居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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 最近Vtuberハマり出した遅れてる奴は私です。
 SVの配信とか見たけどめっちゃ面白かった。最近ずっと見てる。


研究所での再会

 

 

 「CMの後は新チャンピオンユウリさんのバトルの映像を解説と共にお届けします!!」

 

 研究所に置かれたテレビから聞こえてくるのは、今世界中で話題になっているであろう少女の名前。ガラルを救い、英雄となった彼女は、その勢いのままチャンピオンへと上り詰めた。泣きながら傷だらけのエースバーンを抱きしめていた姿は、多くの人を感動させた。そしてチャンピオンの座を降りたダンデもまた、多くの人の記憶にその姿を焼き付けた。試合後のダンデとの会話を思い出す。

 

 『お疲れ様』

 

 『ああカイト!見てくれたか?』

 

 『最高のバトルだったよ』

 

 『そう言ってもらえると嬉しいよ』

 

 『……悔しいか?』

 

 『……最強のチャンピオンと呼ばれ、今日まで勝利を重ねて来た。でも、決して無敗ではなかった。君に何度も負け、WPCでゴールドにも負けた。そして今日、ユウリに負けた』

 

 『……』

 

 『最強と言われても、完璧では無かった。だからこそ、俺はまだ強くなれる。悔しいが、楽しみでもある。待っててくれカイト、君に追いつくその日まで』

 

 きっとダンデは俺の前に立ち塞がる障害になる。そんな気がした。昔なら、きっと不安になっただろう。でも今なら、不安になる要素はない。きっと勝てる。そう思わせてくれるポケモン達がいる。ただ、英雄達は未知数だから少し怖いところだな。

 

 「ユウリちゃんねえ」

 

 「凄いよね。ついこの前ジムチャレンジの旅に出たのに、今では知らない人はいない存在なんだよ。でもね、驚きよりも納得が勝ってるんだ。はい」

 

 湯気の立つコーヒーカップを俺の前に置く白衣姿の女性。オレンジ色のサイドテールに、どこかギャル味を感じるハイパー美女。かつてガラルを共に走り回った友人でもあるソニアちゃん。最高に可愛い大人な女性になっている。何故俺がソニアちゃんと共にいるのかと言うと、ソニアちゃんからのお誘いを受けたからである!どうだ羨ましいだろ。

 

 「ありがとう。うん、そうだね。俺も初めて彼女を見たのはWPCだけど、その時から溢れる才能は感じていた」

 

 「ダンデ君に勝つのは、ホップとユウリしかいないって思ってたからさ。あ、カイト君は除外ね!もう何勝もしてるから殿堂入り!」

 

 「まあ、アイツも強くなってるから分かんないけどね」

 

 「カイト君のポケモン達だって前よりも強くなってるじゃん」

 

 俺の向かい側に座るソニアちゃんの視線の先には、ワンパチと追いかけっこしてるイーブイ。その側でニコニコしているゲンガーがいた。

 

 「良かったね。また会えたみたいで」

 

 優しい笑みを浮かべるソニアちゃん。大天使ソニアエル。俺この研究所に永久就職しようかしら。

 

 「あの時はありがとね」

 

 「気にしないで。カイト君が元気になれたみたいで良かったよ。さて!それじゃあ本題に移ろうか!」

 

 シュパッと机に置かれた一冊の本を手に取って見せてくるソニアちゃん。少し前に出版されたばかりのその本には、ガラルの歴史が記されている。

 

 「どうだったかな?」

 

 そう、何を隠そうこの本の著者は目の前の天使である。俺からの返答を待つその姿はいつもの自信たっぷりな様子とは異なり、どこか怯えてるように見える。ダメだ、興奮しそう。俺の理性を落ち着かせる為に、出されたコーヒーを一口飲む。

 

 「ふう、全部読ませてもらったけど、最高の一冊だった。感想はこのくらいかな」

 

 「へ?え、ほ、本当に!?嘘ついてない!?気を遣ってない!?」

 

 ガタンと勢いよく椅子から立ち上がって、身を乗り出してくるソニアちゃん。ああ、そんな姿も可愛らしい。

 

 「そんな失礼な事しないよ。歴史について記された本って言うのは、どこか難しい言葉で書かれてたりして、読み辛いものが多いけど、これは本当に読んでいて面白い。子供達でも読みやすいんじゃないかな?実際に書かれている内容は結構斬新だけど納得のいくものだしね」

 

 ガラルを救った英雄は2人だったのか、1人だったのか。ずっと議論されていたその答えは、2人の王と2体のポケモンだった。ここに気付けたのは本当にすごいと思う。

 

 「まあ、既にネットでも話題になってるんだし、今更俺の意見なんて気にする必要ないでしょ」

 

 「そんな事ないよ!昔からカイト君とはガラルの歴史について語り合ったじゃん!忘れたの!?」

 

