居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
皆様の応援のおかげです!
メンタルぐちゃぐちゃの作者でございますが、今後ともよろしくお願いします!
貴方が好き。優しく撫でてくれる手が好き。傷だらけの私を抱き締めてくれる優しさが好き。嫌だけど、女にホイホイついて行くバカなとこも好き。貴方の真っ直ぐな性格が好き。
「さて、行こうか、相棒」
ええ、何処へでも行くわ。貴方の隣は、誰にも譲らない。ミミロップにも、あのサカキって男にも。子供の頃から、貴方の隣は私の特等席なの。貴方の全てを、貴方の出す答えを、ここで見届けるって決めたから。
ゴシュジンサマニアヤマリタカッタ。ボクハ、ダイスキナゴシュジンサマノヤクニタテテイルカフアンダッタカラ。シッパイサクノボクガ、アシヲヒッパッテイタラ、ステラレルカモシレナクテ、ソレガコワカッタ。デモ、ムダナシンパイダッタ。ゴシュジンサマハソンナコトシナイ。
「頼めるか、ポリゴンZ」
イマモコウシテタヨッテクレル。ダカラボクハ、ゴシュジンサマノジャマヲスルヒトタチトタタカウ。ボクハ、ダイスキナゴシュジンサマノポケモンダカラ。
ダーリンの事が好き。でも、正直それと同じくらい、ブラッキー達の事が好き。ダーリンもそうだけど、誰も私のこの大きな身体を笑ったりしない。みんな、可愛いって言ってくれる。一緒にきのみを食べたり、水浴びしたり、花冠を作ったりしたの。だから、みんなの事が大好きなのに、私の手は、大好きな彼に、触れられなかった。
「うお!どうしたの?ハニー」
ごめんなさいダーリン。貴方の大切な彼を、掴めなかった私を、許して。もう絶対に、誰も離さないから。今度は、もっと早く走るから、もっと力強く握るから、目を、逸らさないから。私から、貴方から、離れて行かない様に。
大将のために飛ぶって決めたんだ。この翼は、大将を何処へでも連れて行くためにあるんだ。でも、兄貴の羽は、大将を守るためにあった。薄くて脆い羽なのに、強くて、カッケェその羽に憧れた。でもさ、兄貴が教えてくれたんだ。兄貴は、大将を守れても、遠くへ連れて行く事が出来ない。でも、俺にはそれが出来るだろって。ブラッキーの様な盾になれなくても、ミミロップの様に強くなくても、俺にはこの翼がある。
「ファイアロー、あの島まで運んでくれる?」
お安いご用だぜ大将。アンタに蘇らせて貰ったこの翼は、アンタの翼だ。何処へでも行こう。いろんな景色を見よう。幾つになっても一緒に空を飛ぼう。アンタが眠る、最期の時まで。
貴方に憧れていた。怖がりで、臆病で、我によく似た貴方を、心から慕っていた。泣きそうになりながらも、圧倒的な強さで、主の敵を沈めるその姿に心踊らされた。我もあんな風になりたい。主から信頼される強きものになりたかった。
「頼むぜグソクムシャ。この勝負、絶対勝とう!」
なれているだろうか。我は、貴方の代わりに。いや、違うな。我は、我だ。主が我に先陣を切らせてくれるのは、貴方の代わりにしたいからじゃない。我という一体のポケモンを愛してくれているからだ。我は、強くなれましたよ。だから、この姿を貴方に見てもらいたい。今、貴方は何処にいる?
楽しいな。この世界は。大きな建物に、強きポケモン。それらに会えたのは、お前がワシを蘇らせてくれたからじゃ。なあ、これからもワシはお前さんと旅をしたい。出来ればお前さんの元にいたポケモン達にも会ってみたい。
「ガチゴラス、ご飯にしよっか!」
お?そいつあ、秘書の姉ちゃんの作ってくれる激辛カレーじゃねえか。ありがたく頂くぜ!こんな美味えもんが食えるのも、お前さんに会えたからだな。いつの時代も、大切な相手への気持ちってのは変わんねえなあ。
「星が綺麗だな」
船の甲板にて、男は呟いた。
そして、同じ頃
愛するものと結ばれた勇ましき戦士が。
弱いものを守るために立ち上がった守護王が。
小さな体に似合わず態度の大きなとある群れの長が。
何よりも美しき湖の女王が。
探しものを求めて世界を旅する気高き竜が。
寂しげな背中の墓守とその隣で儚げに揺らめく魂が。
偶然、しかし必然的に、同じタイミングで空を見上げた。視線の先に映る、空を走る一筋の流星。その流星に願った。
また、貴方に会いたいと。
記念すべき投稿100件目なのですが、私はコロナになりました笑
何故今!?今回ので2回目なので職場の方に迷惑をかけると思うと胸が痛いですね。子供の頃は体調崩したら学校休めてラッキーって感じでしたが、大人になってある程度の立場になると焦っちゃいますね。申し訳ございませんが、少し休ませて貰います。体調が良くなったら更新していこうと思います。