友達の様子がおかしい 作:瓦版
ザシュッ
「ぐわあ!!」バタッ
月夜の中で1人の悪魔が殺される。殺した者は、血の付いたナイフを振り払い血を落とした。
「まだ……足りない……。やっぱり、あの子の血が欲しい。」ニヤッ
不気味な笑顔を見せて消えていった。次の日の魔界では、早速ニュースになる。それは、朝食を済ませたサリバンにも届く。
「うーん、またか。」
「どうかしたのか?」
「また政界に関わる重鎮が襲われてね。」
「じっちゃんの知り合い?」
「いや、顔見知り程度だけど明らかにここ最近で色んな大物が消されているね。」
「今頃、魔関署の役員は、大慌てですね。」
「そうだね。アンリ君も頭を抱えてる頃だろう。」
「それは、そうとフレア。そろそろ。」
「あ、それじゃあ言って来るよ。」
「「行ってらっしゃい。」」
ゲンが、学校に飛んでいくのを確認すると、サリバンは、新聞を置いて学校に向かう身支度を行う。その中で、オペラは、あることを問う。
「サリバン様、よろしいんでしょうか。」
「何が?」
「彼(フレア)に『今回の犯人が、自分に冤罪をかけた同一人物である』っと。伝えなくて。」
「……そうだね。ゲン君は、間違いなく飛びついて解決するだろうね。けど、それは、我々の仕事だ。せっかく光のある世界を学んでいる彼の邪魔をしては、いけない。」
「そうですね。馬車の準備が整いました。」
「ありがとう。それじゃあ行こうか。」
「はい。」
そんな真実を知らせてもらえていないゲンは、イルマ達と共に授業を受けていた。そして、授業を受けている中で、仲間の特訓のメニューを考えていた。
「(あれが、こうして……。)」
「フレアハート君。」
「!?はい。」
「今よそ見してましたね。罰としてこの問題を解いてみて。」
「わかりました。」
カッカカッカ
「終わりました。」
「チッ正解よ。」
「「「おお!!」」」パチパチパチ
「(ん?今舌打ちされた?)」
そんなこんなで昼に時間となりイルマ達を確認できる場所で食事をとる。弁当箱を広げて食事取ろうとしたとき、。
パサッ
「ん?手紙?中身は、!?」
頭に落ちてきたのは、殺害予告である。普段の裏の仕事は、専用のアカウントの魔メールか町はずれのポストに入れられていることが主である。だが、今回は、明らかに正体を知る者からであり、差出人の名は、無かった。頭を回して手紙を疑うが。
「『冤罪の犯人を知りたくば、この時間に会おう。』ねえ。ふぅむ、取り合えず行ってみるか。」
ゲンは、早速アンリに許可を貰いその予告の人物の屋敷に向かう。屋敷に着くと、1人の年老いたSDが出てきた。そして、今回の件を伝えると中に入れてもらった。予告された館の主人に今回の件を話す。
「フン、噂は、聞いておる。貴様もワシのために尽力を注げ。」
「はい。ん?も?」
「なんだ聞いておらんのか。今回は、貴様だけでなく色んな者を雇ってある。今回のネズミを仕留めた者には、賞金を出すことにしてあるのだ。」
「……。」
「なんだ?」
「いえ、失礼します。」
「それでは、フレアさんこちらです。」
また老SDに呼ばれて待機室に入れられる。中には、ざっと20人いた。中には、飛びぬけて強い者がいる。ゲンが、入ると、一斉に視線が集中する。相当の荒くれものが揃ったようで空気が重い。皆がゲンをなめた態度でいた。大勢いた中の1人が前に立つ。
「よう兄ちゃん。ここは、おめーみたいなガキが来る所じゃねーんだよ。とっとと荷物抱えてママのおっぱいでも吸ってな。」
ゲラゲラ
周りも一斉に笑い出す。ゲンは、ため息を吐き口を開く。
「忠告ありがとうな。けど、てめぇみたいな雑魚がいるなら楽勝だな(笑)」
「なにぃ、なめてんじゃねーぞ!!」ガシッ
笑っていた周りも臨戦態勢に入る。だが、ゲンもお構いない続けて口を開く。
「ふ(笑)」
「何が可笑しい!」
ググッ
「!?」
「もう少し相手を選んだ方が良いぞ。さもないといの一番に『死ぬぞ』」ニチャア
「ひっ!」パッ
男は、ゲンの迫力と腕力に恐怖して手を放す。ゲンは、服を払いながら話す。
「まあ、互いに雇われた身だ。仲良くやろうぜ。てめぇらも、なぁ。」ゴゴゴゴ
「「「お、おう……。」」」
一瞬にして場の格付けをしたゲンは、大人しく用意された椅子に座り時間を待つ。予告された時刻となり、荒くれ者たちは、一斉に配置に付く。ゲンも所定の位置に付く。その最中に先程の参加者の中の一人の強者に付いて考える。外を見ると、カラスが集まっていた。
「カラスっか。まさかな。」
そんなことを思っていると、突然。
ぎゃあああ!!
ぐわあ!!
「!?」
ゲンは、叫び声の方に向かう。着いた時には、血の死体で一杯であった。ゆすっても返答がなく、次の者達所に向かった。だが、結果同じであった。そのため、主人の所に向かう。
バンッ
「大丈夫か!。!?」
「あら、まだいたのね。」
主人の部屋には、主人の悪魔が横たわっていた。他にも息の消えた執事とボロボロの傭兵であった。
「あんたが犯人か?」
「そうね。」
「主人は、殺したのか?」
「いいえ。そこの傭兵に邪魔されちゃった。」
「そこのあんた、大丈夫か?」
「……グフッ…に、にげ…ろ……。」ガクッ
そう言って意識を手放した。
「まだ血が足りないの。あなたの血、ちょうだい。」スッ
「チッ」スッ
ドカッバキッボコッ
「あら、最高ね。」
「一ついいか?」
「何かしら?」
「これは、お前か?」
ゲンは、手紙を見せると女は、笑顔になる。
「ええ、そうよ(喜)。嬉しいわ、貴方が死神なのね。会いたかったわ。」
「俺もだ。」
そこからは、常人の域を超える殺し屋の戦いであった。