友達の様子がおかしい   作:瓦版

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収穫祭

ついに始まる収穫祭に1年生たちの中には、実力者が多い。だが、一番の注目は、やはり問題児クラスである。問題児クラスの面々は、再開を喜ぶがすぐに互いに他のチームを貶していた。そして、円陣を組む。

 

「イルマくん声出しよろしく。」

「え、何を言えば!?」

「じゃあゴニョニョ。」

「!ええ!それ言うの!?」

「良いからこれは、勢いに任せておけ。」

「わかった。スウー、足引っ張ったらぶっとばすぞ!!!」

「「「「上等じゃオラああああ!!!」」」」

 

この掛け声と同時に問題児クラスの挑戦が始まる。そして、やはりどのチームも自分たちが磨いてきた技を大いにフル活用してポイントを荒稼ぎ。そんな中、他チームと違う動きをしているのがイルマ・リードペア。彼は、初日に狩りを行わず体力を温存していた。激しいと言えば、サブノック・アスモデウスである。彼らは、ドロドロ兄弟に襲われている。ドロドロ兄弟の狙いは、収穫祭で一番になり師匠を取り返すという名目で動いていた。そして、点数勝負に入った。一方、異色コンビは、自分たちの計画通りに動く。省エネで動くことは、イルマのチームと変わらないがコツコツ少ないPを重ねる地道プレイに走っている。こうすることで点数を取られる心配を無くしていた。

 

「こちらソイ。点数獲得完了。どうぞ。」

「こちらゲン。了解。」

 

こうして、互いのチームが一日目を乗り越える。それ以外の1年生は、大半が脱落または、体力ギリギリである。そして、二日目を迎えてもやはり問題児クラスが頭1つ抜けている。イルマ達は、「伝説のリーフ(レジェンドリーフ)」を狙うことにした。「レジェンドリーフ」とは、通常ではお目に掛かれないほどの入手困難な植物であり前回王者のアメリでも見つけれないものだった。そして、異色コンビも本格的に動き出す。昨日の内に互いに他のグループの様子を観察して情報をかき集めていた。

 

「どうするゲン。どこから搔っ攫う?」

「うちのクラスは、なるべく避けよう。うちの連中は、なんだかんだ団結力の塊だ。自然に手を組む可能性が高い。」

「じゃあ、まずは、ここら辺だね。Pは、少ないけど多くのチームが密集してる。」

「だな。ソイ、この作戦の肝は、お前だ。頼りにしてるぞ。」

「了解。」スウー

 

それからは、各チームのPが消えていく。みんなゲンが何か特殊能力で吸収されていると判断している。攻撃が許されていない収穫祭でゲンは、使い魔のスリープベアの「大福」と力を合わせ敵を無力化しているだけでPの食材をプルソンが自らと消えて換金所で換金するというコンボを重ねる。ある程度Pを獲得し一度集まる二人。

 

「さて、時間もそろそろ終わりだな。」

「どうする。ついに彼らとやりあうの?」

「そうだな。やるか。」

「どこ攻める?」

「そうすると、「ガガー」なんだ!?」

「通信機が。誰だろ?」

「こちらカルエゴだ!聞こえるかアホ共。」

「口悪。聞こえてるよ。」

「この陰険教師。」

「聞こえてるぞプルソン。終わったら粛してやる。」

「それは、良いとして何か用かい。」

「ちっ。まあいい。おまえら二人に特別任務を課す。ある人物の観察と粛正だ。」

「「!?」」

「写真は、こちらから送る。頼んだぞ。」

 

カルエゴとの通信が切られる。そして、写真の人物を追う二人。目的の人物を発見し、観察開始。一方変わってイルマペア。念願のレジェンドリーフの種と鉢を獲得したが咲かせ方がわからなかった。だが、スージーの授業思い出しきっかけを掴む。そこに、途中で手を組んだナフラがじょうろで水をやると変化が現れるようになった。だが、まだ魔力が足りない。そこに、途中合流したクララの魔力により最後のピースが揃う。

 

「「「「クワンクワン」」」」

 

そして、4人の魔力により遂にレジェンドリーフが顔を出した。良くわからない植物として。そこに試合終了の合図が鳴る。そして、Pを獲得したイルマとリード。だが、1位になったのは、散々問題児クラスの足止めをしていたオロバス・ココであった。普段は、2位にしかなれなかった男の快挙に会場は、大歓声を上げる。だが、本人の心は、モヤモヤしていた。その直後、ジャズの主張が入った。レジェンドリーフのPは、10万を2で割るから5万であった。だが、鉢の方にも2万Pの価値がありそれが加算されておらず訂正が入り合計6万Pになりイルマとリードは、1位になった。これによりオロバスは、初めて2位以外の順位になる。モヤモヤの正体は、いつも2位でその上で躍進を続ける問題児クラスに嫉妬していたことに気づいた。その後、素直に問題児クラスの謝罪した。そして、皆からの祝福された。その後、レジェンドリーフの本当の姿を現す。大きく膨らみ見事な花を咲かせて1年生を祝福した。

 

「「(なんか、見たことある。)」」

 

それもそのはず。それは、以前イルマが咲かせた桜であった。その後、上位に入った者や特別な活躍を見せた者のランクが上がった。それぞれが1つか2つランクを上げることに。皆が、若王を祝福してる。裏では、誰も知られてない粛正が行われていた。

 

「ハア……ハア……。くそ!こんなガキにっぐはっ」

「話は、済んだか。不審者さん。」

「ち、ここは、引く。あばよ。」カッ

「「「!?」」」

 

目標物は、姿を消した。

 

「ちっ逃げられたか。」

「どうしますか。散策続けますか。」

「大丈夫。君たちは、これで下がって。後は、教員で何とかするよ。」

「わかった。戻ろうソイ。」

「……わかった。」スウー

「大福もお疲れ。ゆっくりしてて。」

「クマっ。」ポンッ

 

こうして、異色コンビの収穫祭が終わる。

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