居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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加速するのは何?

 

 

 

 Nとか言う、あのクソイケメン野郎はどうやら、ゲーチスとか言うおっさんに、虐待に近い教育を受けていたらしい。俺が思った通り、極端な人間とポケモンの関係を見させられ、解放が必要だと思い込んでいる状態。この2人はそれをかなり近くで見ていた模様。

 

 「お願いします」

 

 「どうか」

 

 「「Nを救って下さい」」

 

 「勿論です」

 

 女性に頭を下げさせるなんてあってはならない。救って見せようN君を。ただ、Nと2人の関係を知りたい。もし、本当に、そうだったら泣く。

 

 「それで、そのN君は今何してるの?」

 

 「チャンピオンの元へ向かいました」

 

 「真の王になる為、イッシュに号令を放つ為」

 

 へえ〜、アデクさんのとこに。Nがどんだけ強いかは知らねえけど、アデクさんとどっちが強いもんかなあ。

 

 「貴方は、普通じゃない」

 

 カガリちゃんにも言われたな。ちゃんと見てよこの普通の顔。普通じゃないのは連れてるポケモンと付いてくる人達だけだよ。

 

 「貴方になら、この世界を、Nを任せられる」

 

 「どうかお願いします」

 

 「任せてください。N君を必ずや助けて見せましょう」

 

 「「ありがとうございます!」」

 

 ああ、やはり美女には笑顔でいて欲しいものだ。頭を下げて去っていく2人。そういや、何で俺とNが友人だと思ったんだろ?もしかして、似てんのかな。顔が。あ、プラズマ団の本拠地聞き忘れた。

 

 

 

 

 

 

 

 2日後

 

 移動式アジト《ノア》会議室

 

 「……」

 

 「どうしたのだ?ボス」

 

 「サカキよ、この男が貴様の言う人間か」

 

 無視だ無視。サカキの横にいる変なポケモンは無視だ。

 

 「え〜、まず皆、調査お疲れ様。そして、話は回ってると思いますが、プラズマ団と言う組織を潰そうと思います」

 

 俺がそう言うと、何故か皆嬉しそうな顔をする。やめてよ。怖いよ。君達そんな戦闘狂じゃないでしょ。

 

 「それで、プラズマ団の本拠地だけど」

 

 「……Nの城……リーグの先にある」

 

 え、すげえなカガリちゃん。俺何も言ってないはずなのに何でそこまで既に調べてんの?カガリちゃんは口元を両手で隠して嬉しそうに笑い始める。ヤダ可愛い。

 

 「ボク……ボスからのメッセージ分かったよ……」

 

 ん?メッセージ?

 

 「私もっ!私も分かりました!」

 

 「私も私も!!」

 

 グイッと前に出てくるイズミさんとヒガナちゃん。本当に君達は可愛いねえ。それで?何のこと?

 

 「やめなさい。あれ位カグラ団の人間なら分かって当然だ」

 

 「しかしボス、やはり貴方はどこまで見ているのですか?」

 

 冷静だが、俺に対して尊敬の眼差しを向けるマツブサ。いつも見たいな呆れた様子はなく、従順な部下の顔をしているホムラ。だから何なのよ?何をそんないつにも増して忠誠心厚いのよ。

 

 「既に平連中はNの城付近にバレねえ様に配置済みだ。後はNの影に隠れていやがるゲーチスって奴を引きずり出すんだろ?」

 

 アオギリの言葉に開いた口が塞がらない。完璧じゃん。えー、何かよくわかんねえけど皆優秀だな。言わなくてもそこまでやるなんて。流石だわ。

 

 「さて、舞台は整った。後はボスからの言葉を」

 

 サカキの言葉に俺は軽く頷く。と言っても特に心配は無い。うちの部下は皆優秀。失敗なんてありえない。何も言わずに皆ここまで動いてくれた。なら、後は。

 

 「人とポケモンは互いに必要な存在だ。それを引き裂く様な組織は、俺の支配する世界には要らねえ。叩き潰せ」

 

 そしてバーベナちゃんとヘレナちゃんに対して格好付けさせろ。

 

 「ガッハッハッハッハ!!!流石だぜダンナ!!!やっちまおうぜ!!!!」

 

 「奴等は不運だった。我々がこの地に来てしまったのだからな」

 

 「御心のままに」

 

 「うん、あんな奴ら、カイトさんの世界には要らない」

 

 「うおおおお!!!!ぶっ潰すぞおおおおおお!!!!!」

 

 「プラズマ団、可哀想な組織ですね」

 

 「ボスの為に、今回こそは!!」

 

 「……ふふ♡」

 

 「が、頑張ります!!」

 

 「流石はボス。素晴らしい」

 

 「お、お、恐ろしい人だ」

 

 「親分かっこいい!!」

 

 「どうだ?ミュウツー」

 

 「あれは、あの人間は、そうか、貴様の言ってる事も嘘では無いのかもな」

 

 おいサカキ、どこから拾って来たか知らんが返して来なさい。

 

 「そんじゃあボス!!明日は頼むぜ!!」

 

 「ん?」

 

 「まさか1人でカチコミに行くとはな」

 

 「合図があれば我々も突撃する。という手筈でよいのですね?」

 

 ……え?

 

 

 

 

 

 

 

 2日前の夜

 

 「ふへえ〜、良い店だったな〜、あの店また行こ。ん?あ、間違ってメモ、皆に一斉送信しちゃった、まあ良いか」

 

 

 P⭐︎☑︎

 FM ST

 1人で行く

 

 

 部下の解釈

 P→プラズマ団 ⭐︎→本拠地 ☑︎→確認せよ

 FM→フルメンバー(総員) ST→スタンバイ(準備せよ)

 1人で行く→当日は俺1人で乗り込む

 

 

 カイトのメモの意味

 P⭐︎→ポイズンスター(キャバクラ) ☑︎→入店済

 FM→フミちゃん(良かったキャバ嬢) ST→サトちゃん(お気に入りのキャバ嬢)

 1人で行く→次回は1人で行く

 

 

 

 




次回、カイト黒スーツで1人Nの城へカチコミ ゲーチス余命僅か
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