友達の様子がおかしい 作:瓦版
それぞれが「収穫祭」に向けて特訓に入る。それぞれが、特訓に明け暮れている中ゲンは、隠れ鬼ごっこをしていた。周りからすれば問題児クラスの奴が何かおかしなことをしていると思っていた。当の本人は、ペアのプルソンと少しでも距離を縮めようと思っている。
「はい!みーつけた!」
「!?」
「さてどうする?このままずっとかくれんぼするかい。」
「……もう良いよ。疲れた。」
すると、空間が歪みプルソンが現れる。そして、始めて会話をする。
「改めてよろしくプルソン。ゲン・フレアハートだ。」
「ソイで良いよ。家族みんなそう呼んでるし。」
「そうか。なら、ソイ。お前、今回の収穫祭は、参加するの?」
「……。どういう意味?」
「いや、目立たないようにする信条のお前の事だ。すぐリタイアを選ぶんかなあってね。」
「最初は、マジでそうしようと思った。どうせ一人で挑むことになりそうだったし。けど、君が余ることで変わった。」
「おれが?」
「カルエゴの野郎に勝手に決められた時は、マジでふざけんなって思った。」
「ま、だろうな。」
「けど、君と組めるなら別かな。君の実力は、イルマくんの影に隠れているけどぶっちゃけ化け物だしな。タッグ組めたら目立たずにランク上げられそうだしね。」
「そうかい。それが聞けて良かった。早速だけど、どうするかな。特別講師なしとか。マジ、カルエゴぶっ殺案件だわ。」
「それは、同感。とりあえず連携取れるようにするしかないね。」
「そうだな。何か通信的なものがあればな。あ、良いのがあったわ。」
「?なにか、伝手でもあったの。」
「ああ。あいつらなら持ってるとも思う。」
「あいつら?」
「ちょっと待ってな。」
何処かに向かったゲン。数分後、袋を持って戻ってきた。中には、二つのトランシーバーが入ってた。そして、早速装着し状態を確かめた。
「よし!問題ないな。」
「これ何処から貰って来たの?」
「ん?ああ生徒会。」
「生徒会!?よく借りれたね。」
「あいつら優しいからちょっと交渉したらくれた。」
「まあ深くは、聞かないでおくよ。」
こうして、連携を取れるようになった二人。次は、サバイバルの訓練。と言っても二人とも経験がないため、同訓練するかも分からず、また停滞してしまう。
「流石に適当にやるわけには、いかない。」
「そうだな。サバイバルかあ。バラム先生ならって思たんだけどな。」
「確か別のグループ担当だよね。他に当て居たかな。」
「うーん。スージー先生に食える植物の見分け方を聞くくらいか。」
「もう一回生徒会の聞くのも有りかな。伊達に優秀名乗ってないし。」
「それもやってみるか。じゃあスージー先生の方頼んだ。俺は、生徒会に行ってみるわ。」
「了解。」
二手に分かれた異色コンビ。プルソンは、スージーから植物に関する本とアドバイスを貰った。一方、生徒会に顔を見せる。
「げ、フレアハート。また来たのか。」
「いやあ、先程は、どうも。」
「ハア……。今度は、なんだ。私も暇でないのだ。」
「いや、今回は、サバイバルにレクチャーを頼みたい。流石に素人が、生き残れるほど、甘くないしな。」
「!そうか。なら一人づつになるが、レクチャー役として派遣しよう。」
「助かる。お礼は、何がほしい。」
「いや大丈夫だ。生徒の悩みを聞くのは、生徒会の仕事だ。ぜひ若王になってこい。」
会長などからのありがたい言葉を受けたゲン。プルソンと合流し、情報を交換する。そして、次の日から特訓を始めた。拙いものだが、二人は、短い期間でできることを増やしていくのだった。それぞれのグループが、特別講師からの嫌がらせに近い特別授業を受けて力をつけて当日を迎えるのだった。