直後に響き渡る声の主は……
前回に響き渡る声に誰もがどこからしたのかを探す前に椛の前に降り立ったのは……ツインテールの天狗の女の子だった。
女「って文ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?なんで私を最初に出した!?そこはあんたが最初に椛の前に出るもんじゃないの!?」
文「そっちの方が面白そうでしょ」
思わず叫ぶ少女のに文は笑って出て来る。
椛「……文様のバカ」
文「あややや!機嫌直してくださいよ椛」
拗ねる椛に文は機嫌治しに出る。
鬼矢「おーい、こっち忘れてないか?」
惚け話になりそうなので修正の為に呼びかける鬼矢にこれは失敬と文は謝罪する。
魔理沙「えっと文。誰なんだぜそいつ」
文「ああ、この子ははたて。よく引きこもってばかりいる子でして…」
少女→はたて「引き籠ってばかりって最近は外出してるわよ私!
文句を言うはたてにだってね……と椛に同意を求める文に求められた本人も頷く。
文「外出しても人とほとんど会ってないじゃないですか」
椛「ですね。写真を撮るくらいですよね」
や~め~て~~!!と言い返したは良いが赤裸々に明かされるのは辛かったのかはたては顔を真っ赤にする。
鬼矢「…で、そんな引きこもりがなんで俺たちに?見るからに自分の意思で来たわけじゃなさそうだが」
そうなんですよね……と文は腕を組んで困った顔をする。
文「上から力を手に入れたからには弾幕ごっこをさせなさいと指示されたんですよね。けど本人は乗り気じゃないので無理やり」
はたて「だって面倒じゃない。わざわざ外に出るなんて」
ぶーたれるはたてにはいはいと返してから文は鬼矢を見る。
文「ここからは私とはたてが相手をいたしましょう」
魔理沙「そっちも二人ならこっちも二人の方が良いか?」
勿論良いですよと魔理沙のに文はそう返す。
はたて「誰でもかかってきなさい!」
椛「はたてさん、油断しているとすぐぴちゅりますよ」
大声で言うはたてに椛は注意する。
はたて「虚勢張ってるのよ!分かれ!!」
鬼矢「あーってことでこっちからは俺と蓮子がでることになった」
蓮子「まあよろしくね;」
うがーと叫んだはたては名乗り上げた鬼矢と蓮子に固まる。
はたて「ワッツ!?」
蓮子「なんかじゃんけんで決めたらこのコンビになっちゃって」
メリー「変わったコンビになったわよね」
叫ぶはたてに蓮子はそう返し、メリーも困った顔をする。
はたて「すぐに降参したいです。ダメ?」
文「ダメです。ちゃんと戦わないと叱られますよ?」
無理げー過ぎる!!と叫びながらある物を取り出す。
それは緑色のUSB型のアイテムであった。
鬼矢「ガイアメモリか。緑色ってことはサイクロン辺りか?」
サイクロン!!
見て察する鬼矢のを肯定する様に音声が鳴り響いた後にはたては腕に差し込むと風に包まれる。
風が吹き飛ぶと緑色のインナースーツに腕と脚にサイクロンドーパントを模したアーマーを付けて白色のマフラーを靡かせたはたてが現れる。
文「では、私もはたてに合わせて今回はこっちを使いますか」
ナスカ!
それを見て文は色が違う別のガイアメモリを取り出して差し込むとその姿を青色のインナースーツに腕と脚にナスカドーパントを模したアーマーを付けて銀色のマフラーを靡かせた姿となる。
鬼矢「文のはナスカか。ふむ、なら俺も今回はドーパントで行くか」
それに鬼矢は2人のを見てその姿を固さとパワー重視で考えてメタルドーパントになる。
蓮子「それじゃあ私も!」
ディメンション!
