友達の様子がおかしい   作:瓦版

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音楽祭

音楽祭に向けて練習していた問題児たちに突然の悲報。

 

「プルソンくんが自主退学!?」

「あくまでまだであるがな。良かったじゃないか。1人抜けてハードルが下がって。」

「そりゃあランクだけ見てればそうだけど、そうじゃなくて。なんか、悔しい。」

「とりあえず決まったことだ。今お前らは、プルソンのことを気にしている場合か。残り5日しかないんだぞ。」

「「「……。」」」

「それに私も忙しんだ。行方不明のプルソンを探さなければならなくてな。」

「え、行方不明。」

「そうだ。家にも帰ってないそうだ。」

「そうか。迷ってるんだ。」

「迷ってる?」

「うん。プルソンくんは、迷っててどうしたらいいのかわからくなってるんだ。そして、そんな彼が今一番居たい場所。教室だよ。」

「「「!!」」」

「プルソンくん!!僕たち君に負けないように練習を続けるよ。それで、音楽祭に出場しようこの14人で。」

 

彼に伝わったかわからないが、イルマたちは、確かにプルソンに届いていると信じた。遂に迎える音楽祭。1年生にとっての最後のイベントというだけあって学校中の生徒たちが集まる。その音楽祭には、3人の音楽界の超大物が審査委員を務める。その内の一人である元13冠のアムドゥスキアスが元同僚のサリバンに王の教室の解放について問い詰める。そこで、問題児クラスの担任であるカルエゴが説明すると、アムドゥスキアスは、問題児クラスの部屋に訪れる。そこで、自身の本音を発言しはっぱをかけた。サブノックが反論する。すると、突然抱き着くアムドゥスキアス。皆、サブノックの心配をする。だが、アムドゥスキアスから出た言葉に動揺する。

 

「不安の音。緊張からじゃなくて有るものが不足していることに対してのね。」

「「「!?」」」

「そんなガタガタの状態で私に満足のいく音を聞かせられるのかしら。」

「「「……。」」」

「プルソンくんは、来ます。」

「ぷる?誰?」

「忠告痛みいりますわ。アムドゥスキアス様。でも、心配ご無用ですわ。我々は、必ず最高の音で貴方を貫いて差し上げます。」

「ふーん。良いわよ。この私を口説けるなら口説いてみなさい。」

 

そして、音楽祭が始まる。各クラスがそれぞれの最高を引き出す。それを評価する大物たち。遂に出番を迎える問題児クラス。やはりプルソンの姿は、なかった。だが、それでも問題児たちの磨かれた音やダンスは、他のクラスを圧倒する。選曲「リリス・カーペット」悪魔リリスへの讃美と憧憬。そこに彼女を手に入れようする男たちの曲である。リリス役のエリザベッタを中心に脇をケロリとクララが固め、ダンスチームの男子たちがそれぞれの男たちを忠実に表現する。そこにゲンの魔術で作られた風景とイルマの伴奏が観客の視線を釘付けにした。そして、演奏は、終盤になりリリスが本当に求める男。その男は、何もないステージの上に現れ盛り上がった観客のハートを見事に鷲掴むのだった。問題児たちが最後を締めるころには、割れんばかり拍手が会を埋め尽くしていた。点数発表に入りアムドゥスキアスからの評価は、イルマの伴奏に酷評していたが、素人ながらの楽しい気持ちを感じる演奏に最初の最低点から変更し満点を提示した。これにより問題児クラスが優勝を飾った。その後、アムドゥスキアスに屋上に連れてこられた問題児クラス。そこで魔界最高の音魔による祝砲を貰った問題児たち。その祝砲からでた水が川となり空に昇っていく。その後、ひとつひとつ生徒のもとへ新しいランク「4」のバッジっだった。

 

「イルマ。あんたには、「4」をあげないから。アンタは、これよ。」

 

そして、イルマの手には、「5」(ヘエ)のバッジが収まった。その後、プルソンは、初めて父親に反抗し自分の欲を全て叶えると宣言した。そんなプルソンに待っていたのは、仲間たちからの逆ドッキリであった。その日の放課後からピクシーもといプルソン・ソイの演奏が毎日響渡るのだった。

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