友達の様子がおかしい   作:瓦版

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判決

その日から町では、問題児クラスの生徒が今回の事件でのゲンの無実を訴えていた。皆が「ゲンを救いたい」という思い、毎日行った。その学生運動は、次第に大きくなり同学年の生徒、先輩、後輩、友人、生徒会そして、教職員たちも参加した。そのことは、すぐに魔界中に広まる。もちろん、サリバンにも。

 

「フフッ。ゲン君、聞こえるかい?みんなが君のために動いているんだよ。もう一人では、無いんだよ。それで、アンリ君。犯人は、わかったか?」

「は、あらかためぼしがつきました。しかし、まだ決定打に欠けています。」

「そうか。そのまま調査を続けろ。私の家族に手を出したことを後悔させてやる。」

「!はい、迅速に進めさせていただきます!」

 

皆が自分のために動いていることを色んな人に聞かせられたゲン。今までになかった自分を大切だと言ってくれる人がたくさん集まって自分を救うために動いていることに、嬉しさを感じた。そして、迎える裁判。たくさんの悪魔が来たことで、テレビ局も動くことになった。

 

「これより開廷です。」

「……。(覚悟は、決まった。)」

 

検事側は、まず今回の殺された人物を紹介する。どこにでもいる名のある貴族であった。ゲンは、面識がないと答えた。その後、検事は、映像での証拠提出をした。そこには、被害者が覆面をした者に殺されたものだった。ここで、一部の悪魔には、アクドルのライブで実際にゲンがつけていた覆面だと気づいた。弁護側のアンリがすぐに否定するが、検事は、ある写真を提示した。それは、魔術で覆面を着用したゲンの姿が。会場がざわついて、裁判長が静粛を求める。そして、確認を行った。

 

「この写真に写っているのは、被告、あなたで間違いないですかな?」

「ああ。その写真は、俺だ。たしかに、ライブで身に着けた。だが、あんな覆面は、誰でも作れる。」

「弁護からも良いですか。「どうぞ。」ありがとうございます。今回の事件で使用されている覆面は、アクドルでも販売されています。なので、証拠には、ならないかと。」

「はい「検事、どうぞ。」たしかに、覆面は、証拠になりません。しかし、彼の裏の仕事だったとしたらどうですか?調べによりますと、フレアハート君、君は、相当の人物を消しているね。今回も依頼で消したんじゃないですかな?」

「意義あり!「どうぞ。」彼は、確かに公では、言えない仕事をしている。だが、その全部が危険人物に関するの依頼である。今回の被害者は、特に危険人物指定されていない。なので、彼が依頼されることは、無い。」

「そうですか。ですが、彼が殺しの仕事をしていることに反対されないんですね。つまり、実力と精神を持っている危険人物ということを認めるんですね。」

「!ゲン君は、危険人物じゃない!!」

「「「そうだそうだ。」」」

「イルマ、みんな。」

「カンカンッ静粛に。参観者は、これ以上は、発言を控えるように。次は、退去を命じますよ。」

「スッ「弁護人どうぞ。」たしかに、彼は、経歴からすれば危険人物かもしれません。だが、彼のおこないは、全ての弱い者達を救っている。ある依頼では、武器を違法売買の役人から弱気者を。また、ある依頼では、奴隷売人から奴隷の解放。またある時は、違法搾取する貴族から被害者を。そして、暴動を起こした囚人から職員を守り鎮圧にあたった。これだけの貢献をしている彼を危険人物扱いしたことを謝罪してください。」

「意義あり!「認めません。」ぐ、不適切な発言申し訳ございません。だが、彼の疑いは、消えない。今回も依頼がきていたのだろう。」

「それに対して弁護人、反論は、ありますかな?」

「はい。こちらからは、これを。」ピラッ

 

アンリが提出したのは、。

 

「この数か月の依頼です。この中に被害者の名は、無い。」

「だが、私情なら。」

「それもない。すでに虚言等を見つける専門家による診断の結果。彼は、被害者と一切の面識がなく、私情での殺しは、一切していないということも判明いたしました。よって、彼は、今回の件には、一切関係ない。」

「なるほど、これを受けて検事何か発言は、ありますかな?」

「くっ……ありません。」

「うむ。それでは、今回の内容を纏め、判決を後日言い渡します。それでは、皆様。これにより、閉廷します。」

 

長い裁判が終わりみな退場する。それから数日の判決の日。

 

「それでは、被告 ゲン・フレアハートの罪状の判決を判決を言い渡します。主文 被告 ゲン・フレアハート。あなたは、無罪とする。」

 

その瞬間、会場は、歓喜の声が上がる。みなが抱き合って喜んだ。無罪判決にバビルスの生徒、教職員やテレビを見ていた者達、ネットも盛り上がる。アンリは、椅子に座り一息ついた。

 

「フレアハートさん。あなたは、これからもその力で弱気者や仲間を救ってください。」

「はい……ありがとう……ございました。」

 

深々と頭を下げるその男の目からは、今までに流さなかった大粒の感謝の水滴が沢山流れていた。この間の感謝された看視から手錠が外されて一緒に外に出る。

 

「私は、ここまでです。お気を付けて。」

「こちらこそ、ありがとう。」

 

裁判所を出ると、見慣れた仲間たちと大勢の人が。そこで、ゲンは、一言。

 

「みんな、ただいま。」

 

真っ先にイルマが抱き着いて、続いて仲間達も迎えにいった。こうして、問題児クラスの仲間の救出は、無事達成した。

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