友達の様子がおかしい   作:瓦版

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アクドル

ここは、魔苦針ドーム。今、大勢の悪魔が光で照らされているステージに注目する。そして、音楽が鳴り始めると歓声が大きくなっていく。観客のボルテージが最高に高まる。光が一か所に集まりこの会場の主役登場。

 

「会場のみんな!!中継を見てるみんな!!おまたせ!!みんなのアクドル くろむだよ!!今日もライブを楽しんでいってね!!」

「「「おオオ!!くろむちゃーん!!」」」

 

彼女ような職業をアクドルと言う。日々のストレスなどから膨れる悪を取ってくれる存在。この職業は、現在の魔界になくてはならない職業と言われている。クラスメイトのリード達から勧められたイルマは、少し興味を抱くのだった。一方、魔苦針ドームの控え室。アクドル くろむの正体ことクロケル・ケロリは、次の出番まで休憩していた。普段の学校生活では、大人しい彼女がなぜアクドルをやっているのかと言うと、皆に注目されるからである。幼少期より兄弟ほどの結果が出せないため母親に褒めてもらうことがなかった。そんな彼女がアクドルに出会い変わった。元々の可愛さを武器にいろんな悪魔が見てくれる。皆が認めくれる。だが、そんな彼女には、ライバルが現れる。それは、。

 

「むうぅ。鈴木入間。新聞一面に載せてもらえてるなんて。毎回目立って注目の的じゃない。悔しい!」

 

そうイルマの存在である。彼は、常に話題の中心。対してアクドルで人気のケロリも新聞一面はなく、それどころかほとんど端っこである。嫉妬の炎もとい氷を控え室に広げる。その後呼びに来たマネージャーに怒られた。そして、会場に戻るケロリ。すると、V・I・P席に見知った顔が。イルマ達である。その後、控え室にイルマだけ呼びつけて事情を聴いた。イルマ達は、放送師団からV・I・Pチケットを譲ってもらったということだった。その人気者エピソードに更に嫉妬するケロリ。人気者なろうと努力するケロリと人気になりたくないのに注目されるイルマ。二人の考えが合うはずがない。ここで問題発生、ケロリが嫉妬で熱を出し倒れた。マネージャーは、中止を余儀なく選択する。だが、イルマ達が代わりに前座として出ると言い出す。

 

「あなたたち!わかってるの!?これは、遊びじゃないのよ。会場のお客さんは、くろむを見に来ているのよ。下手な素人だすわけにいくわけないでしょ。せめて素人感を許せるくらいの可愛さが必要よ。」

「なら、二人。かわいくきれいにしようか。」

「「ゴクッ。」」

 

そして、見事にかわいくきれいになったイルマ、アスモデウス。いざ会場に移動する際に、イルマは、ある人物電話する。

 

「あ、もしもし。イルマだよ。今何処かな。うん、うん、了解大丈夫だね。お願い。」

「イルマ様。どなたに電話を?」

「ちょっと頼れる助っ人をね。」

「助っ人?」

「そろそろ来るはず。「おい!これは、どういうことだイルマ。なんで、魔苦針ドームに。」」

「「「「!?」」」」

「来てくれたね。ゲン君。」

 

入間が呼んだ助っ人 フレアハートだった。

 

「なんでお前とアスモデウスが女装してんだ。」

「それよりフレアハート。貴様どこから入ってきた。」

「ああ?後で話す。」

「無茶苦茶なやつだ。」

「それで呼んだわけを言えイルマ。」

「ゲン君。前にリズム系ゲームで満点取ったよね。」

「満点!?」「すごい!!」

「確かに記録したが。まさか、やるのか!?ここで!?」

「うん。お願い。力を貸してくれないかな。」

「私からも頼む。」「お願いゲンゲン。」「「私たちからもお願い。」」

「っ。はあ。わかった。やってやるよ。」

「!ありがとうゲン君!」

 

会場入りするイルマ達。それから数時間後ケロリが、目を覚ました。そして、マネージャーと一緒にステージの様子を見た。そこには、イルマ達が素人なりのパフォーマンスをしていた。

 

「うおお!!イルミちゃんかわいい!!」

「炎だす子もいいよ!!」

「なんだあの子!!」

「何者だあの覆面DJ!!すげえテクニックだ!!」

 

ケロリは、改めてイルマの魅力に気付かされた。そんなイルマたちの姿に勇気の出たケロリいやくろむは、ステージに舞い戻る。その日のライブは、とても盛り上がり大盛況に終わる。次の日には、話題は、昨日ライブである。そして、やはり中心は、イルマに持っていかれるケロリであった。その放課後、ゲンは、新聞を読みながら使い魔であるクマの上で横なって日向ぼっこしていた。そこにお客さんの影が。

 

「フレアハートくん。ちょっと良いかな?」

「ん?なんだ天下のアクドルさんが何か用か。」

「それは、言わないでください!!」

「わかったわかった。もう言わん。それで、なんだ。」

「あの……その。私のライブに今後参加してくれませんか。」

「無理だ。」

「ええー!?なんでダメなんですか!!」

「俺は、別のことで忙しい。」

「別のことですか?まさか、イルマ君関係ですか。」

「!察しが良いね。まあ大きく言えばな。」

「(またしてもイルマめ!!) 」

 

またイルマに嫉妬するケロリ。

 

「じゃあもう一緒にライブできないんですね。」

「まあそうだな。」

「そうですか残念です。すみません邪魔して。失礼します。」

 

落ち込んでその場を去るケロリ。その姿を見たゲンは、ため息して口を開く。

 

「ちっ。ケロリ!ちょっと良いか。」

「な、なんですか。」

「確かに俺一人では、無理だ。」

「そうですか。「でも」!」

「イルマが参加できる時だけ手伝ってやるよ。」

「それって。」

「いっしょにやってやるよ。ライブ。」

「っ!。ありがとう!!約束だよ!!」

 

そうして嬉しそうに駆けていくケロリ。残ったゲンは、使い魔に呟く。

 

「はあ。おれもあまりイルマのこと言えないな。なあ大福。」

「わふっ」

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