 「忘れるわけないよ」

 

 俺の記憶から女性の姿が消えることはない。容量マックスになっても野郎の姿を消せば良い。

 

 「だからさ!1番感想が聞きたかったんだ!へへ、でもそっか、最高か」

 

 可愛い。もうその一言で完結させよう。可愛い。

 

 「ふう、ご馳走様でした」 

 

 「カップ、下げさせていただきます」

 

 俺の側に急に現れて、飲み終えたコーヒーのカップを持って奥の部屋に消えていったメガネのお姉さん。

 

 「ん?あ、彼女は私の助手なの。最近取材や研究が忙しくなってきてさ。大変だなあ、なんて考えてたらタイミングよくお手伝いさせて下さいって現れたの!ローズ委員長が集めてた願い星を今ウチが預かってるんだけど、彼女が整理してくれてるからすごく助かってる!本当に出来る人って感じでカッコいいんだよね」

 

 「助手ね」

 

 俺の美女センサーが告げている。彼女は危ないと。要注意ってとこだな。俺の方をチラッと見てくるゲンガー。俺は軽く頷くと、ゲンガーはスッと姿を消した。

 

 「それじゃあ、俺はこれで失礼するよ」

 

 「うん!ありがとね態々来てくれて」

 

 「いや、気にしなくても良いよ。しばらくはこの辺にいるから、何かあったら声かけてよ」

 

 「あ!それならさ、連絡先交換しとこうよ!あの時みたいに急にいなくなられても困るからね」

 

 「……え、良いの?」

 

 こうして俺は、美女の連絡先を1つ入手した。その後、ワンパチと遊び疲れて寝てしまったイーブイを抱き抱えて、近くの2番道路でキャンプをした。

 

 

 

 翌朝、ハロンタウンをフラフラしていると、何やらデカい音が聞こえた。まどろみの森に走っていくソニアちゃんの姿が見えた為、俺も追いかけたのだが。

 

 「我々こそガラルの純粋なる血族!」

 

 「うぅ〜んセレブリティ!」

 

 「ダッセェ」

 

 やっぱどこの地方にもいるんだなあ。ダセエ連中って。てかフラダリの親族じゃね?

 

 

 






 小話《カイトさんが誕プレ貰った時の反応・最高幹部編》

 サカキ   グラス
 「ボス、誕生日おめでとう」
 「まさかお前が1番最初とは」
 「気分が悪いかな?」
 「いや、悪くはないよ。どーもありがとう」
 「これは気持ちだが、受け取ってくれ」
 「ん?お、プレゼント?開けても良い?」
 「もちろんだ」
 「では失礼して、お?おお〜、綺麗なグラスじゃん!」
 「君が好む焼酎によく合う色だと思う」
 「さっすが分かってんねえ〜、よし!それじゃあこれで今日は一杯やろうかな。お前も付き合えよ」
 「喜んで」
 
 アオギリ  お姉ちゃん達のいる店で一晩中パーティー
 「1日遅れたがどうしてもここが良くてな!ダンナ!今日は騒ぎまくろうぜえ!!」
 「イエエエエイ!!!最高だぜアオギリ!!!」
 「姉ちゃん達ダンナにじゃんじゃん酒注いでくれ!!」
 「お兄さんジョウトの人?」
 「目に傷何て作って、結構ヤンチャなんだね」
 「ふふ、今まだどんな旅してきたの?」
 「グフフ、エヘエヘ」

 マツブサ  ホウエンの利酒セット
 「ボス、お誕生日おめでとうございます」
 「あ、ああ、ありがとう。嬉しいんだけどさ、堅くない?そんな引き締まって言う事かな?」
 「ボスに出会えなければ今の私はありませんでした。気持ちですが、受け取ってください」
 「お!!ホウエンの酒じゃん!!いやあ〜、また飲みたかったんだよな〜。サンキューマツブサ!」
 「喜んで頂けて何よりです」
 「マツブサ休みいつ?」
 「え、2日後に休暇を頂いていますが」
 「じゃあそん時までお預けだな」
 「何を」
 「利酒、一緒にやろうぜ」
 「ッはい!」

 ヒガナ   カイトさんのポケモンぬいぐるみセット
 「カイトさんお誕生日おめでとー!!」
 「ありがとーーー!!」
 「これ!ヘレナさんに教えてもらって作ったんだよ!」
 「え!凄え!何これ超可愛いじゃん!」
 「貰ってくれる?」
 「もちろん!部屋に飾らせてもらうよ!ヒガナちゃんも忙しいのに、ありがとね!」
 「カイトさんは恩人だもん!1週間3時間睡眠が続いても問題ないよ!」
 「寝なさい」


ネクロズマの行き先

  • カイトさん
  • ルザミーネ
  • リラ
  • ウルトラホール(実家)
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