居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
ポリゴンZに落とされた強力な雷。フラフラと蹌踉めく姿に、かなりのダメージを受けた事が分かる。この雨の中ではシビルドンの雷を避けることは不可能。次の一撃で確実にポリゴンZは倒れる。10万ボルトはほぼ効果なし、悪の波動と吹雪では一撃で沈める事は無理に等しい。なら、もう一度撃つしか無いか。
「ポリゴンZ、破壊光線!」
「?&75vt&0vyo”!,35!!!!」
放たれた今日2度目の破壊光線は、有無を言わさぬ勢いでシビルドンを包み込んだ。本来なら一撃必殺クラスの威力。過去にポリゴンZの破壊光線を喰らっても平然としていたのはレッドのカビゴンくらいなもんだ。必ず落とせる。その予想通り、シビルドンはゆっくりと地面に倒れ込んだ。
「これで二体目、ッ!?」
「¥&95,/8uwb802osv!?!????!!!!」
俺が安堵した瞬間、空から降って来た稲妻がポリゴンZを貫いた。意味がわからぬままシビルドンを見ると、ボロボロの姿のまま、目だけがポリゴンZを捉えていた。ポリゴンZが何も出来ぬまま倒れるのを確認すると、ゆっくりと目を閉じる。
「とんでもねえ執念だな」
シビルドンを戻したボールを優しく撫でるアズマさんを見て、思わず冷や汗が流れる。
「ごめんな」
無茶をさせてしまったポリゴンZに謝ってからボールに戻す。状況で見れば互いに2体ダウンの互角。負傷状態のペリッパーとグソクムシャは、グソクムシャの方がまだ余裕がある為、俺の方が若干有利。だがパターンを崩された俺には、心の余裕がない。相棒とハニーはまだ出したくない。そうなると必然的にガチゴラスしかいなくなる。いや、選んで良いならサザンドラとゲンガーのどちらか一方を出すことも出来る。連れ歩きってチートじゃねえか?
「お願いね、ユキノオー」
「ユブルアア!!」
くだらないことを考えていると、アズマさんは既に次のポケモンを出していた。白い毛に覆われたそのポケモンから放たれる冷気は相当なもので、先ほどまで降っていた雨が、雪へと変わった。足元で楽しそうにはしゃぐイーブイを、相棒が優しく宥める。
「どうすんだよこれ」
氷草タイプのユキノオー。完全にガチゴラスは出せなくなった。かつてガチゴラスが手も足も出ずに敗北したレッドのカビゴン 。それ以降、ガチゴラスはカビゴンの様な大柄な二足歩行のポケモンに苦手意識を抱いている。その上で、ユキノオーは自身を一度死に導いた氷河期が歩いてる様なもんだ。諦めてハニーに任せるしか、そう思いガチゴラスのボールをホルダーに戻そうとした。
「ッガチゴラス?」
しかし、俺の判断を否定するかの様に、ガチゴラスの入ったモンスターボールが力強く震えた。俺を出せ、そんな声が聞こえる気がする。勝率で言えば40%。出来ることなら戦わせたくない。でも、ガチゴラスがそれを望むのなら、俺は。
「任せるぞ。ガチゴラス」
「ガルゴラァアアアア!!!!」
「ユブルア!!!」
俺が投げたボールから現れたガチゴラスは、自身を奮い立たせる様に咆哮を上げる。それに対抗する様に力強く唸るユキノオーから、身を震わす冷気が放たれた。先程まで降っていた雨に濡れた服が冷気で凍りつく。ガチゴラスからすれば、こんな環境では立っているだけで辛いだろう。なら、さっさと終わらよう。これ以上辛い思いをさせる前に。
「ガチゴラス!炎の牙!!」
「突き放しなさいユキノオー!吹雪!!」
「ギルゴルァアアアアア!!」
「ユーーーーブルボァァァアアアアア!!!」
真紅に染まる牙を剥き出しにして、ユキノオーに突っ込むガチゴラス。しかし、そんなガチゴラスを襲う冷徹な吹雪。離れている俺ですら声が震えて指示がまともに出せなくなるほどの寒さ。それが直撃しているガチゴラスは一体どれ程苦しいだろうか。ごめん。頑張れ。どんな言葉をかけるのがガチゴラスにとって正しい事なのだろうか。分からない。俺は、なんて言えば良いのだろうか。過去の痛みを抱えて戦う彼に。
「ガチゴラス」
俺の勝手な行いでこの世界に蘇らせてしまった不幸なポケモン。それでも、ガチゴラスは俺の為に戦ってくれた。
『貴方のポケモンは貴方を信じている。だから、貴方の判断を信じなさい』
