居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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変質者にしか好かれない

 

 

 ウルトラビーストによるアローラ襲撃の被害は、建造物の破損が30件と、怪我人が10数名出たが死亡者は無く終わった。部下達も何とかウルトラビーストを捕獲出来た様なので、今回の任務は成功と言えるだろう。

 

 「サカキ、出航の準備が済んだら、先に出発してくれ」

 

 『良いのか?』

 

 「こっちにはフーパがいるからな。俺は数件の用事を済ましたらそっちにワープする」

 

 『そうか、了解した』

 

 やけにサカキの声がスッキリしていたな。良い事あったのかしら?さて、俺の問題はと言うと。

 

 「お兄ちゃん、あの人、誰?」

 

 俺の脚にしがみつく8歳の俺。別に良いんだけどさ。8歳の自分にお兄ちゃんって言われるの変な感じするんだよな。まあ弟に優しい系の男の方がモテるのかな?いや、それよりも、俺たちの目の前にいる変質者が問題なのだ。

 

 「こ、これは、ちっちゃいカイトさん!!め、目の前にもカイトさん、アローラは、天国だったのか!?」

 

 コイツ多分、いや絶対ゴールドだよな。やべえ奴とは思ってたけどこう言う感じにヤバかったか。何?変態?ガキの頃の俺見て興奮してんじゃねえよ。

 

 「あ!!違、あの!!俺、ゴールドって言います!!カイトさんに、その、ジョウトのチャンピオンになって欲しいんです!!」

 

 「おし、船に帰るか」

 

 もう会話出来ねえ程頭おかしいじゃんコイツ。何だよチャンピオンになれって。何で初対面の奴にそんなこと言われなあかんのじゃ。

 

 「ま、待って下さい!!あの、冗談で言ってる訳じゃないんです!!ジョウトチャンピオンになるのが、カイトさんにとって1番良い未来なんです!!」

 

 「あぁ?」

 

 「ウッ!」

 

 俺は思わず振り返ってゴールドの胸ぐらを掴む。怖がってる8歳の俺には申し訳ないが、コイツの言葉は聞き捨てならねえ。

 

 「何で俺の未来をお前が勝手に決めるんだよ」

 

 「ち、違うんです!このままだと、貴方は!!」

 

 「俺がどうなろうと、未来は俺が決める。その先でくたばっても、誰のせいにもしねえ。お前が俺の事をどこで知って、何を見て来たか知らねえが、忠告のつもりなら無駄だ。俺は生きたいように生きる」

 

 「それでも、俺は貴方をチャンピオンにしたい」

 

 俺の夢を阻止するっつうなら話も分かるが、チャンピオンにさせたいってのがよく分かんねえ。でも、このままだと、コイツが俺にとって1番の宿敵になるのか?まあ、レッドがあんな感じだし、それならそれでも良いのか。

 

 「お前は、俺を止めたいのか?」

 

 「止めたい、いや、貴方を助けたいんです。貴方が、俺を救ってくれたように」

 

 マジで何言ってんのかよく分かんねえけど。まあそれ聞いてたら埒が明かねえしな。

 

 「なら、俺を止めてみろ。俺達はこの世界を征服する。そして、俺は世界の王になり、いずれ神話になる」

 

 「……」

 

 「あ?何、ビビっちゃった?」

 

 「いえ、素敵な夢ですね。でも、俺は貴方をチャンピオンにします。必ず」

 

 ゴールドの目に、思わず背筋がゾッとした。何かやっぱコイツヤバい。雰囲気が怖いわ。変態だし。多分性癖歪んでるし。

 

 「追い付きます、絶対に。貴方を追う事には慣れてるので」

 

 「衝撃的なカミングアウトやめてくれ」

 

 「また会いましょう、カイトさん」

 

 やっぱもう会いたくない。キモいわコイツ。俺を見る目が怖い。そして8歳の俺に変な目を向けんな。気持ち悪い笑みを浮かべたまま去っていったゴールド。何かまた直ぐ会う気がするなあ。

 

 「お兄ちゃん」

 

 「ん?ああ、ビビらせて悪かったな」

 

 「抱っこして」

 

