友達の様子がおかしい 作:瓦版
局次長のナルニアは、今回のアンリによる妨害に不満に思い。アンリを問い詰める。
「どういうつもりだアンリ。」
「どうとは、私は13冠と魔関署の戦争を止めただけだ。」
「……。」
「ナルニア、お前は、私と同等の立場になった。だが、私とでは、経験が違う。つまり、私のわがままの方が上だったということだ。」
「……。」
その場を後にするアンリ。残されたナルニアは、悔しながら次の策を考える。場所が戻ってミミルス。明るい未来と希望を守り抜くことが出来たことを祝ってみんな宴を行った。イルマ達も今回の主役として、多耳族のみんなから祝福されていた。そして、舞台の上に長老のムンムが、立ち皆を注目させる。
「皆者、今回の出来事はご苦労であった。メフィスト様、イルマ様の協力もあり多耳族の未来は、守られた。そして、今回をもって多耳族の新しい長を発表する。新しい族長は、……ノヴァに任せることにする!!」
「え、おれ?」
「お前は、これからの多耳の新しい一歩の未来を引っ張っていく『王』になるのだ。」
「分かった。みんな!!これからよろしく!!」
「「「うおおおおおお!!!」」」
新しい王の下、多耳族は、一団結していくのだった。そんな楽しい宴も終わり次の日の朝、荷物を纏めたイルマ達。そして、最後の別れの挨拶。
「イルマそして、みんな。本当にありがとう。今回のこと、絶対に忘れない。」
「うん、僕も多耳族の事は、忘れないよ。」
固い握手を交わす。そして、イルマ達が、メフィストの車に乗り込んでいって出発して窓から別れの手を振る。ノヴァは、短かったこの期間の中でのばかばかしくとても濃く楽しい思い出がよみがえる。その瞬間、ノヴァの目には、涙でいっぱいであった。
「イルマ!!!本当にありがとう!!!」
その言葉が、通じてイルマ達も涙を流していた。ノヴァは、しっかり今回の事を胸に刻んでこれからの精進を誓うのだった。無事に帰宅したイルマ一行。それぞれの家に行くと問題児クラスのメンバーが、待っており、皆がイルマの昇進の結果が気になっていた。だが、イルマ自身も聞かされていなかったが、メフィストから告げられた合否は、
「5.5!!」
「「「?????」」」
今回の多耳族での功績は、素晴らしいが、多耳人参がやはり未知数なので保留ということになった。イルマは、とりあえずいろんな人に結果を報告して祝福の声をたくさんもらった。その後、メフィストから隣になることを告げられた。メフィストの柔軟な態度に皆が虜になる。そんな出来事のあとに、ゲンは、メフィストに食事に呼ばれる。
「やあ、待ってたよ。」
「一体、今度は、何の用ですか。」
「何もないよ。ただ、いっぱい話したいから。」
「全くよくわかんない人だな。」
ある程度、食事しながら軽い会話を交わすと、メフィストから本題を告げられる。
「そういえば、この間だけどさ、牙隊の大佐を消そうとしてたでしょ。」
「まあ、ことがことだしな。」
「それは、護衛だから?それとも気に障ったから?」
「……何が言いたい。」
「きみ、何を企んでる。魔関署と戦争でも起こそうとして。」
「さて、どうかな。今回は、本当にイルマの安全を守っただけだし。たまたまにすぎない。」
「そうか。そういうことにしておく。あ、そうだ一つ忘れた。」
「?」
「むしろこっちが本題だった。君にある物の監修を手伝ってほしいんだ。」
「聞こう。」
二人が、開発したものが後に大ヒットになる物なるとは、誰も知らない。