友達の様子がおかしい 作:瓦版
イルマが目を覚ますと目の前に祖父サリバンがいた。
「グッモーニング!!イルマくーん!」
「!おじいちゃん!か、帰ってたの?あれ、体が動かない。」
「ああん無理しない。とりあえず落ち着いて。」
「うん。」
イルマは、寝た状態でサリバンの話を聞く。サリバンは、13悪魔で行われる定例会議「13冠の集い(サーティン・パーティー)」に参加した。だがその後、魔界の税務署 魔関署に事情聴取を受けていた。そして、事情聴取の最中に矢文を受け取り事情聴取を終えさせた。学校に戻ると強い光と音が発生し、火の粉が降り注いでいた。それを学園の外に出した後に学園の教員たちに事態収拾の指示を行ったそうだ。まず、学校に何もなかったことを安堵したイルマ。そして、気になった二人の悪魔について聞いた。
「おじいちゃん!キリヲ先輩とゲン君は!」
「1人づつ言おうか。まず、ゲンくんは、今保健室で安静にしているよ。命に別状は、ない。ただの魔力切れさ。」
「そうか良かった。キリヲ先輩は?」
「彼は、静かに捕まった。そして、君に「また会おう」って言ってたよ。」
「そうなんだ。やっぱり重いかな。」
「そうだね。とても軽いものには、されないだろうね。」
「……。」
落ち込むイルマ。そんな、イルマを担いで外に出るサリバン。
「まあ、今回の騒ぎの大きさを知ってもらわないとね。」
「!?(ヤバい、怒られる。) 」
イルマは、身構えた。だが、そこに広がっていたのは、割れんばかりの大歓声であった。それからイルマは、色んな生徒にもみくちゃにされていた。一方医務室のベットの上にいるゲンは、目を開ける。
「ここは、医務室か。」
「目が覚めたか。」
「カルエゴ先生。」
「全く貴様らは、揃いもそろって後先考えないアホばかりだ。」
「すみません。」
「ま、無事で何より。次は、しっかり報告しろ。」
「わかりました。」
「さて私は、これからやることがある。あとは、こいつらとでも戯れてろ。」
そう言って扉を開けるカルエゴ。すると、アブノーマルクラスのメンバーがなだれ込んだ。それを見てげんは、大笑いした。その後は、クラスのみんなに心配されながら会話に花を咲かせていた。次の日、師団披露も本祭を迎え生徒たちの親御さんたちもお客として参加していた。ゲンは、魔力がある程度戻り祭りを楽しんでいた。そして、遂に今回の師団披露の優秀賞が発表された。3位の努力賞 サキュバス師団。2位の凄いで賞 魔術開発師団。そして、栄えある1位の特賞は、放送師団であった。皆がこの結果に納得し賞賛した。しかし、一部の生徒たちの中には、やはり花火のインパクトが強かったのか魔具研究師団の名が呼ばれなかったことに疑問を持つ者が多かった。当のイルマは、悔しさが少しあったが、気持ちの奥にしまっていた。理由は、やはり今回の事件の発端である者がいる師団の出し物を評価できないと主催の教員たちに告げられた。少し落ち込むイルマ。すると、壇上の影からカルエゴが現れて司会者のマイクを奪った。そして、ざわつく生徒たちを静粛させる。その後、口を開く。
「本来ここで閉幕であるが、一点報告がある。今回の師団披露は、例年に比べ特にトラブルが多かった。その中で教員たちに報告せず危険かつド派手な披露を成し遂げた師団がある。本来懲罰案件だが、学校中からの支持が多かった。教員での協議の結果。特賞獲得の評価には、できないが、特例として新たな賞を設けた。その名は、 「トリッキーで賞」。これは、その師団の代表1名のランクを1段階昇級させる。そして、はいある受賞した師団は、魔具研究師団。代表者イルマに位階「3」を授ける。」
「!ありがとうございます!!」
「さらに、今回の披露中の生徒及び教員の安全を守った者にも位階昇級を授ける。対象者 1年ゲン・フレアハート。貴様は、「2」に昇格だ。」
「ありがとうございます。」
こうして、昇給勝ち取ったイルマとゲン。その瞬間、注目の的になった。ゲンは、上手く気配を消した。そして、なるべく人が寄らないように行動していた。そんな時にイルマが誰かの父親と話している所を発見した。だが、ゲンにとってその人物は、できるだけ近づきたくないほどの悪魔であった。なので、通り過ぎようとするが。
「あ!ゲン君!」
「ばっおまっ。」
「うん?。!おい、そこの君。止まりなさい。いや、止まれ。」
「し、知り合いなんですか?」
「イルマ君。私は、彼とは少し顔見知りでね。なあゲン君いや裏路地の死神。」
「はあ。久しぶりだね魔関署警備長さん。」
「いやあこんな所で君に会えるとはな。今回も誰かに依頼されたのかな。」
「さてな?例え依頼があってもあなたには、話せないね。」
「そうか。なら一緒に来てもらうことになるぞ。」
二人が、威圧しあっている中でイルマは、口を開いた。
「だ、大丈夫です。ゲン君は、悪い悪魔ではありません。」
「!君は、彼が何をしていたが知っているのかな。」
「知ってます。それに今は、ぼk「イルマ!」!?」
「余計なことを言わんでいい。」
「でも!」
「!(言葉を遮った!?やはりイルマくんは、)イルマ君、君は、「あ、ここにいたんですね。お父様。」アメリか。」
「イルマ、それにフレアハートとの話は、もう終わったのですか。」
「彼らと知り合いなのか?」
「二人と学校では、有名ですよ。特に、イルマとは、よく話しています。」
「話?どんなことだ?」
「恋愛の話とか。」
「うっ。」
「将来の事(夢について)とか。」
「ぐはっ。」
ダメージを受けているフラフラするアメリ父。アメリは、そんな父に気遣う。
「だ、大丈夫ですか。」
「貴様にお義父さんと呼ばれる筋合いは、ない。」
「(呼んでないないですけど!!) 」
「ほら、保健室行きますよ。」
「ああ……ああ……。あ、そうだ。死神いやゲン。」
「!なにか。」
「良い仲間を持ったな。大事にしろよ。今度同じことをするようなら。刑務所に送ってやる。」
「ふん。大きなお世話だよ。」
こうして、魔関署警備長のアメリ父との会合を終えた二人。イルマは、先程アメリ父と話していたことを思い出し人間ということを隠して生きていくこと強く思った。