居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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大変お待たせして申し訳ございません。
本当にすみません。
ごめんなさい。


不思議なお客さん

 

 

 

 

 ユウリちゃん達の前に立つ派手な上にダセエ2人組。その手にはソニアちゃんが話していた剣と盾が握られている。

 

 「おやっおーや!こちらにあるのは件の剣と盾では!?」

 

 「おーや!なんと小汚い!まさに偽りの剣と盾。素手で触るのがはばかられます」

 

 ほな触んなやと言いたくなるほど訳のわからん行動をとる激ダサコンビ。ガラルにもこんな奴が居たんだな。

 

 「おい!取るなよ!今返したばっかだぞ!」

 

 「黙らっしゃい!ワレワレは落ちてるものを拾っただけ!」

 

 「文句をたれられるのであればこれらが誰のものか証明できるのですか!?」

 

 ガキみてえな言い分だな。ユウリちゃんなんか最早イライラしてきて額に青筋浮かんでるよ。多分強さならゴールドやレッドに次ぐレベルだぞその子。ほら、無言でボール取り出したし。

 

 「ホップ、もう良いよ。言ってわからない大人には」

 

 「オルゲアアア!!!」

 

 ボールから飛び出してきたオーロンゲがユウリちゃんの隣に並び立つ。

 

 「力尽くで分からせれば良いんだよ」

 

 君そんな子だった?確かに見てて腹立つ2人だけどさあ。そんな殺人鬼みたいな笑顔を浮かべる程かな?

 

 「何て野蛮な平民!!」

 

 「しかし!!ワレワレ売られた喧嘩は2倍の値段で買うセレブ!!」

 

 「何なのよそれ……」

 

 本当だよ。アホ過ぎて何て言って良いかもう分かんねえよ。

 

 「覚悟は良い?なら、やろう!」

 

 キレ気味のユウリちゃんによって、激ダサコンビとのバトルが始まって、終わった。ユウリちゃんのオーロンゲによる蹂躙。長え頭の方はほぼ瞬殺だった。意外なのは、ダンデの弟、ホップ君。

 

 「くっ、ごめんユウリ……オレ負けちまった……」

 

 「ハーッハッハ!少年よ!悩みごとでもあるのですか?勝負にまったく集中出来ていないようでしたが?」

 

 ホップ君のバトルセンスは高い方だ。ユウリちゃんには届かないが英雄の素質もある彼なら今のバトルも勝てる筈。しかし、クソダサの言う通り悩みがあるのか、相性の悪い技を指示したり、ポケモンの入れ替えが遅れたりと、ミスが多かった。いわゆる自滅。

 

 「見事だ弟よ!しかし、ここは一度引こうではないか」

 

 「ええ、次は更に強いポケモンでコテンパンにしてあげましょう!」

 

 「それではグッドバイ!!」

 

 騒がしい様子で去っていくゲキダサコンビ。それを追う様に走り出したホップ君。そんなホップ君を心配そうに見つめるユウリちゃん。何と言うか、面倒ごとに巻き込まれてる感じがするな。若い2人は拗れた様子だし、ゲキダサコンビからは、ザシアンとザマゼンタに関する何かしらの繋がりを感じる。気になる事もあるが、ローズ委員長の件もあり、今ガラルの警察連中はピリついてる。サカキ達は調査を終えて船に戻ったって報告があったし、出来れば直ぐに出発したい。さてさてどうしたものかなあ〜。

 

 「取り敢えず、研究所に戻ろうか」

 

 「はい」

 

 暗い顔のまま歩き始めた2人の後に続く。終始無言のまま森を抜けると、ユウリちゃんは一度ポケモンセンターに向かった為、俺もサカキに連絡を取ろうと思い、1人歩き始めた。人気の無い場所に着いた所で、手首に付けたシール型マイクに口を寄せた瞬間、背後から肩を叩かれた。

 

 「お初にお目に掛かります。カイト様」

 

 勢い良く振り返った俺の視界に映ったのは、ロングコートに身を包んだ金髪ウルフカットの美女。香水の香りに隠れて居るが若干タバコの匂いもする。第一印象、どタイプ。

 

 「急にお声がけしてしまい申し訳ございません。私、アズマと申します」

 

 綺麗に一礼する美女アズマさん。動作の一つ一つに気品がある。

 

 「ブイ?」

 

 「ブラァ!」

 

 「ゲゲッ!」

 

 俺とイーブイを守る様に前に立つ相棒とゲンガー。アズマさんを威嚇しているが、ん?待てよ、この2体が接触されるまで気付かなかったこの人って一体。

 

 「嫌われてしまった様ですね」

 

 「あ、いや、すみません。コラ、やめなさい君達!こんな美人さんに!」

 

 声とは裏腹に優しく2体を撫でる。ゲンガーは落ち着いたが、相棒は唸りはしないものの、睨む事をやめない。何がそんなに気に入らないのよ。

 

 「流石はカイト様のポケモン。見るからに強そうですね」

 

 「え?ああ、まあ、それ程でも」

 

 「カグラ団の総帥となれば当然、ですよね」

 

 「……え?」

 

 相棒を撫でる手が止まり、ゆっくりと顔を上げる。目が合った瞬間、道化のような笑みを浮かべるアズマさん。ヒリヒリと感じ取れるのは、所謂強者のオーラ。サカキやヒガナちゃん達のものとは違う。ヒカリちゃんやトウヤ君達の英雄とも違う。レッドやゴールドともまた違う。でも、俺はこのオーラを知っている。

 

 「改めましてカイト様」

 

 自分が絶対とでも良いたげな自信のこもった声。自然と言葉に込められた重圧。それはまるで。

 

 「取引をしに参りました」

 

 アルセウスの様だった。

 

 

 

 






 しばらく投稿してなかったのに急にオリキャラ出してしまって申し訳ございません。可能であればお付き合い下さい。

 アズマ。私がずっと書きたかったキャラです。カイトにとっての敵か味方か。ただ一つ言うなら、カイトのゲンガークラスのポケモンを一体連れているという事ですかね。




カイトさんのポケモン達のモテ事情

ブラッキー モテる。めっちゃモテる。でも相手にしない。
ヘラクロス モテる。けど一途の為、相手にしない。
カビゴン  モテるんだなこれが。優しいってのは大事。
イーブイ  モテる。というか最早天使。でも手を出そうものなら、ブラッキーやハニー達から殺される。
ミロカロス モテるに決まってる。でも優しく流される。
ポリゴンZ  モテる必要がない。
パチリス  モテるとは違う。憧れられる感じ。崇拝される感じ。
ミミロップ モテる。めっちゃモテる。でも声かけたら殺される。
ファイアロー モテる。何をしても凄えなあ!って褒めてくれる。兄貴気質。
サザンドラ モテない。ビビられて誰も近寄ってこない。でもカイトや仲間がいればそれでいい。
ゲンガー  モテない。ビビられて誰も近寄ってこない。でもカイトや仲間がいればそれでいい。
グソクムシャ そこまでモテないが、何度か弱いポケモンを助けてる為、恋に落ちるメスは意外と多い。
ガチゴラス 男から憧れられる感じの為、メスからはモテない。





ネクロズマの行き先

  • カイトさん
  • ルザミーネ
  • リラ
  • ウルトラホール(実家)
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