友達の様子がおかしい 作:瓦版
騒動の次の日。学校では、デビギュラムの話題で持ちきりであった。ゲンは、いつも通り認識阻害で教室に付く。アブノーマルクラスでもデビギュラムは、話題となっていた。クラスメイトからデビギュラムの内容を聞かれたが、参加していないと嘘をついてやり過ごした。その数分後にイルマ達も来て、ゲンと同様の質問攻めにあう。そんななか、教室のドアが開いた。現場復帰するカルエゴかと皆が、思ったが、来たのはモモノキだった。その後、カルエゴの悪周期による体調不良を伝えられた。そして、授業開始しようとした瞬間、扉が開かれた。開けたのは、ロビンであった。
「イルマくん!!バルバトス家に一緒に乗り込もう!!」
「「「!?」」」
あまりの出来事にあっさりと連れてかれたイルマ。残された者達は、とりあえず授業に移るのだった。時間が過ぎて、放課後。ゲンは、屋上で日課の大福の世話をする。すると、後ろから訪問者が、近づく。
「フレア、ちょっと良いか?」
「ん?何か用か?……アズ。」
アスモデウスは、ゲンの横に座る。
「皆に嘘をついていたが、あの時の黒い閃光のような蹴りをしたのは、貴様なのだろ。」
「まあ、そうだな。あの場に居たお前には、嘘は言わない。」
「そうか……。」
「それで、お前は、何しに来たんだ?」
「フレア。貴様は、キリヲ先輩がいたのは気づいていたか?」
「ああ。あの魔障壁は、たしかにキリヲ先輩のだと思う。どうやってあそこまで仕上げたかは、謎だがな。なんか言われたのか?」
「……私は、イルマ様の本当の姿を知っていないと言われた。キリヲ先輩は、その姿を知っているそうだ。」
「!?……そうか(まさか六指衆には、もうバレたのか。いや、流石にか……)」
「貴様も知っているのか?」
「……知っていると、言ったら?」
「まあ、貴様なら知っていそうだな。」
「それでお前は、イルマの正体をわざわざ聞きに来たのか?悪いが、あいつのことは、はn「わかってるさ、どうせ話さんのだろ?」!?」
「それは、いずれイルマ様から話してくれるとクララと約束を交わしてきた。聞きたいのは、それ以外のことだ。学校以外の様子を教えてくれるか?」
「!?フッ、そうかい。じゃあまずは、最近の趣味でも話すかな。」
「おお!有り難い。頼む!」
それからゲンは、とりあえず自分の知っている家でのイルマの様子をいっぱい話してあげたのだった。帰宅後、ゲンは、イルマから何があったのか知る。そして、自分も放課後の事を教えた。
「そうなんだ。アズ君らしいなぁ。ゲンくん、変なことも言ってないよね。」
「安心しろ。お前のほんの一部過ぎない。正体の事も話していないさ。」
「そうか、よかった。」
「ああ、本当に良い仲間いや友人を持ったな。」
「うん!もちろん君もだよ。」
「!?そうかい。」
「じゃあもう寝るね。おやすみ。」
「ああ、おやすみ。」
ゲンは、自分の部屋に戻りベッドに横たわる。そして、目をつぶる。
「!?ここは?」
『ああああああああ!!!』
『ぎゃああああああ!!!』
『助けてくれええええ!!!』
『殺せ!!殺してくれ!!!』
『来るなああああ!!』
「!」
ゲンは、気づくと炎と煙の中に居た。そして、そんなゲンの後ろをガラの悪い悪魔や貴族っぽい悪魔が通り過ぎた。訳が分からなかったが、直ぐに原因の後ろを見る。すると、そこにはボロボロの少年が不気味に笑っていた。ゲンは、直ぐに構える。そんなゲンに少年が言う。
「ねえ、いつまでそんなことしてんの?」
「ああ?お前には、関係ねーだろ。てか、誰だてめえ。」
「フッ、アッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!」
「……何が可笑しいだ?」
「フー。ニヤッ」シュンッ
「!?(何処に行った?)」
突如、少年が消える。ゲンは、探す。そして、気づいた時には、正面から抱き着かれていた。驚愕するゲンに少年がまた話しだす。
「僕が、誰かなんてもう気づいているんでしょ。ゲン・フレアハート。」
「チッ」ブンッ
「僕は、きみで。きみは、僕。」
「違う!」ブンッ
「有象無象を木っ端みじんに。」
「違う!」ブンッ
「破壊に破壊を繰り返し」
「違う!」ズドンッ
「形あるものを無に帰す。」
「違!「違くないよ。」!?」
「快楽で破壊を楽しむ。誰でもない……俺だよ。」
「っ!」
「さあ、くだらねぇ仕事は、終いだ。平和にボケてる奴らに地獄を見せようぜ。」
「……。」
「綺麗な花をたくさん作ろうぜ。」
「……ろ。」
「ん?」
「……えろ。」
「なんて?」
「消えろ!」
「!?」
ズズズッゴゴゴゴゴッズドーーーーン!!
ゲンは、自身の力でその周囲を全て吹っ飛ばした。それには、もう一人のゲンも消えていく。
『残念。けど、忘れないでね。僕は、常に君に居ることを…………』
パチッ
「はっ!!」ガバッ
「ハア……ハア……ハア……ハア……。フー……。チッ。」
もう朝日が覗かさせていた。だが、ゲンの目覚めは、最悪だった。