにか?正式オープン初日のバグみたいなもんか?」
「ううん、そんな感じじゃない気がする。
これは、少し危険な感じもするわ。」
感じか・・・
こいつのカンはよく当たるからな。
「うぇぇ、きっとこれはバグだぜ。
今頃GMコールで運営は大泣きだぜ。」
「いや、クラインこいつのカンはよく当たる。
それも高確率でな。」
そんな時だった。いきなり皆の体が光に包まれて、インしたときにいた
はじまりの街の大広間に強制転移させられた。
まわりを見ると他の皆も転移させられたようで、どこか焦っている。
特にアリアに至っては、
「ちょっと、何なのよ一体。私たちにはやらなきゃいけないことがあるっていうのに
こんな所に呼び出してなんなのよ。」
かなりご執心で悪目立ちしている。これ、ログインしている奴ら全員いるんじゃないか?
もしそうなら、一緒に行動する俺達まで目立っては困る。
「おい、アリア。少し落ち着け。ここに、たぶんだが
今ログインしている奴ら全員が集められてる。
何か事が起きるまで待ってみよう。」
「わかったわよ。」
よし、これでひとまずは安心だ。これで今後の活動にも支障が
出ないはずだ。
――――――おい、なんだよあれ。
どこからか声が聞こえてきて俺達も空を見上げると
赤く点滅するのがみえ、みるみるうちに広がっていった。
そして、そこからフード付きマントの何者かが出てきて、こう言った。
「プレイヤーの諸君、私の世界へようこそ。」
まず、投稿が遅くなってすみません。
学校はじまったし、受験生で勉強もしなきゃだしで、こうなりました。
そして、感想でGⅢ達のライフリミットについて聞かれたときに
次話に書きますと返事したのにも関わらず書けなくてごめんなさい。
思ったよりも字が多くなってここで切りました。
さて、次話ですが、今度も遅くなるかもしれません。
いや、今回以上になるかも・・・
頭の中はGGOまで行ってるのに・・・
それでもいいよと言って下さる方々今後ともよろしくです。
それでは、ここらへんで。