友達の様子がおかしい   作:瓦版

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使い魔

ゲンは、ある日、校内を歩いているとある人物を見かける。

 

「ん?あれは、ジャズか?何してんだ?」

 

後を追って見ると、使い魔を呼んでいるようだった。

 

「よお、ジャズ。」

「!!ゲン!?どうしてここに?」

「それは、こっちのセリフだ。使い魔なんて呼んで何してんだ。」

「いや、これは……その……。」

「ん?どうした?」

「いや、むしろ好都合。ゲン!頼む!手伝ってくれ!」

「はい?」

 

ゲンは、ジャズからわけを聞いた。如何せん自分の使い魔が可愛すぎて少し困っているとのことだった。

 

「それで、そのちびっこをどうしろと。」

「ゲンの使い魔もかわいい系なのに強いよな。何かトレーニングさせてるの?」

「いや、特にないな。」

「そんな……。」

「まあ、ゆっくり育てれば良いんじゃないか。」

「そうだよな。」

「それに、小さい頃から育てることが出来るってことは、それだけ成長幅も大きいってことだろ。つまり、その子が大きくなる頃には、クラスで一番強くなってるんじゃねえの。」

「!!」

「だから、今小さくてかわいくても良くね?」

「そうだな!よし、頑張るぞ!!こいつをこの学校で一番の使い魔に育てて見せるよ!」

「まあ、カルエゴ先生も言ってたけど、お前自身も頑張れよ。あのフルフルさんに負けっ放しで終わんなよ。」

「当たり前だ!絶対負かしてやる!!」

「そうだ。そのいきで頑張れ。」

「ありがとなゲン!よーし!まずは、特性を知るところだな!」

 

そう言ってジャズが出ていくのを確認したゲン。だが、その顔は、悪い笑みを浮かべていた。

 

「まさか、ジャズの使い魔がな……ククッこれは、なかなか面白い情報だな。まあでも、本当にクラス一番の使い魔に化けるかもな。さて、おれも大福と手合わせしてやるか。」

 

次の日、大福と称して相撲を取るゲン。

 

「っ。うおりゃ!!」ブンッ

「くま!?」ゴロンッ

「おいおい大福。お前、見ないうちに少し動きが鈍ってるな。これなら当分の昼寝の時間を短くするぞ。」

「くま!?くま!!」

「嫌なら全力で来い!」

「くまあ!!」ドンッ

「ぐっ!!」ググッ

「くまあ!!」グググッ

「!!うわあ!!」ドサッ

「!キラーンッくまあ!!」フワッスンッ

「ま、待てぐふっ!」ズズンッ

「くまあ!」ニッコリ

「ぐっ!!重っ!けど、うおおおお!!」ググッ

「くま!?」グラッ

「調子乗んなよ!うおりゃ!!」ブンッ

「くまあああ!!」ヒューンバキバキッズドンッ

「ハア……ハア……。うしっ!」

「くまあああ。」

 

この特訓の様子を見ていたサリバンとオペラは、少しゲンに恐怖した。その後も楽しそうに大福と相撲を取るゲンであった。

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