友達の様子がおかしい 作:瓦版
開催が間近に迫るバトラパーティ。各々の師団が準備の仕上げに入っていた。あらかた手伝うことも終わったゲンは、当初の目的を果たそうとしていた。サリバンを探して、捕まえたときの事を考えながら校内を歩いていた。
「(さて、どうしてやろうかな。)」
近い未来に起こるであろう殺戮ショーを考えていると、魔具研のテントの前に着いた。テントの中に入ると丁度シルビアの模写の挑戦中であった。ゲンは、後ろで見守っているサブノックとアスモデウスに話しかける。
「よお、順調か?」
「お、うぬか。ああ、シルビアが、今頑張っている。」
「フレア、貴様も見に来たのか?」
「いや、たまたまだ。それにしても、まさかねぇ。」
「なんだ。」
「いや、聞くのは、野暮だったな。それじゃあ、本番を楽しみにするかな。」スッ
「どこか行くのか?」
「ああ、目的が有ってな。それじゃ、バトラパーティで。」
「うむ。」
「ああ、また明日。」
ゲンは、その場を後にする。帰宅した際には、イルマから魔具研の出し物が、完成して高いクオリティになったことを聞かされるのだった。引き続きサリバンを探す散歩に出るはずだったが、その道中でまた様々な師団に捕まる。
「お、フレアハート。良いところで会ったな。手伝ってくれ!!」
「いや、今それどころじゃな」
「良いから手伝ってくれ。」
「おい話を」
「みんな、フレアハートを連れ行け!!最後の仕上げまで頑張っていくぞ!!」
「「「おお!!」」」
「ちょ、まっ」
「連れてけえ!!」
「「「「「えっほ、えっほ、えっほ。」」」」
「マジかよ……。」
そして、半ば強引に連れてかれたゲンは、師団の手伝いを行うのだった。結果、終えた頃には、日が落ちておりサリバンに会うことは、なかった。その日の探索を諦めて帰宅しようとすると、カルエゴに遭遇する。
「あ、カルエゴ先生。」
「フレアハート。何か用か。」
「学園長が、どこにいるか知ってる?」
「いや、知らん。」
「そうか、ありがとうございます。シルビア、上手くいったみたいですね。」
「なぜ、そう思う。」
「いや、なんとなく。それじゃ、明日のバトラパーティで会いましょう。」
帰宅したゲンは、家でサリバンの姿を探すが、見つからずオペラからその日も家に帰らないことを知ると、さらに怒りのゲージを増量させていくのだった。本番当日の朝になっても同じ状態の恐怖するイルマは、恐る恐る近づいて魔具研の出し物の出来をアピールした。
「げ、ゲンくん。」
「ん、なに?」ニコォッ
「今日、良かったら魔具研の出し物にも来てくれるかな。君の協力もあって最高の出来なったんだ。」
「……。」
「時間が、会ったらで良いんだ。無理なら……。」
「イルマ、安心しろ。お前らの所には、行く。例え忙しくても時間作って寄らせてもらうから安心しろ。」ニコッ
「っ!うん!じゃあ、楽しみにしててね。オペラさんも!」
「私は、次いでですか。わかりました。私も寄らせてもらいます。」
このまま最高の朝を迎えるのだった。
「そうだ。約束の件、忘れるなよ。」
「!?」
「忘れるなよ。」ニコォッ
「イエッサー!!」