友達の様子がおかしい 作:瓦版
デビギュラムが開幕し、皆が改めてジェントル、レディで組んで入場する。イルマは、アメリと入場し、少し恥ずかしながらも立派に入場する。そんな中で、一番に目立ったのがアスモデウスの親子の入場であり、皆が注目した。だが、一番に注目したのが、雷皇 バールと魔関署の特別警備長でカルエゴの兄 ナベリウス・ナルニアの登場である。13冠の登場と新13冠の候補のナルニアが登場したからである。イルマは、ナルニアから視線を感じ一瞬身構えるが、アメリとアスモデウスに13冠の色頭が前で盾になってくれたおかげ、視線が遮られ緊張が解ける。それからデビギュラムは、進みサリバンを含めた三英傑が開催の挨拶をし、開幕する。今回は、新しい13冠の候補から二人を13冠に加える。
「新しい13冠メンバーに発表する前に、二人の13冠の席を除籍する。まず、行方不明の食王 べへモルトと暗帝 グラシア。今回、新たに13冠に加わるのは、ナベリウス・ナルニアと盤外のメフィストの両名である。」
「「「おお!!」」」パチパチパチパチ
「!?」
二名の新13冠の決定による師匠の落選の悔しさを胸に秘めて新しい13冠を祝福した。デビギュラムは、ここで幕を閉じようしていたが、バチコと同じ落選者が異議を申し立てた。だが、決定事項にであるため誰もが面倒に感じていたが、雷皇が動く。
「おれは、良いと思うけどな。一人くらい増えたって。」
「雷皇よ。これは、13冠で決まったことじゃ。意義は、受け付けんぞ。」
「それに、13冠の椅子は、もう埋まっているぞ。」
「フッあるじゃねーか。そこのデケー椅子が。」
「「「!?」」」
バールが示した物は、長らく不在になっているこの魔界の王 デルキラの椅子であった。皆が、バールに反論する。だが、バールの言い分は、適切であったため、司会のサリバンですら言葉を出すことをためらう。会場のみんながサリバンの回答に注目した。だが、そこで事件が起きる。会場が大きく揺れ始める。最初は、自身の興奮を抑える震えかと思ったが、原因が姿を現す。犯人は、先程除名されたべへモルトであった。あまりの事態に場にいる皆が、一瞬硬直する。そんな中で動けていた者がいた。警備局長のアンリであった。それも相まって見事に拘束することが出来た。数秒の出来事であった。みんなが安堵する。アンリは、局長としてべへモルトになぜ今回の今回の事を聞く。それにべへモルトは、返答する。べへモルトは、自身の除籍と新たなる13冠の就任を認知しないというものだった。その発言に驚くが、アンリは違った。べへモルトの家系能力は、食事で得たエネルギーを力に反映させるものである。アンリを含めた全員そのことを知っており口を中心に捕縛した。だからこそ思ったのだ。
「(今の声は、何処から?)」
ズズッズズズ
「「!?」」」
会場にいるものすべてが驚愕する。そのべへモルトのおぞましい姿に。そして、油断が出来てしまいアンリを含めた警備局の者達が吹っ飛ばされる。自我を失ったべへモルトは、暴走し来賓の魔人族の姫に向かってと進む。あまりの出来事に危機的本能でそれぞれが、大切なもののために動く。一部を除いて・・・・。
「・・・。」スウ
「(イルマくん!?)」
イルマは、瞬時に弓による射撃の構えをとる。心臓破りなどの危機的状況を乗り越えてきた経験が本能を凌駕した。そして、動けたのはイルマだけではなかった。
「お供します!イルマ様!!」
「ありがとう!!」
一撃必中の矢に炎が纏った。
「ばっちこーん!!!」バヒューン
炎を纏った矢が真っすぐ飛び、べへモルトに直撃・・・・・・のはずだった。
コッバチーン
「「!?」」」
突如べへモルトの周りに魔障壁が敷かれた。イルマとアスモデウスは、唖然とする。だが、二人だけでなく動いていたものがいた。
「邪魔すんなあああ!!」キィーーーンッ
「「!?」」」
足に魔力を込めたライダーキックをする者あり。その蹴りには、流石の術者も考えておらず貫通を許す。蹴りは、魔障壁の影響で起動がずれてべへモルトの顎に直撃。倒すことは、無かったが、動きを止めることに成功する。ゲンは、そのまま反対の壁に突っ込む。そして、動きを再開していたべへモルトにバールがとどめを刺す。ついでに姫も救出した。一連の瞬間を見ていない者達は、バールを英雄としてその名を呼び続けた。