居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

69 / 133
最も美しい地方

 

 

 カロス地方に到着して直ぐ、強面おっさん組の率いるチームには各地に向かって貰った。リラさんやヒカリちゃんの準備が整い、最後に俺達がカロスの地に降りた。船を停めたヒヨクシティからそのまま13番道路を抜けて、ミアレシティに到着した。

 

 「うわあ〜!!すっごーーい!!」

 

 「すげええええ!!!カロス凄ええええ!!!」

 

 大都会ミアレシティ。その中心に立つプラズマタワーを見上げるヒカリちゃんとトウヤ君。まあ、ここに来たら誰でもそんなリアクションになるよな。ほら、リラさんも声には出さないけど目がキラキラしてる。可愛いなあ〜。

 

 「師匠!次は強そうなトレーナー探してバトルしようぜ!!」

 

 「ダメ!次はミアレガレットってお菓子を買いに行くの!」

 

 「いやバトルだ!!」

 

 「ミアレガレット!!」

 

 喧嘩すんなよ。大体トウヤ君は年上なんだから折れてあげなよ。船に帰ればアホみたいに強い奴らがバトってくれるんだから。

 

 「2人とも喧嘩はダメですよ。カイトさんも困ってしまいます」

 

 「そうだぞ2人とも」

 

 はい、ヒカリちゃんカメラ仕舞いなさい。何で今俺にカメラ向けたのよ。

 

 「トウヤ君、バトルなら今じゃなくても良いじゃんか。ミアレガレットはこの街の名物だからさ、ヒカリちゃんは思い出作りに買いたいんだよ。ね?」

 

 「う、オッス!分かりました!」

 

 トウヤ君も本当は物分かりの良い優しい子なんだろうな。ちょっとバトル好きなだけで、人の気持ちを理解できる子だ。そう思いたい。

 

 「じゃあ早速行きましょう!!」

 

 「うおっ!分かったからそんなに急がなくても」

 

 「あっ!狡いぞ!」

 

 俺の手を引いて走り出すヒカリちゃん。その後を追いかけて来るトウヤ君。そして微笑ましそうに俺達を見るリラさん。その腕の中で寝ているチビスケ。あいつマジで何で俺らについて来た。他のチームに行けよ。

 

 「親分!あそこです!」

 

 ヒカリちゃんが指差した先にはオシャレな雰囲気の出店だった。ん?何かあそこの店員さんめっちゃ可愛くねえか?ほら、チビスケも反応してる。いやまて、俺とチビスケの美的センスが似て来てねえか?だとしたらすげえ嫌なんだけど。

 

 「「ミアレガレット5個下さい!!」」

 

 店の前に立ったヒカリちゃんともう1人の女の子の声が重なった。オシャレな雰囲気漂うミアレシティでも思わず目を引く美少女。ハルカちゃんやトウコちゃんと同じ何かを感じる。ああ、そうか、この子は英雄だ。

 

 「すみません。ちょうどあと5個しかないんです」

 

 「「え!?」」

 

 店員さんから告げられた衝撃の事実に固まる2人。後ヒカリちゃん、チビスケの分は要らないよ。

 

 「ちょ、セレナちゃん、早いよ」

 

 「そうだよ!急ぎすぎ!」

 

 「僕達を置いていかなくても良いじゃないですか」

 

 「ははは!ナイスダッシュだったよ!ダンスに使えそう!」

 

 トウヤ君とリラさんが追いつくと同時に、美少女の方にも友達が寄って来た。陽キャだな〜。良い感じに男女揃ってんじゃん。良いなあ〜、俺もこんな少年時代を送りたかったな〜。

 

 「あ、皆んなごめん。ミアレガレットあと5個しかないみたい」

 

 「親分どうしよう!」

 

 どうしようって言ってもな〜。だってほぼ同時に注文入ったしな。ほら、店員さんも困ってる。すると、俺の前にトウヤ君が飛び出して来た。うわあ〜、嫌な予感。

 

 「簡単だぜ!見たところトレーナーだろ?だったらバトルで決着つけようぜ!!」

 

 ほらこうなる。ここは大都会ミアレシティ。最も美しいと言われるこのカロス地方ではそんな野蛮な。

 

 「うん!その方が手っ取り早いわね!!なら、勝負しましょ!!」

 

 「おう!!そう来なくちゃな!!」

 

 あれ?何か始まる感じしてない?嫌々、ここは大都会ミアレシティ。世界で最も。

 

 「私もやる!勝って親分とミアレガレット食べる!」

 

 「はあ、セレナちゃんがやるなら良いけどさ」

 

 おかしい。絶対おかしい。でも始まる予感。てか、赤いハンチング帽にサングラスを乗せた、青いジャケットの少年。彼からも英雄の匂いがする。ヤバいな。今俺の目の前に英雄が4人いる。

 

 「よし!ミアレガレットをかけてタッグバトルよ!」

 

 「おおおし!!やってやるぜええ!!」

 

 「ミアレガレットは私達が貰う!」

 

 「強そうだなあ。はあ、あんまりやりたくないけど、しょうがない」

 

 お菓子なのよ。平和に解決しましょうよ。

 

 「ティニ〜」

 

 「うわっ、何この子!可愛い!!」

 

 ピンクのTシャツの少女に抱き付くチビスケ。お前は平常運転だな。

 

 「リラさん」

 

 「は、はい」

 

 「俺達は、そこのカフェで休憩しましょう」

 

 「親分!!」

 

 「師匠!!」

 

 「ティニ!!」

 

 何で全員で止めんねん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




サナちゃん可愛いよね。
てかセレナちゃんの髪型はどうしたものか。ロングかショートか。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。