友達の様子がおかしい 作:瓦版
その日、バビルスでは、ある人物を教員を迎える。
「本日からお世話になります。新任のオペラです。」
「「「「!?」」」」
「わーい!後輩だ!僕のことは、ロビン先輩って呼んでね。分からないことがあれば「やめろ。」」
「す、すみません。」
「いえ、「オペラ後輩」いい響きです。」
「「「え!?」」」
その日から学園では、オペラのことで持ちきりである。サリバンのSDということもあり人気は、高く知名度もある。そんなオペラの担当クラスは、もちろん問題児クラスである。彼は、アトリの抜けた実技担当になりシーダを補佐につけた。問題児クラスのメンバーは、みんな喜ぶがオペラの厳しい特訓にすぐに恐怖した。
「いやあ、二人だけのお茶会というもの寂しいですね。シーダ先生。」
「は、はい!」
「さあ、早く登ってきてください。」
「「「む、むりいいい!!!」」」
つるつるの山を羽での飛行ナシで登るという鬼畜な特訓に流石の問題児クラスの面々も苦戦している。それを見てもう少し時間がかかると予想したオペラ。茶を飲みながら隣に寝っ転がっている人物に話す。
「そろそろ一本ぐらいとってみなさい。フレア。」
「ハア……ハア……。」
「しゃべる元気もありませんか。」
「ハア……ハア……なんで……俺だけ……また……別に……。」
「それは、あなたが今回の特訓に向いてないからです。」
「それは、……いい。ふう、なんで魔力ナシ組手を?」
「フレア、貴方は、この間の戦闘でも魔力を多用してたでしょ。」
「それが?」
「敵を近接で倒せないと、あなたには、未来はありません。魔力切れで殺されるのが落ちです。」
「……。そのためのこれか。」
「はい。あなたが将来、光のある表で働くか、その裏に戻るかは、貴方に任せます。ですが、この先、いくつもの壁が出来るでしょう。その時に今のままでは、生き残れないでしょう。だからこそ、自分の長所(ぶき)を増やしなさい。」
「わかったよ。それじゃあ、もう一本!」
「さて、運動再開と行きますか。」
そして、夕日が落ちかける頃、問題児クラスのメンバーは、見事に登りきる。そこで、自分たちが無口頭魔術を習得したことに気づいた。
「よく頑張りました。それでは、お茶をどうぞ。」
「「「ありがとうございます!!!」」」
「シーダ先生も覚えといてください。飴は、最後まで取っておきなさい。」
「は、はい。」
「さて、貴方にもご褒美ですね。」
「別に紅茶は、要らないが。」
「いいえ、貰っておきなさい。」スッ
「ん?」
「はい。おやすみ。」パチンッ
「な!?」バタッzzz
「お疲れ様です。まさか、ホントに一撃貰うとは。」
オペラが袖をまくると腕に拳の跡が一つできていた。目の前の若い悪魔の成長を喜ぶのだった。そして、飴を堪能していた問題児クラスのメンバーに帰りも同じようにかえることを命じたのだった。ゲンが、目を覚ますとかけ布団とメモがありそれを読んだ後に体を伸ばした。
「うーんよく寝た。ところで、なんで残ってるの?シーダ先生。」
「オペラ先生に頼まれた。君の見張り。」
「見張りってペットじゃないんだから。シーダ先生、先帰っていいよ。」
「ダメ。一緒に戻る。」
「いやだから、一人で帰れるよ。」
「一緒に戻る!」
「……。はあ、わかったよ。」
「フンフン。」
シーダと一緒に帰るゲンは、アトリの件もあり少し警戒するが、とりあえず様子を見ることにした。その考えをシーダも思っているとは、ゲンが知る由もなかった。