友達の様子がおかしい 作:瓦版
べへモルトによる一連の騒動に困惑していたバールを除いた13冠のメンバー。温厚の性格な者がやることでないため怪しむが、とりあえずはそれぞれの仕事をまっとうする。今回のバールの姫救出劇にお姫様のシュラ姫は、バールを強く支持することを発表した。つまりバールには、サリバンのような権限を持つということになった。かくして、それぞれが動く中でゲンは、1人イルマ達を探していた。
「たく、あいつらどこに行ったんだ?」
1人で歩くと、見知った人物と門で鉢合わせする。
「おっと、すみません。」
「いや、こちらこそすまないな……死神。」
「……流石にバレてましたか…ナベリウス特別警備長殿。いや、就任おめでとうございます。狗帝 ナベリウス様。」
「それは、どうでも良い。なぜお前がいる。今回も依頼か?」
「今回は、なんもない。ただの観覧だよ。」
「そうか……。今は、弟の所でおとなしくしているみたいだな。」
「そりゃあ、約束だからな。」
「…。」
「……(相変わらず何考えているのやら。)」
「すまんな、時間と取らしたな。それじゃ、今後ともよい関係でな。」
「ああ。今後ともごひいきに。」
ナルニアが去りその場にたたずむゲン。
「ハア今日は、よく色んな奴に合うな。アンタも用かい?…………盤外王さん。」
「ありゃ、バレてたか。」
姿を現したメフィスト。陽気なその言動でゲンと向き合う。
「用と言う用はないんだけど。さっきの場面に遭遇したからかね。聞くけど、ぶっちゃけ君は、……どっちの陣営なのかなってね。」ニコッ
「……さあな笑。依頼のあった方だろうな。」
「そうなんだ。じゃ、いいや。ありがとね。それじゃ。」シュンッ
「……たく、なんなんだ?」
メフィストから言われたことに引っ掛かりがあったが、今はイルマの捜索を続けた。数分後、にぎやかな場所があり、そこに向かう。近くまで寄るとアスモデウス達が、イルマの周り囲んでいたのがわかった。特に問題なさそうなので遠くから見守る。そして、保護者のサリバンが、引き取って帰路に向かうのが見えたのでゲンもその場から消えた。次の日の朝、いつも通りにベットから体を起こして食卓に向かう。食卓には、すでに皆が、ついていた。
「おはよう!ゲン君!」
「おはようございます。フレア。」
「おはよう。イルマ、オペラさん。じっちゃんは?」
「朝早くから仕事に出かけられました。」
「成程ね。「所で、フレア。」ん?」
「私に黙ってデビギュラムに参加しましたね?」
「?まずかったですか?」
「ハアあなたも大概ですね。まあいいでしょう。参加の事は、ハチロウ君から聞きましたし。中の様子は、イルマ様からお聞きしたので。」
「ハハハ。」
「まったく、フレア。」
「はい。」
「イルマ様の護衛ありがとうございます。」
「いえいえどういたしまして。」
食事を終えるとゲンは、ある人物の場所へ向かった。
コンコンッ
「入って良いよ。」
ガチャッ
「失礼します。バラム先生。」
「悪いね、休みに来てもらって。」
「問題ないよ。それで、聞きたいこととは?」
「そうだね…いろいろ聞きたいけど。まずは、初めてのデビギュラムは、どうだったかな?」
「まあ……そうだなぁ……。」
そこからゲンは、たくさん語った。今回の会の雰囲気、裏切りの13日の事件内容、自身の技の完成度。ハチロウも親身になって聞いた。ある程度話した後にゲンは、あることを聞く。
「なあバラム先生。盤外王のあの発言どういうことかわかる?」
「うーん、正直その場に居なかったからわかんないけど、何か裏で動いている者がいるのかもね。だからこそ、イルマくんを慎重に見守った方が良いね。」
「そうだよね。よし!それじゃあ行くかな。」
「?どこかに行くの?」
「いつもの修練場にね。」
「気を付けてね。君もイルマくんと同じくらいの注意人物だから。」
「ああ。それじゃあ失礼します。」ギィバタンッ
ゲンは、その場を後にして今日も腕を磨くのだった。