居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
真っ暗な部屋に佇むフラダリ。彼の背中からは、悲しみと喜び、矛盾した2つが何故か感じ取れる。
「全てが終わる。この力があれば、争いのない世界が訪れる。君も、やはり素晴らしいとは思わないか?」
「思わないねえ。勿体ねえよ、可能性を秘めたこの世界を壊しちまうのはな」
「そうか、ではやはり、君とは相容れない。残念だ」
ゆっくりと俺の方に振り返るフラダリ。えらい見た目変わってんな、ド派手なマシンがウヨウヨ浮いてるし、何あれ?なんか意味あんの?
「ここで、決着をつけよう」
「よせ!!フラダリ!!あの兵器は、何も生まない!!全てを無くしてしまうだけのただのガラクタだ!!」
「それに頼った男が、今更何を言うか」
何で分かんないのかな?先人の失敗程、後世に役立つものはねえってのに。
「AZ、良いぜ。言って分かんねえバカは殴って止めるしかない」
「争いのない世界の、何がいけないと言うのだ!!」
「極端なんだよお前は。争いがない方が良いとは誰だって思う。それを理解してる人間が山ほど居るのに、何故そいつらと手を取らない?何故そいつらごと消そうとする?」
争いが優しさを生む事だってある。生まれてくる子供達は、喧嘩をして、叩く方も、叩かれる方も痛いことに気付く。その優しさまで消す必要は無いはずだ。
「お前の言う通り、争いを繰り返すバカは確かにいるよ。お前がそいつらのせいで何度も失敗したって事も何となくだけど分かってる。なあ、フラダリ、あと少しなんじゃねえのかよ?お前の理想は、あと少しなんだろ?手ェ伸ばせよ、俺が取ってやる。一緒にやろうぜ、俺が争いの無い世界を作ってやる」
フラダリの目はゴーグルに隠れて見えない。でも、きっと俺の言葉は届いている筈だ。フラダリは根っこから腐った悪人じゃない。この世界を救いたかっただけの筈。
「もう、引き返せない」
「戻ってくる必要ねえよ。お前はもう悪党だ。だから同じ悪党の俺が拾ってやるって言ってんだ」
「……」
黙ったままフラダリはモンスターボールを投げる。飛び出して来たコジョンドは、フラダリを守る様に前に立つ。
「まあ良いぜ。やるならやろう。その方が手っ取り早い。ぶん殴って連れて行く」
「野蛮だな」
「悪の組織なんでね」
俺はグソクムシャのボールを取り出し、フラダリ同様前に投げる。やる事は決まった。俺はこいつを連れていく。
「よし、これで良い。よくやったなキュレム」
「ヒュラララ!!」
「これでこの兵器は完全に死んだ。ポケモンの生命エネルギーを吸い取ることもないだろう」
「後は、フラダリを止めるだけだね」
「ボスなら問題ないだろう」
アカギ、アクロマ、最終兵器の完全停止に成功
もう本当にここ最近お騒がせして申し訳ございません。
私はカイトもカイトのポケモン達も大好きなので、この作品を消すつもりはありません。ただ、やっぱりこの作品はどこか欠けてるなと思う事が多くなって来たので修正しようと思った次第です。しかし、別作品として作者が自己満足で書くだけなので、今後もこちらの作品をよろしくお願いします。