友達の様子がおかしい 作:瓦版
昼の時刻、チャイムと同時に出現した道化師。いつものように手には、パンを持っていた。そして、そんな道化師に鬱憤が溜まっていた生徒たちが集まり一斉に襲い掛かる。だが、あざ笑うがごとく道化師に逃げられる。そして、道化師に生徒たちが、躍起になっている裏で教員たちは、ある人物をさがしていた。
「バラム教諭、奴は、そこに居るんですね。」
「はい、だけど様子が変で。」
「とりあえず、向かいますか。」
「わかりました。」
そして、教員たちはある場所に到着。そこには、学園長のサリバンと一緒に大福に寝そべるゲンの姿が、あった。
「ん?先生たちどうしたんですか?」
「どうしたもこうしたもない。今すぐ、あれを止めろフレアハート。」
「止める?なにを?」
「ん?あれは、君の人形じゃないの?」
「んー?あれは、僕の人形じゃないですよ。」
「「「!?」」」
「ほんとですか!フレア!」
「はい、オペラ先生。ずっとここでおじ、学園長と一緒に居ましたし。」
「それは、ホントかい!?」
「嘘をついていないだろうな。」
「バラム先生の前で嘘つけないでしょ。それに……ほら。」
「そ、それは……」
教員たちは、再び驚愕する。無理もないゲンの手には、あの時に見た格好をしていた人形であった。つまり今の道化師は、他の何者にかなる。教員たちは、すぐに急いでゲンに謝罪して後にする。最後に残ったオペラは、何か疑問を感じて部屋に残る。そして、カルエゴ達が遠のくを確認して再びゲンの前に立つ。
「……。」
「ん?どうしたの?オペラ君。」
「サリバン様、何か隠してませんか?」
「べ、別に何も。「フレア、失礼します。」ああん!返して!!」
「やっぱり……。となると、あそこにいるのは、やはり……フフフフ。」バキキッ
「あーーん!!おぺらくんのやめて!!」
「サリバン様、共犯による罰でこれは、没収です。」
「そんな!孫からのせっかくプレゼントが!!」
「さて、馬鹿なお祭りをお終いにしますか。」
場所が変わり校舎外。道化師は、遂に校舎の屋根まで追い詰められていた。
ドーン!ドーン!
「……。」
「追い詰めたぞ!道化師!お縄についてもらうぞ!!」
「……。」ススッ
ズドンッ「!?」
「おっと、それから後ろに逃げたら……わかるよね。」
前をアメリが後ろを問題児たちが塞いだ。遂に道化師を捕らえるチャンス。皆が、より始める。だが、道化師は、奥の手を出す。懐を漁る。
「この世に及んでまだ悪あがきを。」
「さて、どうかな?」
「「「!?」」」
「道化師が、しゃべっ!?」
「な、な、き、貴様、そ、その手の物は……。」
道化師の手には、写真が握られていた。アメリが、赤面するほどの物を。
「ヒヒヒヒ。」ヒラヒラ
「渡せ!」
「あ、と。」パラパラ
「ああああ!!!」
「「「会長!!!」」」
アメリが写真に視線を移した瞬間に道化師は、魔術を発動し足場に穴を作った。
「バイバイ♪」ヒューン
「「「待て!!!」」」
道化師は、一番下の階まで下りた道化師。
「(さて、ここまで来ればね。)「やあ、盗人くん。」!?」
「ここが、貴様の終点だ。」
「次は、先生たちと鬼ごっこか……良いねえ。」
「粛だ。」
ドカーン!ドーン!
地獄の鬼ごっこに切り替わりひたすら教員の攻撃を避ける。しかし、教員たちは、距離を詰められずにいた。なぜなら、道化師のアイテムと睡眠魔術で手を焼いていたからである。だが、道化師もすべてを避けられず少しずつダメージを増やしていた。
「ち、すばしっこい。」
「どうする?分散する?」
「いや、それでは、また校舎を破壊されて余計に手間になる。」
「それでは、私が捕らえましょう。」
「「オペラ先輩!?」
「下手に魔術を打てない状況なら足を使うほかないでしょ。それに、この混乱乗じて悪さを働く者が増えてきています。二人には、他の教員と一緒に向かってほしいです。」
「わかりました。よろしくお願いいたします。」
「よろしいかな?カルエゴ君?」
「っ!お願いします。」
「任された。」シュンッ
そして、オペラは、高速で壁など蹴りながら道化師に追いつく。
「フン」ドッ
「くっ!?」
シュンッスタッ
「遂に、追いつきましたね。道化師いやフレア。」
「……。」
「事情まで聴きませんが、バカ騒ぎはお終いです。」
「そうだね。もう必要ないしその様子だと、おじいちゃんも自白したみたいだね。」
「はい、なのでサリバン様と共にお仕置きです。」
「それは、困るから最後まで足搔かせてもらおうかな。」コキコキッ
「良いでしょう。ちょうどあなたの実力を測りたかったところです。さあ、来なさい。」クイクイッ
「じゃあ、推してまいる!!」バッ
そこから数十分間は、激しい戦闘で強い衝撃が起こるのだった。それは、全体に広がりバビルスの全ての者に届いた。事態が収束してオペラの下に急ぐ後輩ズ。そして、到着した頃には道化師の姿は無く、仮面とボロボロのオペラが立っていた。
「オペラ先輩、道化師は!」
「逃げられました。」
「「!?」」
「いやあ、中々の手練れでした。なので、文字通り骨が折れました。カルエゴ君、おんぶしてください。」
「はあ!?ちょ、ちょっと!!自分で歩け!」
「肩を貸しますよ。」
「ありがとうございます。シチロウ君。それに、奴の目的が分かりましたのでその原因叩きに行きましょうか。」
「「ええええ!!!」」
バビルスOBは、最後のもう一働きをするのだった。一方のゲンは、姿を戻して何とか保健室で治療を受けて学園長室に戻った。そこで、サリバンと大福に寝っ転がりながら会話を始めた。
「どうやら、オペラ君たちのおかげで例の件片付きそうだよ。」
「そうか、なら良かった。」
「これで、悪周期の君もまた会えなくなるね。」
「!やっぱり、気づいていたか。」
「わかるさ。きみも僕の家族だからね。」
「そうかあ、嬉しいね。それじゃあ、またね。」
「うん、またね。」
こうして、ゲンの悪周期による嵐のイベントは終幕に入る。