クワトイネ公国海軍
「艦長!本国から魔伝で本国から命令が出ました」
「なんと言っている?」
「臨検を実施せよ…とのことです」
「っ!本国は交渉する気なのか…しょうがない…臨検を実施する!臨検隊は甲板に集合!」
クワトイネ公国海軍指揮官は臨検隊を甲板に呼んだは良いもののネガティブになっていた、しかしそれはしょうがないことであったこの世界の中でも文明圏外に位置するクワトイネ公国の人々が現代の軍艦の中でも大きい船である空母を普通は生涯で見ることはないのだから
第三艦隊旗艦出雲
「艦長、前方の帆船の中で一番大きい船の甲板に人が集まってます」
「なんだ…?乗り込んでくる気か?」
艦長が戦闘が始まる可能性を考えたときクワトイネ公国海軍側から声が聞こえた
「これより臨検を実施する!!」
艦長は争いごとは避けるため臨検を実施することを許可し無線で艦内に放送を行った
「クワトイネ公国の臨検を許可する、だが艦内は警戒態勢に移れ」
こうして日本とクワトイネ公国の初の接触が始まった
クワトイネ公国海軍の臨検隊は小型船に乗り移り出雲の下にたどり着いた
「艦長、どうやって甲板まで上げましょうか」
「非常用階段を下げてやれ」
「了解しました!」
こうして甲板では非常用階段を下ろす作業が始まった
「大村外交官、私達も行きましょう」
命令から数分後艦長と外交官と数人の自衛官が艦橋を降り甲板についたときにはもうすでにクワトイネ公国の臨検隊は上がってきていた
「言葉は通じますかね…」
大村が心配そうに尋ねるが艦長は難しい顔でクワトイネ公国臨検隊を見つめていた、そしてクワトイネ公国臨検隊の司令官らしき人物の前にくると日本側よりクワトイネ側が先に口を開いた
「私はクワトイネ公国海軍臨検隊の指揮官である」
護衛を含む日本側は驚いた、異世界語でもなく英語でもなくまさか日本語を喋るなんて思ってもいなかったからだ大村はすぐに名刺を取り出してクワトイネ公国臨検隊司令官に渡したクワトイネ側はなんだこの紙と思ったものの重要そうなものだったので受け取った
「私は日本国外交官の大村吉太郎です、貴国との国交開設と謝罪のために参りました」
クワトイネ公国側は聞いたことのない国名を聞きすこし懐疑に思い質問をした
「日本国…?聞いたことがないな…そして謝罪とはなんのことか?」
「我々日本国は…こことは違う世界から転移してきたのですよ…」
クワトイネ公国側は一瞬驚いた顔をしてゆっくり口を開いた
「なるほど…そういうことであったか…」
「疑わないんですか…?」
いとも容易く異世界転移を認めたことに大村は驚いていた、普通の人間なら疑うからだ
「日本国の外交官よ、国交開設ならば今本国に問い合わせてみるから少し待ってほしい」
「分かりました」
クワトイネ公国海軍指揮官は部下の一人に魔伝で本国に連絡をするよう命令した
10分後
部下の一人が出雲甲板に戻ってきてクワトイネ公国指揮官に耳打ちをする
「なるほど、分かった…日本国外交官よ本国に許可が取れた案内する着いてきてくれ」
「感謝します」
クワトイネ公国海軍はゆっくり進み出し日本国第三艦隊もそれに続いた