友達の様子がおかしい 作:瓦版
「フフン♪フフン♪」
ゲンは、鼻歌をしながらある目的のため魔具研の部室を目指す。そして、部室の扉を開く。
「失礼するぜ。ゼロワンを迎えに来た「へえ、そうなんだ。あ、ゲン君。いらっしゃい。」」
「わんわん、他に何ができるの?」
「ヴァラク。私は、魔獣ではないぞ。そうだな、後は、、、」
「ほう、それは、凄い。」
ゼロワンを囲んで魔具研のメンバーが、質問攻めをしていた。ゲンは、検査を担当したエリゴスとマルバスの両名から診断結果を聞く。
「異常は、見えなかったござる。」
「動作も問題なかったっす。」
「そうか、了解。報酬だが、エリゴスさんは、これで良いんだったか?」
「感謝でござる!!このフィギュア、中々見つからなかったですからな。どこで入手を?「しー」あ、秘匿でござったな。」
「マルバスは、これだったか?」
「っす。あと、マルバスじゃなくてヤバシで良いっす。」
「わかった。ヤバシ、エリゴスさんまたよろしくな。」
「了解であります。」「うっす。」
「さて、行くぞ。ゼロワン。」
「ふむ、了解した。」トンッ
パシッ
「じゃ、失礼する。」
ゲンが、出て行った後にイルマ達も部活を終える。次の日、アブノーマルクラスでは、小テストの返却が行われた。クララは、自身の点数の低さに落胆する。他の赤点ギリギリのメンバーの結果を聞いて仲間探しをを行うが、今回皆が、出来が良かったようで自分一人だけ赤点なクララは、更に落胆する。いつもの仲良し三人組で勉強会を行うことにした。だが、クララは、勉強に身が入らなかった。
「おい、アホクララ。真面目にやらないか。このままでは、ノヴァたちに笑われてしまうぞ。それでいいのか?」
「!?」
「ほら、もう少し頑張ろう。」
二人からの発破をかけてもらい奮闘するクララ。しかし、勉強は、上手く捗らず休憩を入れることになった。イルマとアスモデウスは、気を聞かせてジュースを買いに出かける。残ったクララは、勉強を頑張る。が、集中も切れた。そして、悪魔の本性である『楽したい』と言う欲に負けて、アスモデウスの上着を探ってあるアイテムを見つける。
「飴?きっと、アズアズの頭の良さの秘密だな。どれ一つ。」コロンッ
アスモデウスは、自身の上着を忘れて取りに戻ってきた。そこで、アスモデウスは、クララに声を掛ける。
「おい、クララ。何してる。」
「!?」
ゴクッ
「ゲホゲホッ!!」
「!?おおい、大丈夫か!?」
アスモデウスが、心配し近づくと。悪周期に入ったクララは、不気味な笑みを浮かべて振り返る。
「つーかまえた♪」
「!?」
シュンッ
アスモデウスが、上着を取りに行ってから数分後。イルマは、あまりにもアスモデウスが、戻ってこないため不審に思い、自習室に戻る。戻る際中、二人がまた喧嘩しているんじゃないかと思い早歩きで戻る。
ぐわあああ!!
「!?アズ君!!」
急な悲鳴に急ぐイルマが、見たのは教室に一人立つクララだけ。アスモデウスの姿が、見えないので不思議に思っていると、クララが抱き着いてきたのだ。困惑するイルマ。
「イルマちイルマち。」
「な、何?クララ。」
「どこ行ってたの?」
「ジュースを買いに行ってたんだよ。みんなで飲むために。」
「クララの分も?」
「もちろん。」
「そうなんだ………うれしい。」ニヤッ
「!?」
「イルマちイルマちイルマち。」
「何?」
「ジュースを買いに行っている間、誰とも会わなかった?話してない?触ってない?
イルマちは、クララ以外と会っちゃダメ。話しちゃダメ。触れちゃダメ。見てもダメ。だって、」
「クララ?」
「イルマちは、クララのだもん。」
「クラ」ギュルンッ
イルマが、クララのポケットに取り込まれた。たまたま屋上で大福の手入れをしていたゲンは、イルマとアスモデウスの魔力が感じられなくなったので不審に思い立ち上がる。
「(急に2人も?)これは、戻った方が良いな。大福、悪い。続きは、後でやるから戻れ。」
「クマっ。」ポンッ
「…さて、クララを問い詰めるか。あいつに近づいた時に、消えているからなんかやったんだろ。ただ、あいつの魔力。こんなにドロッとしていたか?」
勉強会での事故を知らないゲン。この数分後、クララの悩みを解決するために動かなかければいけなくなるのをこの時は、まだ知らなかった。一方、取り込まれたイルマは、目を覚ます。
「ここは、どこ?」
イルマの前には、何とも表現しがたい景色が広がっていた。