友達の様子がおかしい 作:瓦版
「許可できません。」
イルマは、オペラにあることを相談していた。イルマは、アメリから新しい13冠を決める仮面舞踏会通称(デビギュラム)のエスコートつまり招待状としてハンカチを受け取る。家に帰りそのことをオペラに相談するが、許可が下りなかった。
「デビギュラムは、招待状の届いた者しか参加できません。つまり、招待されていない私は、参加できません。この意味がわかりますか?」
「?」
「もし、イルマ様に何かあった場合にお守りできないということです。」
「!!」
「ただでさえ、今回の心臓破りで何者かに狙われていることが判明したばかりなのに。そこに今回は、高ランクの悪魔が集まります。それは、あまり危険なことなのです。」
「……。」
「さらに、私だけでなくバラムも参加できません。そんな状態のイルマ様を行かせることはできません。なので、今回は諦めてください。」
オペラに止められたイルマは、その後もオペラの言葉に納得いかなかった。だが、言われたことは事実である。
SDのオペラが止めるのも納得している。だが、それでも悪魔の重要な行事に立ち会えることを諦められないのも事実である。そこでイルマは、あることをひらめいて、ある人物に電話する。一方、ゲンにも招待状が来ていた。相変わらず差出人は、不明である。トレーニングしながらバラムに相談する。
「新13冠ねぇ。あまり興味ないんだがな。」
「でも、行ってみる価値はあるよ。滅多に開かれないんだし。」
「そうは言ってもなぁ。俺の素性もあるし、面倒ごになりそうだな。」
「大丈夫、今の君なら……まあ、死ぬことはないでしょ。」
「お褒めの言葉ありがとうございます。」
「それに、見てきたら良いじゃない。この世界を担っている悪魔を見てきても。この先、お世話になることになるかもしれないし。」
「……わかりました。それじゃあ、服装のチェックお願いします。」
「任せて。」
こうして、それぞれの悪魔が来る日に準備を行う。迎えた当日、イルマは、素性がバレないような仮面の恰好をする。
「約束事忘れないで下さいね。」
「はい!それでは、行ってきます!」
「うん!準備バッチリね!行くわよ!」
「イルマ様!!お気を付けて!!」
「はい!」
招待状を投入し会場に転送されたイルマは、会場の豪快さ圧倒される。到着すると、魔具人形に驚く。その後、アメリと会合する。会場では、貴方(ジェントル)、貴女(レディ)で互いを呼び合うことが、当たり前であるためイルマもアメリ、アスモデウス、アスモデウスの母 アスモリリスにその呼び名で会話する。イルマが、到着した数分後にゲンも会場入りする。ゲンは、肝が据わっているため大した驚きは、無かった。
「流石に、この世界の13人を決めるイベントだな。規模がデカいな。さてと、どうするか。ん?」
「……。」スタスタ
「ご機嫌いかがジェントル?」
「……。」シーン
「?」
「!?」バッバッバッスタスタ
「おわぁっ!なんだ?」
「魔具人形は、初めてかい?」
「あれ、人形か。どおりで。そうだな初めて見るよ。」
「そうかい。じゃあ、楽しむと良いよ。」
「そうすると、するかな。教えていただき感謝します。」
「良いよ。暇だったし、それじゃまたあとでね……死神くん。」
「!?あんたは、一体……。」
早くも気が抜けなくなったゲン。この後、予想通りに面倒ごとに巻き込まれるのだった。