居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
モエルーワ!ンバーニンガガッ!!
こんなんネタやん
ポケモン達は、解放されるべきだ。モンスターボールに閉じ込められ、戦いたくも無いのに戦わされて。傷付けられ、縛られ、自分の生まれた場所とは違う環境に連れていかれる。そんなポケモン達を僕が救う。いや、救わなければいけないんだ。
「あと少しなんだ」
ポケモンだけの世界。ポケモン達が、本来の力を取り戻した世界。誰も僕を止められない。止めてはいけない。
「バリバリ!!バリギグアアアア!!!」
僕の理想は希望なんだ。だからゼクロムに認められた。そう、僕こそが、真の王だ。理想は、現実になる。
「どこだあああああああ!!!!Nウウウウウウウ!!!!」
耳障りな大声と共に、壊された壁。砂煙の中から出て来たのは、ダイケンキを連れた、いつかのトレーナー。
「ようN、リベンジに来たぞ」
「トウヤ、君では僕を止められない」
「うるせええええ!!!俺はお前を止める!!そんで何も知らねえお前を引き摺り回して見せてやる!!この世界の真実を!!!!面白えことで溢れてるこの世界を!!!」
話にならない。彼は僕を止められないのに。
「見てよ、僕はゼクロムに認められた。でも、君はどうだ?君の持つライトストーンは、何の反応も示さない。君の求める真実はニセモノだ」
僕しかいないんだ。この世界を変えられるのは。間違っている、ポケモンを傷つけるこの世界を、変えられるのは。
『お前は、極端な景色を見せられているかも知れねえだろ?』
Mr.K、君とはもう一度話して見たかった。君は僕を否定した。でも、何故か君の言葉が、僕の中から消えてくれない。何だろう。君とまた。
「エルレルアアアアアアアアア!!!!!」
「ッ!?」
「何だコイツ?」
トウヤの前に現れた美しい白色のドラゴン。レシラム。何故?まさか、トウヤの求める真実に応えようとしたのか?彼は、本物だと言うのか?
「なんか知らねえけど、手貸してくれんのか?」
「エルレア!」
「そうかよ、じゃあやろうぜ!俺達と一緒に!!Nをぶっ飛ばそうぜ!!!」
僕に向けてボールを握った手を突き出してくるトウヤ。ああ、嬉しいよ。これで、本当にどちらが正しいのかを決めようか?
「行こう、ゼクロム」
「バリバリギグアアアアアアアアアアア!!!!!」
ここで、終わらせよう。
「初めまして」
何か急に走り出したトウヤ君を追っていたが、目の前に変なおっさんが現れた。コイツあれだわ。この組織の裏の支配者的な奴だ。わっかりやすい格好してんな。
「私はゲーチス。以後、お見知り置きを」
「こんな状況でよくそんなつまんねえ挨拶出来るな」
「ふふ、それは勿論。直ぐに貴方達にはご退場して頂きますので。何も焦ることは有りません」
「はあ?」
言ってる意味が分からない。だが、俺の身体には嫌な予感が走った。俺の耳に入ってくる聞き慣れた息遣い、声、歯軋り。認めたくない何かが近付いてくる。
「ふるほあ」
「ガルゴラー」
「シャー」
「???????」
「るー、ロップ」
ゲーチスの後ろから現れたのは、俺の愛するポケモン達。しかし、どう見ても様子がおかしい。虚ろな目。首や腕に付けられた赤い輪っかの様な装置。
「貴方のポケモンは素晴らしい。これほど強力な兵器は初めて見ました」
「ああ、そうか」
何だろうなあ。今まで味わった事のない。この真っ黒な、ドス黒い、人に向けてはいけない感情。
「さて、貴方達、元ご主人様に、消えてもらいなさい」
ゆっくりと俺に向かってくる、ファイアロー、ガチゴラス、グソクムシャ、ポリゴンZ、ハニー、いやミミロップ。俺の足元にいた相棒は、俺を守るために前に出る。今、相棒はどんな顔をしている?俺は、どんな顔をしている?分からない。でも、その言葉は、自然と溢れた。
「ゲーチス、殺すぞ」
今日の内に、出来るだけ