友達の様子がおかしい   作:瓦版

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お嬢さまへの気持ち

リードは、悩んでいた。前回の心臓破りの不甲斐ない結果もそうだが、なかなか縮まらないエリザベッタとの進展である。収穫祭や音楽祭、忘年会などで何とか距離を縮めようと奮闘するもなかなか上手くいかない。

 

「と言うことで何か助言をください。ゲン君。」

「知らん!自分で頑張れ。」

「待って!!お願い!!もうきみにお願いするしかないんだよぉ!!」ガシッ

「うおっ!?放せ!!お前がちょっと頑張ればいい話じゃねえか。若王になったんだし、それぐらい簡単だろ。」グググッ

「それが出来たら苦労してないよ!!」

「第一お前が、決めるとこに決めないのが悪いんだろが!」

「それを言わないで!!だから、君にお願いしてるんだから!!」

「くっ(めんどい!!)」

 

中々離れないリードに折れたゲンは、とりあえずエリザベッタにリードの印象を聞いてそれから一緒に考えるという話でその場は、決着した。エリザベッタとの特訓の日にゲンは、リードについての質問をする。

 

「リード君?好きよみんなと同じくらい。」

「(これは、きつい。)そ、そうか。」

「私は、みんなに好かれていたいの。だから、誰かの一番じゃなくてみんなの一番のでいたいの。」

「なるほどな。(中々に困難を極めそうだな。まるで、この間の音楽祭のエリスみたいだな。)」

「ゲン君なんでこんなことを聞いてきたの?」

「いや、気にしないでくれ。(まあ、それもそうか。家系能力的にそうなるか。)」

「ねえ、わたしも一ついいかしら?」

「?どうした?」

「私の事、好き?」

「!!なぜ、そう思った?」

「友達のことを聞いたから。」

「あ~。」

「それでどうなの?」

「まあ、友達くらいかな。」

「なにそれ、むー。」

 

明らかに不機嫌になるエリザベッタ。

 

「カルエゴ先生しかり何でこうも……。」

「悪かった。けど、俺の一番になりたいんならもう少し頑張った方が良いな。」

「むー。」

 

こうして、エリザベッタとの特訓を終えたゲン。今回の収穫した情報をリードに話す。

 

「てなわけだ。頑張れよ。」

「そんな……けど、まだ可能性が残ってる。絶対にあきらめないぞ!!」

「そのいきだ。」

「所でゲン君。」

「なんだ?」

「貴様なぜ姉さんを下の名前で呼んでいる?」ガシッ

「(力つよっ!)別に気にすることか?他の奴だって呼んで……。」フイッ

「おい、こっち向け!!このスケコマシがあ!!」ブンブンブンブン

「ちょっ…やめっ。」グラングラン

 

それからリードにひたすら問い詰められるゲン。だが、流石にらちが明かないので得意の催眠魔術をぶつけてその場を後にした。

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