友達の様子がおかしい 作:瓦版
その日も変わらずにバビルスに登校したイルマ。今日も仲良いアスモデウスとクララと一緒に授業などを共にする。昼時になり三人で食堂に移動すると、何やら騒がしくなっていた。
「どうしたのでしょう?騒がしいですね。」
「何かあったのかな?」
「祭りか!うぉー!」
「そんなわけないあるか!とりあえず行ってみましょう。」
「うん、そうだね。」
「祭り♪祭り♪」
三人が中に入ると、カウンターに生徒たちが押し寄せていた。
「パンが作れないってどういうことだ!!」
「しかもパンじゃなくて麺類も。」
「ちゃんと仕入れているのか!」
「落ち着いて!」
「押さないで!」
「倉庫も確認しました。けど、何一つないんです!!」
どうやら急な粉物の枯渇に食堂が、パニックを起こしていたのだ。
「これは、どうやら売店で買った方が良いかも知れませんね。」
「そうだね。しかし、何で消えたんだろ?」
「これは、怪盗の仕業だ。」
「怪盗!?」
「ハアアホクララ、馬鹿は休み休み言え。そんなわけあるか。イルマ様ここは、売店に向かいましょう。」
「そうだね。」
三人は、売店に向かう。だが、そこでも食べ物類の枯渇が起きていた。
「ここでも!?」
「まさか売店もやられているとは……。」
「怪盗が現れたんだ。」
「ほぉ、それは、面白い話だな。」
「「!会長!!」まっかちん!!」
三人の後ろからアメリが現れる。話を聞くと、あまりの事態に教員や生徒会も出動しているようだ。供給の面は、職員や調理師団が急いで手配に回っている。問題は、食事の無い状態で弁当持参の悪魔が襲われかけているということだった。
「兎に角、我々も見回りを強化しているのだが……。」
「どうかしたのですか?」
「あまりにもたくさんの個所で行われているために人員が足りないのだ。そこで、お前たちに頼みたいことがある。我々の見回りに協力してくれないか?」
「「「!?」」」
「無理には、言わん。お前たちも食事が出来てないのだからな。」
「大丈夫です。」
「助太刀します。」
「うぉー!怪盗探しだ!」
「頼んだぞ。」
こうして、犯人探しが始まる。とりあえず、怪しい者からどんどん探していく。だが、これと言ったものは、見つからなかった。それどころか空腹が増していく一方であった。
「おなか減ったね。」
「ここまで完璧な犯行だとは。」
「まいったね。」
「一体何のためにこんな馬鹿げたことを……。」
「しょうがない。イルマっち、アズアズこれでも食べて。」
今日は、クララの四次元ポケットから出してもらったお菓子をもらって飢えをしのいだ。明日は、無事に食べられるだろ。そう願ったバビルス生徒たちだが、その後も同じ事が起きる。三人は、また散策に出る。道中、様々な暴動を制圧して。
「まずいですね。暴動が大きくなってる。」
「怪盗、手ごわい。」
「うん、これはまいったね。」
三人がそんな会話をしていると突然上から爆発音がする。外に出て確認すると、上空から粉が降ってくる。
「雪?いや、これは!?」
「小麦粉?」
「あ、あれ!!」
「「!?」」
クララの指さした先に笑いながら売店で売られるはずだった食べ物を食している者がいた。顔を隠していた。
「怪盗だ!!」
「まさか、本当にいたとは……。」
その怪盗は、次に持っていた食べ物を撒いた。あえて暴動が起きるように。食事が降っていることで我慢していた生徒の暴動が起きる。それにさらに笑う怪盗。
「wwwww、!?」ヒョイ
ズドンッ
「……。」チラッ
「そこまでだ。道化師。」
「「「会長!!」」」
怪盗の前にアメリが出る。
「大人しく、投降してもらおうか。」
「……。」ニヤックイクイ
「!!ほう、おもしろい。」シュンッ
ドンッ
戦闘が始まる。アメリは、生徒会長として本気で立ち向かう。だが、怪盗も手練れで攻撃をいなされる。バビルスの生徒は、生徒会長に鬱憤代わりに晴らしてもらおうと応援する。それもあって、押していく会長。
「オラオラ!!」
「……。」
ズルッ
「!?」
「!くらえ!!」
パシッ
「な!!」
「……。」ニヤッコツンッ
「えっ?」ツルンッドテンッ
アメリは、急に足をとられてこける。そんな、アメリに近づく道化師。だが、歩みを止めて下がる。すると、先程道化師の居た場所がはじける。道化師は、攻撃者の方を見る。そこには、。
「おもしろいことしてるね。僕も混ぜてよ。」
「フレアハート!?」
「……。」グッ
「いいねぇ。会長は、休んでなよ。」
「ばか言うな!私は、まだ、っ!?」
「ほら足ひねったんだから。交代交代。」
「分かった……すまない。」
「良いよ別に。」グッ
道化師とゲンの戦いが始まる。