居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
退院した。そして出航する事にした。何か前回も俺の退院と同時に出航だったよな。マズいな。今後俺は各地で入院生活を送る羽目にならないか?
「よっしゃあああああ!!待ってろ世界!!俺が行くぞおお!!!」
「あ、あの、本当にすみません。ご迷惑おかけします」
叫ぶトウヤ君。謝るトウコちゃん。すげえコンビだな。トウヤ君がどうしても乗せてくれって言うから、言うこと聞くならって条件で乗せる事になった。そして、トウヤ君が俺達に少しでも迷惑を掛けないように、トウコちゃんが色々指導したらしいが、この様子だと無理だな。
「でもよトウコ、お前は一緒に来ないのか?」
「それアンタが言うセリフじゃ無いでしょ」
心底疲れ切った顔で言うトウコちゃん。大変だったんだな。可哀想に。
「それに、私はまだイッシュで見たいものがあるから」
「へえ〜、そっか」
トウヤ君から俺の方に向き直るトウコちゃん。その目は何処か、トウヤ君に似ていた。
「しっかり迷って、悩んで、満足出来る答えが出たら、自分でお兄さん、いや、カイトさんに会いに行きます」
出会った頃よりもスッキリした顔のトウコちゃんは、綺麗だった。英雄の片割れは、これからも強くなるのだろうな。
「楽しみにしてるよ」
トウコちゃんの頭をキャップ越しに軽く撫でると、俺は船に向かって歩き出す。まだトウヤ君はメガネの少年チェレン君と、ベレー帽の少女ベルちゃんに挨拶している。俺はジムリーダーやチャンピオン、アララギ博士にも挨拶したし、もう良いだろう。
「カイト!」
「カイト君!」
いや、まだ居たな。俺が何も言っていない2人が。
「カミツレ、フウロちゃん」
「私達に挨拶がないのは、どう言うことかしら?」
「酷いよ!イッシュに来てたのを知った時にはカイト君怪我してたし!!」
「ごめんね。まあ、その、なんだろ?」
特に理由はないが、2人に会うのが気まずいな。一度振られた俺が簡単に会って良い相手じゃねえ。そんな気がした。
「まだ、貴方に言わないといけない事があったのに」
「そうだよ!ちゃんと、ちゃんと伝えなきゃいけなの!」
え?どうしたの?2人とも?そんな必死な表情で。ま、まさか、まさかこれは!?
「イッシュを、プラズマ団から救ってくれて、ありがとう」
「カイト君達が居なかったら、私達ではどうしようも無かったかもしれない。本当にありがとうございました!!」
うん。そうだよね。そう言う事だよね。はい、あ、全然気にしないで下さい。
「貴方が今何をしてるのかは聞かないわ」
「え?」
「あんなにすごいトレーナーばっかり集めて!ただの歴史研究家とは言わせないよ!」
「それに、ゼクロムとレシラムに並ぶ程の力を持ったポケモン達。それ程の力を利用して何をするのか。気にならない、と言えば嘘になるわ」
「でも、カイト君は悪い人じゃない事は良く知ってます!だから心配はしてません!」
「今回みたいに、貴方が怪我をする様な危ない事だけはしてはダメよ」
ああ〜、罪悪感で胃に穴が開く。こんな状況で世界征服しますとは言えねえよ。何で2人ともそんなに優しいかな。頼むから変な男に騙されないでくれよ。
「ありがとう、2人とも」
「次来る時は、連絡の1つも寄こしなさい」
「バタバタしてて何の歓迎も御礼も出来なかったから残念です。また来てくださいね!今から楽しみにしてます!」
ああ、本当に良い子達だ。カミツレの脚とフウロちゃんのお胸を申し訳程度に見つめてから船に向かう。さらばイッシュよ。カミツレとフウロちゃんを頼んだぞ。
「良かったの?カミツレちゃん」
「何が?」
「伝えたかったんじゃないの?」
「……カイトはまだ、私の目標であって欲しいから。今は伝えない。もし、私が彼を越えたら、その時は、私が彼を貰ってあげる」
「流石だね。でも、あまり時間が掛かるようなら、私が先に取っちゃうよ」
「ふふ、それは気を付けないとね」
「もう!カイト君が私達2人に告白するからこんな事になるんだよね!」
「彼の誰かれ構わず告白する癖は、どうにもならないかもね」
カントー ナツメ
ジョウト ミカン
ホウエン アスナ
シンオウ ナタネ
イッシュ フウロ&カミツレ
カロス ビオラ
ガラル ルリナ
パルデア カエデ
何リスト?
カイトの好きなジムリーダーリスト
終わった。イッシュ編終わった。
次は現在のカグラ団の戦力をまとめます。
知らんうちに伝説持っとる部下達がいるので。