居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
「いやあ、懐かしいなあ」
「フパ〜」
ガラル地方に到着して直ぐ、俺はみんなより一足先に船を降りた。ルザミーネさん親子や、ヒカリちゃん達はガラルを観光するが、サカキ達はみんなを下ろした後、そのまま冠雪原に向かう様だ。何かあった時用に、俺はフーパを連れて行くことにした。道中、花やポケモンフードを購入して、変わらない街並みを楽しみながら、空飛ぶタクシーにてワイルドエリアまで運んでもらった。
「さてと、みんな出ておいで」
俺はベルトについた6つのモンスターボールを一つずつ取り出す。バトルじゃないので、その場に転がす様に投げると、中から元気よく飛び出してくる。
「ブラァ」
「ふるほぉ!」
「ルー♡♡♡♡」
「h:7x@y&rd/2));,gdrcii?!!」
「シャ!」
「ガルゴラァ!!」
みんな元気そうで何よりだ。久々のワイルドエリアに興奮する面々は楽しそうにはしゃいでいる。目的地までみんなと歩きながら、俺はガチゴラスに声をかける。ガチゴラスは、まだ彼女の事を知らない。以前来た時も、外には出さなかった。でも、ちゃんと教えてあげないと可哀想だよな。
「お前にはちゃんと説明してなかったな」
「ガル?」
「ミロカロスには会ったよな?彼女と同じ様に、一緒に旅をしたポケモンが、ここには眠っているんだ」
「ガル」
それ以上話さなくて良い。そういう様に俺の頭に顎を乗せるガチゴラス。察しの良い彼は分かってくれた様だ。それもそうだろう。彼も一度、深い眠りについた。そして、身勝手に起こした俺を許してくれたのだ。
「フパ!」
「ふるほぉ!」
フーパとファイアローがふざけ合ってる先に、目的の場所が見えてきた。不自然に立てられた少し大きな岩。昔俺達が置いたものだ。彼女が眠る場所だと、示す様に。
「ブラァ」
「ル〜」
岩に近付いた相棒は顔を擦り寄せ、ハニーは愛しいものに触れる様に優しく撫でた。
「*\$€74」
「ふる」
「シャアァ」
岩の周りをくるくる回るポリゴンZ。いつもは近付かないハニーの隣で小さく鳴くファイアロー。岩の前で勇ましく立つグソクムシャ。
「フパ」
「ガル」
そんなみんなの姿を少し離れて見つめるフーパとガチゴラス。先程までの楽しそうなみんなはもういない。俺もそうだが、彼女の存在はみんなにとって大きなものだった。俺はみんなの横を抜けて、岩の前で膝をつく。
「久しぶりだね、アブソル」
君のおかげで、俺は今もここにいるよ。
「前に来た時からそんなに経ってないけど、随分と変わってしまってさ。聞いてくれよ」
居酒屋で出会ったおっさんとの話を。
「準備出来たかユウリ?」
「うん!ゴールドさんに負けてから、私努力したんだ。だから、負けない。マリィとホップの為にも、チャンピオンになる!!」
「うん!その意気だぞ!」
チャンピオンダンデとのバトル開始まで、残り50分。
「うん!ここはどこだ!」
ダンデ、現在ワイルドエリアにて迷子中。
カイトさんのポケモンが、増えます。すんません。