居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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思ったよりも手が動かしずらい。


2人のジムリーダーに会うだけ

 

 

 「ブイッ!!」

 

 「ゲガ!」

 

 「ラァ」

 

 あれから3日が経った。ダイマックスポケモン達が暴れ回った被害は小さいものではないが、既にガラルは落ち着きを取り戻していた。いや、どちらかというと賑わっているな。今日はあの決勝戦という事もあって、どこを見ても笑顔の人ばかり。その雰囲気に当てられてか、イーブイもゲンガーも楽しそうだ。2匹の少し後ろを歩く俺と相棒。その間をものすごい速さの白い何かが通り過ぎていった。

 

 「テッ!!」

 

 「うお!?何だ!?」

 

 虫ポケモン?目では確認出来なかったが、何となくそんな感じがした。こんな早いポケモンは多分アレしかいない。でも何でこんな街中に?てかアレって白かったか?

 

 「待ちなさい!!」

 

 「ま、待って、仮面、返して」

 

 ものすごい勢いで飛んでいった虫ポケモンの後を追って走って来た2人組。学生らしき女の子と、顔を隠して走る男の子。あの子達なんか見覚えあるな。女の子とか雑誌やテレビで見たことあるぞ。最近ジムリーダーに就任した子だ。てか男の子の方は何で顔隠して

 

 「ん?仮面?」

 

 仮面って事はあの子もしかして、ゴーストタイプのジムリーダーか?確かあの女の子と同じくらいの時期にマイナークラスから昇格した少年。いつも仮面で顔を隠しているが、その仮面をアレに取られたのか。なるほど、だからアレは白かったのね。それにしても可哀想に。助けてあげたいが、アレは数え切れない程存在するポケモンの中でもトップクラスに速い。流石に俺のポケモン達でも追いつけ

 

 「テッ、テカ〜」

 

 「ブイッ!!」

 

 「ゲガガ!」

 

 「ラァ〜」

 

 「……」

 

 目を回して倒れるテッカニン。その目の前で白い仮面を咥えるイーブイ。パチパチと笑顔で拍手するゲンガー。誇らしげにイーブイを撫でる相棒。

 

 「あ、あの、その仮面」

 

 「ブイッ!」

 

 「あ、ありがとう。取り返してくれて」

 

 「ブブイ!」

 

 イーブイちゃん。君は生まれたばかりだよね。何故テッカニンに追いつける?何故倒せる?何故相棒はそんなドヤ顔してる?

 

 「君達は、野生、じゃないよね?」

 

 「イーブイもブラッキーも良く手入れされた綺麗な毛並み。テッカニンに追いつけるスピード。トレーナーがいて当然ですね」

 

 「そうでしょうそうでしょう」

 

 「「え?」」

 

 急に会話に入ってきた俺に対して怪しい奴を見る様な目を向ける2人。女の子は男の子を守るように一歩前に出た。

 

 「失礼ですが、貴方は?」

 

 「初めましてジムリーダーさん。俺はカイト。その子達のトレーナーです」

 

 やけに俺の顔をジロジロと見てくる女の子。それもそうか、俺は今包帯を外した代わりに左目に眼帯つけてる状態だ。そら少し不審にもなるわな。

 

 「ブイッ!ブイブイ!」

 

 「おっと、良くやったなイーブイ。偉いぞ、人助けは良い事だ」

 

 褒めてくれと勢いよく飛び付いてきたイーブイの頭を優しく撫でる。嬉しそうにへにゃりと笑うイーブイはやっぱり可愛い。何でテッカニンに追いつけるんだろうなあ。

 

 「あ、あの、失礼な態度をとってしまい申し訳ありませんでした。せっかくオニオンさんの仮面を取り返していただいたのに、あんな無礼な」

 

 「気にしないで下さい。怪しいのは事実だし」

 

 「そう言うわけには」

 

 「まあまあ、そんな暗い顔せず、お二人共決勝戦見に行くんでしょ?だったらこんなとこで油売ってないで会場行かないと。俺も用があるのでこれにて。では、良い1日を」

 

 俺は2人に背を向けて軽く手を振りながら歩き出す。うん、だいぶダサい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「行ってしまいました」

 

 「……お礼、言えなかった」

 

 「はい、私もです。人を見かけで判断してはいけない。分かっていたつもりですが、本当に愚かです」

 

 「……多分、また会える……その時に、ちゃんとお礼を言いたいな」

 

 「そうですね。しっかり感謝を伝えられたら、ぜひ一度手合わせ願いたい!」

 

 「……僕も、勝負したい……あの人のゲンガー、強そうだった」

 

 

 

 

 

 

 

 「あ、もしもしチリ?うん、あの、実はさ、ってうるさっ、いや、あの、悪かったって、大丈夫大丈夫!心配かけて申し訳ないと思ってるけどさあ〜、うん、あ〜はいはい分かりましたよ。あ、それでさ、今度そっちの方行くんだけど、何かいるもんある?今ガラルにいるんだけど。うん、ジムリーダーの人とかにもお土産買おうかと思ってて。グルーシャとか、ハイダイさんとか、あとアオキさんね。あの人アローラでも大変そうだったし。そうそうキハダさんとかのも、うん、え!?キハダさんアカデミーの教師になったの!?マジ!?……アカデミーの生徒って年齢制限無かったよな?……うん?もしもし?もしもーし!!……切られた」

 

 

 

 

 

 

 

 






 もう直ぐカイトさんの誕生日!皆さんは何をプレゼントするのかな?

 カグラ団幹部の場合
 サカキ   グラス
 アオギリ  お姉ちゃん達のいる店で一晩中パーティー
 マツブサ  ホウエンの利酒セット
 ヒガナ   カイトさんのポケモンぬいぐるみセット
 イズミ   ブックカバー
 カガリ   何故かピンク色に染まった焼酎
 N     キーケース
 アカギ   ドリップコーヒー
 アクロマ  ヘッドホン
 ウシオ   スニーカー
 ホムラ   サングラス
 フラダリ  ヘアブラシ
 AZ    ピンクのガーベラの花束
 ルザミーネ ハンドクリーム


 カイトさん大好きクラブの場合
 シロナ  ピアス
 フウロ  イッシュスイーツセット
 カミツレ パーカー
 チリ   チョーカー
 姉    万年筆
 ゴールド 愛の言葉(いらない)
 レッド  永遠のバトル(いらない)
 

 ???  手紙と1枚の写真


 誕生日プレゼントって貰えるだけで嬉しいですよね。ただ、リア友から去年のカレンダーを貰った時はリアクションに困ったな。

ネクロズマの行き先

  • カイトさん
  • ルザミーネ
  • リラ
  • ウルトラホール(実家)
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