居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
クノエシティ
「ング、クソッ!こいつら強すぎる」
「何なんだよ、チキショウ」
真っ赤なスーツに身を包み、これまた真っ赤なサングラスと髪という引く程派手な男達。彼らはボロボロの状態で地面に倒れている。
「随分と派手だけどこの感じ、悪の組織っぽい?」
「可能性は高いだろうね。ポケモンの乱獲を行う彼らが善人ではないのは間違いない」
その姿を見下ろすヒガナとN。そして素早く彼等を拘束するカムイの3人。
「何か知っているのは間違い無い。コイツらをカガリ殿に任せても良いだろうか?」
「その方が手っ取り早いね、そうしよう」
「承知した」
パルファム宮殿
「その王の名は、AZ」
パルファム宮殿の図書館にてカロスの歴史を調べていたマツブサ達は、かつてのカロスの王の名が記された本を見つけた。
「AZ、それがこのカロスを一度滅ぼした王」
「……何故?……王が戦争を仕掛けたのだとしたら……怒りに任せてカロスを滅ぼした理由が分からない……」
「やはり情報が少ない。そもそも一度滅んだカロスにて、誰がこの神話を紡いだ?」
カロスが滅んだ神話。それを誰が伝承したのか。マツブサの中で1つの答えが浮かんだ。
「まさか、王は生きている?」
「王が?まさか、そんな事は」
「不思議じゃない……カロスを滅ぼす程の兵器……何かしらの副作用が生じる可能性もある……例えば……光…とか……」
カガリの仮説に言葉を失うホムラ。しかし、マツブサはそれを聞いて強く頷く。
「古代カロスの王—AZ、カロスを滅ぼした最終兵器、戦争に使われたポケモン。ふむ、もう少し情報があれば」
セキタイタウン
「アオギリ隊長、ここ本当に石しかない村ですね」
「あまり、役に立つ様な物は無さそうですし、次の町に向かいましょう」
「いや、待てお前ら」
アオギリは、村の中心にある3つの牙のような岩の前で立ち止まった。
「変な岩ですね」
「……」
「アオギリ隊長?」
何も言わずにその3つの岩に近づくアオギリを不審そうに見つめる部下達。しかし、アオギリはそんな目にも一切気にせず膝をついて地面に触れる。
「不自然に隆起した地面、他の石とは違う形状、この下には、何かがある」
ミアレシティホテル
「ああ〜、疲れた」
子供達のお守りは疲れる。ヒカリちゃんとトウヤ君だけでもしんどいのに、そこに来て5人の子供達。まあカルム君やトロバ君は比較的おとなしいから良いけど。セレナちゃんやティエルノ君見たいなthe陽キャは何かすげえ疲れる。実際皆んなもホテルに入ったら直ぐ眠ったしな。でも、惜しいな。せっかくバーのあるホテル選んだのに、まさかリラさんがお酒に弱いとは。まあ、懐かしの1人酒を楽しむか。と、思っていた。
「お隣、良いかしら?」
「ええ勿論」
美女の匂いがした。これは、間違いなく美女だ。隣に腰掛けた女性に目を向けると、意外な人物が座っていた。
「ふふ、お久しぶりね、カイト君」
「パキラさん!!」
カロス四天王兼アナウンサーのパキラさん。俺が昔カロスを旅していた時はまだジムリーダーだった。鼻の下伸ばしていたせいで気付いたらハニーが4タテしてたけど。今でもカロスのニュースをチェックするのはパキラさんが映るからなんだよな〜。
「お久しぶりです。相変わらずお綺麗ですね」
「あら、誰にでも言ってそうね?本心かしら?」
「何を言いますか、俺は美女に嘘は吐きませんよ」
「ふふ、なら、ありがたく受け取るわ」
いや〜、やはり綺麗だ。バーの雰囲気も相まって、美しさが際立つ。そこから俺はパキラさんと楽しく酒を交わした。そして、俺が異変に気付いたのは4杯目のアースクエイクを飲んだ時だった。
「あ、れ?」
俺は気付けば強い眠気によりカウンターに伏せていた。何とかパキラさんの方に目を向けると、彼女は冷酷な目をしていた。ああ、これやっちゃったな。
「まさか、貴方程のトレーナーがカロスに戻って来ていたとはね」
意識を失う前に聞こえたパキラさんの声は、どこか悲しげだった。
「初めまして、カイト君。私はフラダリ」
「……」
もう最近目を覚ますのが嫌になってきた。
ポケマスのマジコス好きだわ〜。
主人公ズも良いけど、シロナさんのルカリオ、ギラティナとか、カミツレさんのロトムとか、良いよね〜。