居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
カロス地方に到着して直ぐ、強面おっさん組の率いるチームには各地に向かって貰った。リラさんやヒカリちゃんの準備が整い、最後に俺達がカロスの地に降りた。船を停めたヒヨクシティからそのまま13番道路を抜けて、ミアレシティに到着した。
「うわあ〜!!すっごーーい!!」
「すげええええ!!!カロス凄ええええ!!!」
大都会ミアレシティ。その中心に立つプラズマタワーを見上げるヒカリちゃんとトウヤ君。まあ、ここに来たら誰でもそんなリアクションになるよな。ほら、リラさんも声には出さないけど目がキラキラしてる。可愛いなあ〜。
「師匠!次は強そうなトレーナー探してバトルしようぜ!!」
「ダメ!次はミアレガレットってお菓子を買いに行くの!」
「いやバトルだ!!」
「ミアレガレット!!」
喧嘩すんなよ。大体トウヤ君は年上なんだから折れてあげなよ。船に帰ればアホみたいに強い奴らがバトってくれるんだから。
「2人とも喧嘩はダメですよ。カイトさんも困ってしまいます」
「そうだぞ2人とも」
はい、ヒカリちゃんカメラ仕舞いなさい。何で今俺にカメラ向けたのよ。
「トウヤ君、バトルなら今じゃなくても良いじゃんか。ミアレガレットはこの街の名物だからさ、ヒカリちゃんは思い出作りに買いたいんだよ。ね?」
「う、オッス!分かりました!」
トウヤ君も本当は物分かりの良い優しい子なんだろうな。ちょっとバトル好きなだけで、人の気持ちを理解できる子だ。そう思いたい。
「じゃあ早速行きましょう!!」
「うおっ!分かったからそんなに急がなくても」
「あっ!狡いぞ!」
俺の手を引いて走り出すヒカリちゃん。その後を追いかけて来るトウヤ君。そして微笑ましそうに俺達を見るリラさん。その腕の中で寝ているチビスケ。あいつマジで何で俺らについて来た。他のチームに行けよ。
「親分!あそこです!」
ヒカリちゃんが指差した先にはオシャレな雰囲気の出店だった。ん?何かあそこの店員さんめっちゃ可愛くねえか?ほら、チビスケも反応してる。いやまて、俺とチビスケの美的センスが似て来てねえか?だとしたらすげえ嫌なんだけど。
「「ミアレガレット5個下さい!!」」
店の前に立ったヒカリちゃんともう1人の女の子の声が重なった。オシャレな雰囲気漂うミアレシティでも思わず目を引く美少女。ハルカちゃんやトウコちゃんと同じ何かを感じる。ああ、そうか、この子は英雄だ。
「すみません。ちょうどあと5個しかないんです」
「「え!?」」
店員さんから告げられた衝撃の事実に固まる2人。後ヒカリちゃん、チビスケの分は要らないよ。
「ちょ、セレナちゃん、早いよ」
「そうだよ!急ぎすぎ!」
「僕達を置いていかなくても良いじゃないですか」
「ははは!ナイスダッシュだったよ!ダンスに使えそう!」
トウヤ君とリラさんが追いつくと同時に、美少女の方にも友達が寄って来た。陽キャだな〜。良い感じに男女揃ってんじゃん。良いなあ〜、俺もこんな少年時代を送りたかったな〜。
「あ、皆んなごめん。ミアレガレットあと5個しかないみたい」
「親分どうしよう!」
どうしようって言ってもな〜。だってほぼ同時に注文入ったしな。ほら、店員さんも困ってる。すると、俺の前にトウヤ君が飛び出して来た。うわあ〜、嫌な予感。
「簡単だぜ!見たところトレーナーだろ?だったらバトルで決着つけようぜ!!」
ほらこうなる。ここは大都会ミアレシティ。最も美しいと言われるこのカロス地方ではそんな野蛮な。
「うん!その方が手っ取り早いわね!!なら、勝負しましょ!!」
「おう!!そう来なくちゃな!!」
あれ?何か始まる感じしてない?嫌々、ここは大都会ミアレシティ。世界で最も。
「私もやる!勝って親分とミアレガレット食べる!」
「はあ、セレナちゃんがやるなら良いけどさ」
おかしい。絶対おかしい。でも始まる予感。てか、赤いハンチング帽にサングラスを乗せた、青いジャケットの少年。彼からも英雄の匂いがする。ヤバいな。今俺の目の前に英雄が4人いる。
「よし!ミアレガレットをかけてタッグバトルよ!」
「おおおし!!やってやるぜええ!!」
「ミアレガレットは私達が貰う!」
「強そうだなあ。はあ、あんまりやりたくないけど、しょうがない」
お菓子なのよ。平和に解決しましょうよ。
「ティニ〜」
「うわっ、何この子!可愛い!!」
ピンクのTシャツの少女に抱き付くチビスケ。お前は平常運転だな。
「リラさん」
「は、はい」
「俺達は、そこのカフェで休憩しましょう」
「親分!!」
「師匠!!」
「ティニ!!」
何で全員で止めんねん。
サナちゃん可愛いよね。
てかセレナちゃんの髪型はどうしたものか。ロングかショートか。