 8歳ってこんなに甘えん坊か?いやまあ、あの家庭環境じゃしゃあねえか。ゆっくりと8歳の俺を抱き上げる。

 

 「よっと、これで良いか?」

 

 「うん!」

 

 俺なんだよなあ。俺が俺を抱き上げてるだけなんだよなあこれ。何が楽しいんかな。俺は8歳の俺を抱っこしたまま、愛するポケモンの方に顔を向ける。

 

 「さて、ミロカロス」

 

 「ミロ〜」

 

 「今日はありがとな」

 

 アローラの湖の女王となったミロカロス。彼女が居なかったら今回アクジキングを止めるのは厳しかったかもしれない。本当はもっと話したいこともあるが、俺も先を急がないといけない。

 

 「もし、また俺がピンチになったら、助けてくれるか?」

 

 「ミ〜」

 

 「ありがとう。今もずっと、俺は君を愛してるよ」

 

 今はフーパがいる。なら、いつでも俺は彼女の力を借りられる。それでも、再会して直ぐの別れは寂しい。彼女の頬を撫でて、あの日とは逆に、俺が彼女に軽く触れるキスをする。

 

 「ミッ!?」

 

 「またな、ミロカロス。元気そうで良かったよ」

 

 「ミ〜!」

 

 何故か少し怒った様子のミロカロスに背中を押され、俺は彼女と別れた。その後、チリやシロナさん達に軽く挨拶をして、色々聞かれる前にフーパの力を使って船へと戻った。意外と早く準備が出来ていたのか、船は既にかなりアローラから離れていた。

 

 「中々良い船ね!」

 

 「母様!あまりはしゃがないでください!」

 

 「ヨウって言ったな!後で勝負しようぜ!!」

 

 「ああもちろん!あ、カルム君も勝負しようよ!」

 

 「ハルカちゃん、そんなにイライラしなくても」

 

 「だってお兄さん居ないんだもん!!」

 

 え?何この状況。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウシオVSマッシブーン

 カプ・ブルルの協力により、マッシブーンを弱らせ、捕獲に成功。

 

 カガリVSフェローチェ

 カプ・テテフの協力により、フェローチェを弱らせ、捕獲に成功。

 

 ホムラVSカミツルギ

 カプ・コケコの協力により、カミツルギを弱らせ、捕獲に成功。

 

 イズミVSテッカグヤ

 カプ・レヒレの協力により、テッカグヤを弱らせ、捕獲に成功。

 

 

 

 ハルカ、ユウキ、カイトがアオギリとマツブサのボスと知り、確かめる為、ノアに乗船。

 

 ルザミーネのウルトラビーストに関する知識は使えると判断し、サカキによりカグラ団に拉致。家族のリーリエ、グラジオも乗船。その友人であるミヅキとヨウもまた乗船。そして、エーテル財団の中でも使える人材と判断した、ザオボーとビッケ、一般職員30人も乗船。

 

 グズマ率いるスカル団50名、カグラ団への加入を希望。アオギリの承諾により乗船。

 

 カロス組のカルム、セレナ、サナ、トロバ、ティエルノ、面白そうだからと引き続き乗船を希望。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





8歳カイトさんについて

手持ちポケモン
デスバーンLv94
ゼラオラLv97
マホイップLv80
ユキノオーLv94
パルデアケンタロス(ブレイズ種)Lv85
クチートLv99
 
アクジキングLv95

カイトさんと同じ雰囲気ですけど、愛情表現が少し下手なので見てて癒される様な感じの子ですね。お姉様方からモテモテになる予定。カイトさんの事が大好きなので、同じ部屋で生活する事になります。寝る時はカイトさんに腕枕してもらわないと寝れない様な子でしょうね。2人の間にはビクティニとジガルデとフーパも一緒になって寝てる。うん、どこぞのウサギが発狂しそう。
因みにミロカロスが行動を開始したのは、カイトが2人いる事の違和感を感知したのと、2号カイトさんがピンチになる事を予感したので、邪魔するウツロイドを薙ぎ倒しながら、アクジキングの元に向かったんですね。ミロカロスはアブソルが死んだ事知らないけど、どうなんのかな?
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