居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
仕事が大変です。新しく増えた人間の配置に加え、現状の仕事の処理、幹部達の人事評価などやる事がたくさんありすぎる。よし、こうなったら。アオギリとマツブサとヒガナちゃんを組織の最高幹部に昇格させる。組織を動かせる人間として古参組3人を組織の運営側に回す。ヒガナちゃんをカグラ団の目に、アオギリとマツブサをカグラ団の両翼として位置付ける。3人は非常に有能だし、問題ないだろ。
「後は、サファイアの隊長にイズミさん、ルビーの隊長にカガリちゃんを」
ウシオは船長としての仕事があるから隊長との兼任はなしかな、ホムラも副隊長以上の仕事量だし、このままの仕事を任せる形で良いだろ。そうすると、エメラルドの隊長だが、実力を考慮しての適任は。
「了解したよ、Mr.K」
「頼んだぞ」
「任せて。必ず君の期待に応えてみせるよ」
コイツで大丈夫かなあ〜?実力は確かに申し分ない。組織内でも、別に信頼が薄い訳ではない。ただ奇行が目立つ。さっきも8歳の俺が大泣きしながら俺のとこ来るから何事かと思ったがコイツが犯人だったし。まあ、信じてみるか。
「さて次は、アクロマか」
イッシュでサカキが拾って来た科学者。かなり有能なのは既に分かっているが、まだ無所属なんだよな。バトルの実力も、科学者としての腕も、カグラ団に所属してからの実績も、正直最高幹部クラスだ。流石に部隊を持たせるべきか。エーテル財団やプラチナの研究者の中から何人か回すか。
「でも、簡単にはいかねえよな」
アカギとアクロマは共に有能だが、専門が大きく違う。アカギはポケモンに適用できる技術の開発。アクロマはポケモンの力から生み出す新たな技術の開発。真逆も真逆。ならアクロマの方に回す人間はアクロマと同様の専門知識のある奴じゃないといけない。適当に選んだ所で、結局後で問題になる。なら、最初からしっかり選んだ方が後が楽だ。
「とはいえこの量はキツイなあ。ああ〜、バーベナちゃんだけでも戻って来てくれねえかなあ〜」
目の前に並べられた大量のファイル。プラチナとルビー、それから新たに纏められたばかりの、エーテル財団の研究者リスト。この中からアクロマに任せられそうな人間を約20名程か。大変だな。
「まあ、頑張りますか」
今後もカグラ団は大きくなっていく。組織の構成に妥協は出来ない。小さな綻びがやがて大きな亀裂を生む前に、硬くて強い一枚岩の組織にしたい。いずれ来るゴールドとの戦いにも、供える必要があるしな。
「あ、まだアオギリが乗せた、スカル団とかいうヤンキー集団の配属もあったな。いや、てか、ホムラ達の手持ちに加わった、カプ・コケコ達からも伝承について聞き出さないといけねえし。あ、そう言えば子供達の部屋の割り振りまだじゃん」
はは、まあ、やるしかねえよな。うん。頑張ろ。結局俺の仕事が終わったのは22時を回った頃。部屋に着いたら、眠い目を擦りながら8歳の俺が待っていた。俺ではあるんだが、謎に申し訳なくなったが何故だ?
WPC最終結果。
第4回戦
第1試合 ダンデ対Mr.K
Mr.Kの不戦敗により
勝者 ダンデ
第2試合 トウヤ対ゴールド
勝者 ゴールド
第3試合 ユウキ対メイ
勝者 ユウキ
第4試合 クダリ対センリ
勝者 センリ
準決勝
第1試合 ダンデ対ゴールド
勝者 ゴールド
第2試合 ユウキ対センリ
勝者 ユウキ
決勝戦
ゴールド対ユウキ
WPC優勝 ゴールド
カグラ団ポケモンスクール
教員
校長(仮)サカキ
生物担当 アオギリ
数学 リラ
歴史 カイト
言語学 フラダリ
バトル学 ヒガナ
美術 バーベナ
家庭科 ヘレナ
生徒名簿
ヒカリ
トウヤ
マチエール
セレナ
カルム
サナ
トロバ
ティエルノ
ハルカ
ユウキ
ヨウ
ミヅキ
リーリエ
グラジオ
8歳カイト
生徒募集中(してません)
本編に関係ない話
サザンドラが探していたもの。
モノズの頃、カイトと出会った彼は、探しものを見つけた様に、カイトに飛びつきました。
これは、遠い昔ヒスイの時代、サザンドラは別のポケモンとして生きていました。そこで、今のカイトによく似た人間と出会います。ポケモンを相手に一切ビビらない彼女に惹かれて、サザンドラは彼女についていく様になります。彼女との生活は、心から楽しいと思える程素敵な毎日でした。
しかしある日、愛する彼女は姿を消してしまいます。どこに行ったのか、何で居なくなったのか、分からないままサザンドラは、彼女を探す旅に出ます。暑くても、寒くても、お腹が減っても、サザンドラは歩き続けました。何年も、何十年も、愛する彼女にもう一度会う為に。そして、歩みを止めたその時、彼は永遠の眠りにつきました。
目が覚めた時、彼は遠い未来の時代にモノズとして生まれ変わりました。そこでも、彼はまた、彼女を探し始めました。ここがどこかも分からない状態で、必死に走りながら彼女を探していると、ふと気配を感じて後ろを振り返りました。そこで目が合ったのは、優しくて、暖かい、愛する彼女の面影がある男。モノズは本能に従い、力強く彼へと飛び付きました。
ああ、やっとまた会えたね。
こうして、サザンドラの長い探しものの旅は終わりました。
今は、愛する彼の為に、愛する友を探しています。