そして蓮子もディメンションメモリを取り出して自分に挿入する。
その後に黒・白・灰色の無彩色を基調とし、胸元を大きく開いたディーラー服の様なのに短パンを履いたのを纏った姿となる。
特訓をしている内に会得した怪人少女形態だ。
はたて「……もうホントオーバーキルです。帰りたいです先生」
文「…せめて善戦しましょう」
涙がダバダバ出てるはたてに文は疲れた顔で返した後にスペルカードを構える。
文「古代剣【ナスカブレード】」
宣言と共にその手にナスカブレードが現れ、文はナスカブレードの樋を撫でる。
文「いきますよ…はぁッ!」
その言葉と共に一瞬姿が消えた後に周囲から斬撃型弾幕が飛んで来る。
メタルD「うおっ!?」
蓮子「うわっと!?」
向かって来たのをメタルドーパントはロッドで防いだりし、蓮子はディメンションの能力を使いながら避けて行く。
文「斬撃だけに目が向いているとこっちを疎かにしますよ!」
続けざまに文は通常弾幕を放つ。
はたて「こっちも行くわよ…!」
やけくそ気味にはたては風を操るとメタルドーパントを竜巻に閉じ込める。
メタルP「おぉ、なかなかの竜巻だな」
その竜巻にメタルドーパントは感嘆した後にロッドを構え……
メタルP「はぁッ!!」
気合の咆哮で振るわれた一閃が竜巻を両断して打ち消す。
はたて「一刀両断…!?」
文「あややー;凄いですねこれは」
2人が驚いている間にメタルドーパントはエネルギーをロッドに収束させる。
メタルP「天狗らしく、空高く飛んでいきな…」
その言葉の後にスペルカードとして放つ。
メタルP「鋼打【メタルホームラン】!」
高速回転しながらはたてに接近、慌てるはたては避けれず……
メタルP「ぶっとべぇ!」
はたて「きゃ、きゃあああああああ!?」
直撃を受けると共に空の彼方へと飛んで行き……
キラーン☆
星になると共に幻影と思われる笑顔のはたてが見えた。
文「は、はたてぇえええ!?」
メタルP「おー、綺麗に飛んでったな」
これには文は絶叫し、メタルドーパントがそう呟く中で霊夢達の隣にスキマが現れると……はたてが落ちて出て来る。
はたて「(ガタガタガタガタガガタガタガタガタガタガタガタ)」
魔理沙「凄い…震えているな」
メリー「そ、そうね;」
白目剥いて高速で震えているはたてに怖かったんだなと同情した。
蓮子「これは…やり過ぎましたかな?」
文「いやー、飛ばされるだけまだマシだったと思いますよ。ライダーキックとか受けるよりは…」
弾幕を展開しながら唸る蓮子に避けながら文はそう返す。
文「ではこっちも勝負決めてしまいましょうか蓮子さん」
蓮子「天狗らしくスピード決着ってこと?」
問いに返す様に文はスペルカードを宣言する。
文「古代疾風【古の風神少女】!」
次の瞬間には文の姿がブレる様に消え、後に弾幕が展開されて蓮子へと襲い掛かる。
蓮子「うわとととと!?」
次々と放たれる弾幕に蓮子は能力を駆使してよけ続ける。
メタルD「こりゃ凄い速さだな…」
ナスカのも合わさって速いなとメタルDはこっちに飛んでこないので観戦しながら呟く。
蓮子「うわっと…これじゃあ時間も止められない!」
文「あなたの能力は厄介ですからね。このまま能力使わせないまま決めさせてもらいます!」
ギリギリ避けれる程度には弾幕の間が空いてるが弾速が速いのもあって能力を使う際の集中力が取れないのに焦る蓮子に早い動きで周りから聞こえる文の声がそう言う。
蓮子「どうすれば…」
このスペルカードの攻略をどうするか蓮子は避けながら考える。
蓮子「……よし、あれを試してみよう!」
その言葉と共に何をする気かと文は決めようとさらに早く動こうとする。
蓮子「…はぁッ!」
気合の咆哮と共に周りの動きが遅くなる。
蓮子「(成功した!止めるんじゃなくて遅くする使い方!)」
これで!!と動きが遅くなった文へと狙いを定めてスペルカードを発動する。
蓮子「次元【ディメンションボム】!」
宣言と共に複数のボム型弾幕が文の周囲に展開され……
ボボン!!ボボボボン!!
文「あやややや!?」
爆発すると同時に動きが普通になり、文は爆発して発生した弾幕に飲み込まれる。
魔理沙「な、なんだぜ?今のは…」
メタルD「おお、蓮子のやつ。スロウを使えるようになったのか」
感嘆するメタルDにどういう事と椛を含めて視線が集まる。
メタルD「今までの蓮子がディメンションで出来たのは時間停止だけだったが今やったのは遅くする能力、スロウだ。これで文の動きを遅くしてその隙に弾幕を展開して決めたって所だな」
説明を聞いて誰もが凄いと言葉を漏らす。
一方で蓮子はふへーと息を吐いて、尻餅を付く。
蓮子「せ、成功するか不安だったけど良かった…」
汗を拭う蓮子にいやはやと起き上がった文が近寄る。
文「止められるとは思っていましたがまさか遅くされるとは驚きましたよ」
蓮子「あはは、ホントに出来たのが幸いだったわ」
苦笑する蓮子に良くやったよと戻った鬼矢がそう言う。
魔理沙「蓮子、新技凄かったぜ!」
メリー「練習の結果できて良かったわね蓮子」
次々に褒められて照れた蓮子に文たちを見る。
蓮子「で私達勝ったんだけどこれで山を案内してもらえるのかな?」
文「ええ、勿論良いですよ」
椛「あ、私ははたて様の看病をしますね」
今もこのままですし……と震えまくってるはたてを見ながらそう言う。
霊夢『あの、一人で大丈夫ですか?』
椛「大丈夫ですよ。近くに知り合いも居ますので」
心配する霊夢に椛は笑って返し、知り合いと言うのに彼女ですねと文も納得する。
椛「ですので皆さんはそのまま文さんの案内で進んでください」
チルノ「そっか。分かった!」
私はこれでとはたてを抱えて椛は飛んで行く。
それを見送ってから文は鬼矢達を見る。
文「さてではまずは秋姉妹のところに皆さんを案内します」
そう言って飛ぶ文に鬼矢達も続く。
まずは天狗のを潜り抜けた鬼矢達。
文の言う秋姉妹とは……
文「次回は【未来怪人の秋姉妹!】ですよ~」