友達の様子がおかしい 作:瓦版
師団披露の前夜祭が始まる。各師団が、それぞれの出し物を出し合って学校の生徒たちを楽しませる。ゲンは、流石にサリバン捜索を中断して師団披露を楽しむことをした。店を回る途中でリード、ジャズ、プルソンの3名と遭遇する。
「お、暇な野郎発見。」
「お前ら楽しそうだな。」
「僕同盟で回っているんだ。ゲンは、1人で回っているのか?」
「そうだな。目的が、中々達成されなくてな。」
「「「目的?」」」
「まあ、気にすんな。」
「良かったら一緒に回ろうぜ!」
「そうだよ!折角の祭りなんだから!」
「じゃあ、一緒に行動させてもらおうかな。」
それから4人でいろいろな所を回って楽しんだ。そして、ある程度時間になり、イルマ達の魔具研の出し物が開かれる時間になった。4人は、指定の場所に向かった。到着すると、たくさんの生徒で溢れかえっていた。
「流石の人気だな。」
「色々な人から凄いって言われているから期待だね。」
「一体、どんな出し物だろう?ゲンは、知っているんでしょ。」
「まあ、少しだけ手伝ったしな。けど、楽しみ為に言わないでおく。」
「そうなんだ。」
「そろそろ始まるぞ。」
定刻になり開始の鐘と一緒に魔具研の出し物が、姿を現す。
魔具研主催『呪ワレシ メビウス美術館』。その迫力にすでに生徒たちは、圧倒されていた。そして、入り口に立っているイルマとアスモデウスの2人から説明と同意書を書かされる。リード達は、その同意書だけであったが、ゲンには、もう一枚用意されていた。
「お客様には、これにもサインを。」
「何で?」
「良いからサインお願いします。」
「たく、なになに。1,出し物への破壊等を行わない。2,ネタバラシを行わない。3,当館内で魔力の使用禁止。以上の事を守ることを固く誓う。もし、破った場合には生徒会等の全師団に奉仕活動を行う。ねぇ。」
「なんかゲン君だけ、厳しくない?」
「いえ、正当の評価です。サインを。」
「たく、はぁ。ほらよ。」サラサラ
「確かに。それでは、皆さまには、暗い当館を進んでいただくのでこの『勇気の灯』を持って進んでください。それでは、いってらっしゃいませ。ガルナ様によろしく。」
中を進んでいく4人。館内の不気味恐怖するリード達は、ゲンに前を任せていた。
「おい、少しは、前に行こうとは思わねぇのかよ。」
「「「思わない。」」」
「たく、」
恐怖心の無いゲンに安心していた3人だが、ここでハプニングに襲われる。通路を歩くと、急に霧が発生して4人を襲う。
「大丈夫か?」
「何か濃いね。」
「周りが、良く見えない。」
「逆にちょっと怖さが紛れるかも。」
「ちゃんと、みんないるよね?」
「「勿論」」
「よし、そろそろ霧も晴れてきた。」
「なんだ?何もなかったな。」
「そうだね。」
「それじゃあ、進もうかって、あれ?」
「ゲンは、何処に?」
「「「……」」」
こうして、3人による本当の肝試しが始まった。一方、ゲンは、というと。
「……まさか、いきなり対面とはな……ガルナ。」
「私は、誰よりも会いたかったわ。」
ラスボスと対面していた。そんなことも知ることもなくリード達は、最後までたどり着きフィナーレのガルナとの対面を終えた。逃げるように出口から外に出ると、他の生徒やガルナに関する冊子を持って待っていた。3人は、恐怖のあまり震えが止まらなかった。だが、最高の笑顔で
「「「さいこうにおもしろかった!!」」」
と言い放った。その反応を受けてから次々参加者が、入っていた。そんな中でゲンは、原本のガルナを相手にした。
「あら、今回は、襲ってこないのね。」
「前も襲っていないだろ。」
「そうかしら。少なくとも、私を破壊しようとしていたように見えたけど。」
「それだけの存在だからな……お前は。で、俺を呼んだ理由は、なんだ。」
「そうね。私を殺してくれないかしら。」
「!なんでまた、。」
「だって、もうあの子に会うこともないし、ずっと絵の中にいるだけだからかしら。だから、この私に容赦しないあなたに頼んだのよ。」
「……悪いが、その約束はしない。」
「なんで!!」
「お前に危害を加えないでって約束させられちまったから。」
「そんな……。」
「そんなわけだから、もう帰るわ。じゃあな。」
「行かせない!!」ギンッ
「!」ギュッ
「あなたが壊さないなら、あなたに用はない。ここで私が殺す!!」
「……ふ、。」パリーンッ
「!うそ……。」
「ガキのままごとに付き合ってられるか。死にたきゃ勝手に逝きな。」
そう言ったゲンは、その場を後にして外に出る。外では、リード達が待っていた。はぐれた理由を聞かれたが、適当にはぐらかして前夜祭を楽しんだのだった。