居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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かつての敵

 

 

 「カイトさん!もう起きたんですね!無茶しないでくださいって言ったじゃないですか!!心配したんですよ!!あ!でも、カイトさんが寝てる間に豊穣の社の伝承調べたんですけど、何と本当だったんです!!私が!!見つけました!!!」

 

 電話の奥でおっさん2人のおい!!って声が聞こえる。ヒガナちゃんが、見つけたって言うならそうなんだろう。うん、そうしておこう。よし、帰って来たら沢山褒めてあげよう。

 

 「メロ〜♪♪エ〜♫メ〜ロ〜♪」

 

 「らら〜♪ら〜♪」

 

 「……」

 

 さて、こっちはどうしよう。お人形さんみたいなポケモンと手を繋ぎながら歌うヒカリちゃん。その隣で無表情&無言でタンバリンを叩くアカギ。きっと俺は疲れてんだろうな。色々あったし、うん、しっかり寝よ。

 

 「……」

 

 「メロ〜♪メ〜♪ロ〜♪」

 

 「ら〜♬ららら〜♫らら〜♪ら〜♪ら〜♪」

 

 頼むから夢だと言ってくれ。ヒカリちゃんと謎のポケモンはまだ良いとしよう。あのタンバリンアカギをどうにかせい。もはやそう言うロボットか、ってくらい等間隔のリズムが逆に気持ち悪い。

 

 「へへ、見て見て親分!メロちゃん!すっごく歌が上手いんですよ!」

 

 「メロ〜」

 

 並びが良く似合う2人だが、頼むから病室で歌わないでくれ。確かに上手いけど。追い出されちゃうから。俺が。

 

 「……」

 

 「もうタンバリンは良いんだよ」

 

 壊れたんかアカギよ。俺が声をかけると、タンバリンを叩く手が止まった。もしかして疲れてんのは俺じゃなくてアカギの方か。

 

 「ボス」

 

 「お、おう、どうした?」

 

 「副司令官から伝言を預かっています。ゼクロムとレシラムに関係するポケモンについてと、会わせたい科学者がいる。との事です」

 

 もう頼むから、本当にこれ以上変な奴連れてくんな。あと、一応ウチのNo.2からの伝言あるのにタンバリン叩いとったんかアカギよ。お前しばらく休め。

 

 「師匠おおおお!!!!!」

 

 「追い出せサギリ」

 

 「御意」

 

 「うげえっ!!!」

 

 突如開いた扉から入って来たトウヤ君。面倒事を持って来たっぽいな。取り敢えずサギリにトウヤ君を外に投げ出して貰う。

 

 「師匠ーー!!!コバルオンを捕まえたんだ!!!船に乗っけてくれえええ!!!」

 

 病室のドアをバンバン叩きながら叫ぶトウヤ君。迷惑だよ。俺以外にも。

 

 「消しますか?」

 

 「ダメです」

 

 サギリ、そんな恐ろしい事を言うなって。まあ、ほっときゃそのうち帰るだろ。それか看護師さんに連れてかれるよ。

 

 「ねえねえ親分!次の目的地は決まりました?」

 

 「メロ〜」

 

 ニコニコしながら俺に詰め寄るヒカリちゃん。その頭の上でクルクルと回る謎ポケ。そう。ヒカリちゃんは本来可愛らしい少女の筈なんだよ。バトルの腕と、首から下げてるカメラ以外は可愛い少女なのよ。

 

 「ああ次は」

 

 「私アローラ行きたいです!!」

 

 「アローラ?何でまた」

 

 俺がそう聞くと、ふふ、と笑ってから一枚のポスターを見せて来た。

 

 「じゃん!」

 

 「ワールド、ポケモン、チャンピオンシップ?」

 

 「略してWPC!!」

 

 世界のパソコン?違うわな。てか、その略し方大丈夫なんか?

 

 「世界中のポケモンバトルの猛者が集まる大会ですね。前回はパルデアで行われ、ガラル地方の現チャンピオンであるダンデが優勝しました」

 

 俺の側で詳しく説明してくれるサギリ。本当に有能だね君。確かに、聞いた事もある。ただ、歴史研究に勤しんでいてそこまで興味が無かったな。

 

 「ねえ親分!!私これに参加したいです!!」

 

 え?まあ、ヒカリちゃんなら良いとこまでいけるだろうけど、もう既にカロスに向けて準備しちゃってるからな。

 

 「ヒカリ。開催時期までまだ時間がある。そう焦らなくても良い」

 

 「うっ、じゃ、じゃあ!カロスの次に行きましょう!!これ、出場者リストです!」

 

 俺はヒカリちゃんからポスターと、確定出場者が記載された紙を受け取る。

 

 「シロナさんも出るんです!!」

 

 じゃあこれ教えたのシロナさんだろ。確かに紙にしっかりシロナ(シンオウ)って書いてある。他にもダイゴ(ホウエン)、ワタル(カントー)、ダンデ(ガラル)など。そうそうたるメンバーだな。ん?

 

 「マジか」

 

 レッド(カントー)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「バトルは好きじゃねえけど。あんまり追い詰められた事も無かったのにさあ。お前、すげえな」

 

 「あんたも、強いな」

 

 ボロボロになりながら何とか立つ相棒と、地面に倒れるピカチュウ。まさか俺がここまでやられるとはな。もう相棒以外は全員ダウンした。特に驚いたのがハニーを負かしたリザードン。あれは世界クラスだろ。

 

 「次、また会えたら、今度は勝つ」

 

 「もうお前みたいな辻斬り野郎とは戦わねえよ。ポケモン達が可哀想だ」

 

 「いや、次もやろう」

 

 人の話を聞かねえ奴だな。しかし、こんなトレーナー今まで会った事ねえぞ。チャンピオンクラスの腕してんのに無名って事もねえだろ。

 

 「あんた、夢あるか」

 

 「情緒イカれてんのか?今は、特にねえよ」

 

 「そうか、もし、あんたに夢が出来たら、もう一度戦おう」

 

 さっき次会ったらって言ってたろ。どっちなんだよ。変な奴だな。

 

 「もし、それでまた俺が負けたら」

 

 「あ?」

 

 「あんたの夢を、俺も手伝おう」

 

 そう言って去っていった赤い帽子の青年。確か、レッドって言ってたっけ?もう会いたくねえなあんな奴。傷だらけの相棒を抱きしめながら、そう願った。

 

 

 

 

 

 

 

 「案外早く会えそうだな。戦闘狂め」

 

 「ふるほお」

 

 「おお、ファイアロー。おかえ……」

 

 病室の窓から入って来たファイアロー。その足には謎のポケモンを掴んでいた。額が大きなVの字になったそれは多分、普通のポケモンじゃ無い気がした。

 

 「返して来なさい」

 

 

 

 

 

 




レッドとカイトのバトル結果
×フシギバナVSグソクムシャ⚪︎
⚪︎カメックスVSグソクムシャ×
×カメックスVSポリゴンZ⚪︎
⚪︎カビゴンVSポリゴンZ×
⚪︎カビゴンVSガチゴラス×
⚪︎カビゴンVSファイアロー×
×カビゴンVSミミロップ⚪︎
×エーフィVSミミロップ⚪︎
⚪︎リザードンVSミミロップ×(両者メガシンカ)
×リザードンVSブラッキー⚪︎(リザードンメガシンカ)
×ピカチュウVSブラッキー⚪︎
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