友達の様子がおかしい   作:瓦版

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紳士として

次の日、学校に登校したゲンは、二人の様子を見ていた。二人は、ヒント通りに落ち着いて行動出来ているようだった。順調にスタートを切れていた。それから数日間は、互いにゆとりが出来ているのか、以前のような空気が消えていた。

 

「ひとまずってところかな。」

「なんか言った?」

「いや、何でもない。」

 

これで、徐々に進展するだろうとゲンは、思っていた。だが、予期せぬ事態が。カムイの紳士行動が周りの評価を変えることになり他の女子から話しかけられるようになる。その結果、カムイがモテ始めたのだ。これには、ゲンも予想外であった。昼食時、カムイと食事する。

 

「調子良さそうだな。」

「ええ、おかげさまで。ここまで女子から話しかけてもらえる日が来るなんて思いもしませんでした。」

「そ、そうか。良かったな。」

「はい!」

 

ゲンは、視線の端に移るマリアンヌの姿が目に入り心が痛んだ。放課後、ゲンは、屋上でぼんやりしていた。

 

「はあ。余計なことしたかな。カムイの願いは、叶ったけど、嬢ちゃんの方がな。」

 

1人反省会をして、勝手に落ち込んでいた。だが、次の日からカムイに女子がいなかった。

 

「どうした?」

「あ、フレアどの。私は、ダメです。」

「?どういうこと?」

「私の中の紳士が爆発してしまいました。」

「そうか。」

「それと、全員アズどのか、ジャズどのと近づきたくて話してきたそうらしいですよ。」

「それは、災難だったな。」

「あ、あの、カムイ先輩。大丈夫ですか?」

「心配ありがとうございます。」

「これでも食べて元気出してください。」

「ありがとうございます。私は、代わりに何を差し上げれば。」

「そ、そんな。私は、。失礼します。」

 

何処かに行ってしまうマリアンヌ。 

 

「カムイ、彼女は、今までの奴とは、違うぞ。」

「どうでしょうか。落ち込んでいる私に優しくすれば、問題児クラスのメンバーと関わりを持てますからね。」

「そうか?SDをつけないで一人で来て、お菓子を渡す。さっきの奴らならやらないだろう。それに、ラッピングが上手でも中身の菓子は、そいつの本気度合がわかるもんだぜ。少なくとも、嬢ちゃんの菓子は、形や色からして十分気持ちが込められてる。」

「……。」

「あの子の手を見たか?傷や絆創膏だらけの最高の手じゃないか。」

「しかし、。」

「大丈夫。もし違ったら、そん時は、一緒に考えようぜ。」

「……パクッモグモグゴクンッ。」

「どうだ?嬢ちゃんの味(ほんき)は、。」

「全くこの凄い味ですね。こんなもの貰って応えないのは、紳士じゃないですね。」

「早く行ってこい。今なら間に合うだろ。」

「はい!」

 

カムイは、マリアンヌを追う。そして、彼女を見つけたカムイ。だが、状況が最悪であった。

 

「あなた達、この方から離れなさい!!」

「うるせえ!ぶつかって来たのは、その女だろうが!」

「そうだぜ。だから、お詫びとして俺らと遊ぼうぜ。」

「下賤な輩め。」

 

マリアンヌは、ちょうど不良たちにぶつかってしまい。その不良共に絡まれていた。SDのウズが割って入るが、人数に差があった。

 

「いいから来い!」

「お嬢様に触れるな!」

「お前に用は、無い!」バシッ

「きゃっ!」

「ウズ!!貴様ら、ただでは済まさんぞ。」

「ほう、お嬢様の方から来てくれるのか。いいぜ、この人数を相手にできるなら。」

「くっ。」

「ほらいくぜ!」ブンッ

「っ。」

 

マリアンヌは、目をつぶるが、痛みこず不思議思い目を開けると、。

 

「いたた。やはり、肉弾戦は、課題ですな。」

「なんだてめえ!」

「カムイ先輩!!」

「全くレディに手を上げるなど、男の風上にも置けませんね。」

 

カムイが、間に入って拳を受ける。

 

「お前、この間の学校で大暴れしたフレアハートの同級生の。」

「問題児クラスか。」

「左様、彼は、私の良き仲間。イルマどのの言葉を借りるなら友達でしょうな。」

「こいつ、召喚獣を扱うが近接の方は、大したことないはずだぜ。」

「なら、人数で押すぞ!」

「「「「おう!」」」」

「マリアンヌ嬢、ウズどの使い魔シールを。」

「「はい!」」

「しかし、二体だけでよろしいのですか?」

「大丈夫です。仲間からもお借りしてます。」

「けど、それでも……。」

「ごちゃごちゃ何話してんだ!こっちから行くぞ!!」

「「「うおお!!」」」

「見せましょうか、問題児クラスの本気を。」

 

カムイは、不良たちに立ち向かっていった。マリアンヌ達は、すぐに学校に助けを探す。場所は、戻ってカムイ。

 

「やっと倒れたか。」

「こいつ、なんてしぶとさだ。」

「……。」

「何人かやれたが、使い魔がいなくなれば。こっちのものだ。」

「よっしゃ!さっきの女達を追いk「ガシッ」!?」

「ハア……ハア……ゴフッい…いかせ……ない!」

「こいつ!まだ息あんぞ。」

「しぶてえ野郎だ。これでもくらえ!!」ブンッ

「っ!」

 

カムイは、痛みを覚悟した。しかし、痛みは、来ず代わりに聞こえたのは。

 

「グハッ」バタッ

「お前は!!」

「大丈夫か、紳士さんよ。」

「!ふっ。相変わらず、良いタイミングですね。フレアどの。」

 

紳士の前に現れたのは、良き相談相手の仲間であった。

 

「さて、残り結構いるな。どうする?俺一人でやっていいか?」

「……いえ、貴方だけに良い恰好させませんよ。」

「そうかい。さて、てめえら。うちのもんに手え出しといて、無事に帰れると思うんじゃねえぞ!」

「う、うるせえ!やっちまおうぜ!!」

「「「うおおお!!」」」

 

時間が進んで学校で待機しているマリアンヌ。ゲンに学校で待つように言われて待っていた。

 

「やはり、わたくしも行きます。」

「お共します。お嬢様。」

「それでh「おい!誰かきたぞ!」!!」

 

マリアンヌは、校門の方を見る。そこには、ボロボロのカムイを抱えた傷だらけのゲンだった。すぐに、マリアンヌは、急いで駆け寄りカムイを受け取り保健室に走った。カムイが目を開けると、見慣れた天井であり、横を見るとマリアンヌがおり、名前を呼ぶと、起きて涙を流しながら。抱き着いてきた。ゲンは、屋上でその様子を見ていた。

 

「フウ……これで一件落着かな。」

「全くあなたは、何処までもお人よしですね。フレア。」

「まあ、いいじゃない。あんなに楽しそうなんだからよ。だから、今回の件見逃してくれない。」

「それは、それ。これは、これです。キッチリ反省文お願いしますね。」

「わかったよ。」

 

そんな感じにその日は、終わった。次の日からまたカムイが変態行動に走り、マリアンヌにしばかれていた。しかし、以前とは、違い。そこには、ちょっとしたいい雰囲気に包まれていた。

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