いつも俺の味方でいてくれた姉ちゃんの言葉。それはいつも不安な俺の気持ちを晴らしてくれる。そうだよな。信じてくれるなら、信じるしかないよな。
「そのまま突っ込めガチゴラス!!お前なら必ずいける!!」
根性論なんかじゃない。本当にやれると確信した。時代を超えて、伝説を超えたガチゴラスなら、かつての悪夢も超えられる。
「ガギグラアアアアア!!」
「ユブルア!?」
「ユキノオー!?」
迫り来る吹雪を押し退け、ガチゴラスは遂にユキノオーまで辿り着いた。
「いけ!!」
「ガルゴラァ!!」
炎の牙がユキノオーの腕に襲いかかる。万物を噛み砕く顎を持ったガチゴラスの炎の牙なら、ユキノオーに大きなダメージを与えられる。その予想通り、左腕を噛まれたユキノオーは苦しそうな声を上げた。
「ユブルガアアアァ!!」
「ユキノオー!!距離を取りなさい!!」
腕を振ってガチゴラスから離れるユキノオー。正直ガチゴラスの牙から離れられたのは意外だった。一度噛み付いたら簡単には離れないのがガチゴラスの強みなのだが。やはりあのユキノオーも相当鍛えられている。
「ガルゴルルル!!」
「ユブルルル!!」
一定の距離を保って睨み合う二体。吹雪と炎の牙により、二体とも既にボロボロ。強者の戦いとは意外とすんなり終わるもの。恐らく互いに次の一撃が決定だになるだろう。本当なら炎の牙で決めて良いのだが、あの距離はガチゴラスにとって、得意の一撃の間合いだ。なら信じるしかない。ガチゴラスを。
「ガチゴラス!諸刃の頭突き!!」
「ガルゴラァアアアア!!!」
強く地面を蹴って、ユキノオーに突っ込むガチゴラス。反動を受けるこの技を選ぶのは、側から見ればアホな選択だろう。でも、これはただのバトルじゃない。ガチゴラスが、過去に勝利する為のバトルだ。だからこそ、全てを出し切って勝たせたい。
「ユキノオー!後方に下がりながら吹雪!!」
「ユブル!」
「ッユキノオー!!全く、君も頑固だね」
アズマさんの指示に首を振るユキノオー。それは懐いていないからではない。きっと、自分のプライドが許さなかったのだろう。彼もまた戦士だ。
「なら、真っ向勝負だ!!ユキノオー、ウッドハンマー!!!」
「ユブルガアアアアアア!!!!」
ガチゴラスの諸刃の頭突き、ユキノオーのウッドハンマー。互いにぶつかり合い、鼓膜が破れるかと思う程の轟音が鳴り響く。衝撃によって雪が激しく舞うが、先程のような存在感のある冷気が無くなるのを感じる。それが意味するのは。
「ガルゴラアアアアア!!!!!!!!!」
ヌケニンVSグソクムシャ
グソクムシャ→ファイアロー
×ヌケニンVSファイアロー○
○ペリッパーVSファイアロー×
ペリッパーVSポリゴンZ
ペリッパー→シビルドン
×シビルドンVSポリゴンZ×
×ユキノオーVSガチゴラス○
ポリゴンZもガチゴラスもよく頑張ってくれました。しかし、まだアズマには相棒とエースが残ってます。戦い続ける程に速くなる相棒と、足枷を捨てた怪物。果たして敵うかどうか。
小話《何フェチ?》
アオギリ「やっぱ胸だろ!」
カイト「知ってる」
マツブサ「そうですね、強いて言うなら脚ですかね」
カイト「おお〜意外だね」
N「君」
カイト「キショ」
アクロマ「臍が好きですね」
カイト「お?意外にむっつり?」
アカギ「……匂い、ですかね」
カイト「危ない薬品じゃないよな?」
フラダリ「髪が好きです」
カイト「え、ボケ?」
カイト「饅頭と腕時計フェチだろ?」
ホムラ「違います(耳フェチ)」
ウシオ「フェチって何だ?」
カイト「何でもない」
サカキ「手に目が行くな。細い指などは好みだが、君は?」
カイト「尻と腋」
ネクロズマの行き先
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カイトさん
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ルザミーネ
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リラ
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ウルトラホール(実家)