居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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集いつつある英雄達

 

 

 フラダリの降伏により、フレア団は正式にカグラ団に吸収された。幹部同士による戦闘も、カグラ団の圧勝に終わった為、抵抗する者は居なかった。それどころか。 

 

 「……これ……まとめて……」

 

 「「「「はい♡カガリ様♡♡」」」」

 

 フレア団の科学者—コレア、アケビ、モミジ、バラの4人は、カガリに敗北してから完全に心酔している。

 

 「アクロマ殿!モンスターボールへのハッキングに対するアンチシステムは一体どう言う仕組みなのだ!?」

 

 「ええ、そのシステムはですね」

 

 クセロシキもまた、カグラ団の科学力に驚愕すると同時に研究意欲を駆られ、自分からカグラ団への入団を志願した。

 

 「副司令殿、我々はどうすれば良い?」

 

 「ボスからはまだ配属先の辞令が出ていない。今はカグラ団に慣れろ。幹部メンバーへの挨拶が済んだら、この船内を案内してやる」

 

 「そうか、感謝する」

 

 サカキの前に立つフラダリ、AZ、パキラ。現段階でカイトから幹部の地位を与えられた3人。

 

 「パキラ、お前はカロスに残り、情報操作をしろ。それがボスからの命だ」

 

 「ええ、聞いているわ」

 

 ヒカリに惨敗したパキラは、その後仕置きを受け、完全にカイトへの忠誠を誓っている。元々四天王と、アナウンサーの職を捨てるわけにもいかない為、フレア団の時と同様に外部での情報操作の任を与えられた。

 

 「サカキさん!あたしは何すれば良いの?」

 

 「マチエール、君はトウヤとヒカリと遊んでいて構わない。また何かあれば連絡しよう」

 

 「うん!分かったよ!」

 

 元気よく走り出した大きな黒髪ツインテールの可愛らしい少女。彼女は、サカキと戦闘したエスプリのスーツ着用者だった少女—マチエール。サカキに敗北した後、助け出され、その恩からサカキについてくる様になった。サカキはカイトから冷たい目を向けられたが、了承を受け、正式にカグラ団に加入した。

 

 「ヒカリちゃん、現在ボスは何をしているのかな?」

 

 「う〜ん、昨日はビーチで水着のお姉さんナンパしてたし、今朝はビオラさんのジムにいたし、その後はクノエジムのトレーナーさんに声掛けてたし、あ!今はバトルハウスにいるよ!」

 

 「楽しんでんな」

 

 「バトルシャトレーヌか、美人4姉妹って噂だな」

 

 神話の立証が終わったカイトは、カロスを満喫していた。しかし、彼の元にビクティニに連れられて緑色のスライムの様なポケモンと輪っかを持った精霊の様なポケモンが向かっている事に気付いていない。そして、国際警察が動き始めている事もまた、彼は知らない。

 

 「わ〜!!この船広ーい!!」

 

 「まるでお城みたい!!」

 

 「外から見ても凄かったけど、まさかここまでとは」

 

 「カイトさんってやっぱ凄いんだね!」

 

 「ええ、こんな立派な船、どうやって手に入れたんでしょう」

 

 「おお!そうだろう!師匠は凄えんだぜ!!」

 

 アローラで開かれるワールドポケモンチャンピオンシップ。通称WPCに、セレナとカルムが参加したいと言う話から、ヒカリから一緒に行こうと誘われ、共にアローラに向かう事になった。

 

 「そう言えば!今回のWPCの参加者すっごいんだよ!」

 

 「ああ、4日前にホウエンのチャンピオンになった子、確かユウキ君?も参加するだよね?」

 

 「そのライバルのハルカちゃんって子も強いんだよ!会えるのが楽しみ!」

 

 「俺のライバルにトウコって奴が居るんだけど、トウコも強えぜ!WPCに参加するって言ってたから直ぐ会えるな!!」

 

 ホウエンからユウキとハルカ。イッシュからトウコ。カロスからはカルムとセレナ。各地の英雄達が続々とアローラに集まり始めている。

 

 

 

 

 

 「お兄さんアローラに行くかな?」

 

 「絶対行くよ!あんなに強いんだもん!WPCにも参加するよ!!」

 

 「はは、カイト君か、彼とは昔から一度手合わせしたかった。良い機会かもね」

 

 

 

 「彼は元気なのか?シロナ」

 

 「ええ、どうやら随分楽しそうよ」

 

 「そうか!それは良い事だ!しかし何故我々に挨拶が無かったのか。悲しいものだ」

 

 「ホント!何でかしら?いつもは私と会うとハッピーな顔するのに!」

 

 「ふふ、少し早いけど再会が楽しみだわ、カイト君」

 

 

 

 「はっはっは!!カイトの奴。中々逞しくなっていたな。バトルの腕も更に磨きがかかっていた」

 

 「あたしも!お兄さんとバトルしたい!」

 

 「あはは、アイリスちゃんなら良い勝負出来るかもね。うん、私も早くカイトさんに追いつきたいな」

 

 「トウコならいけるよ!」

 

 「僕達よりも強いからね」

 

 「そうだと良いな。てか、トウヤ本当に迷惑かけてないよね?不安だなあ」

 

 

 

 「ふふふ、始まるの。ここから、愛しい子供達の未来が」

 

 「ああ、そうだな」

 

 

 

 「ああ、楽しみだ!WPC!!想像も出来ない戦いが繰り広げられる。待ち遠しいな!!」

 

 「落ち着きなよダンデくん」

 

 「そうだぜ、気持ちは分かるが、今からテンション上げても疲れるだけだ」

 

 「俺は期待してるのさ。かつて、俺を倒した彼が現れる事を」

 

 「彼って、カイト君?そう言えば、急にいなくなったよね。今何してるのかな?」

 

 「カイト、カイト、ああ、あの地味な顔の映えねえ奴か」

 

 「ははは!キバナ、君はそう言ってミミロップにストレート負けしたじゃないか。懲りてないな?」

 

 「うっせえ!今度は俺様が勝つから良いんだよ」

 

 「うん、私も会いたいな。カイト君」

 

 

 

 「ウフフ、お客様本当に強いんですね。どうやろ、ここで働いてみませんか?」

 

 「アンタ何もんね!凄い強か!でも、もっともっと強くなって、絶対アンタ倒すけん!!」

 

 「お、お客様、強かよお。でも、次は頑張るけん、また来て欲しい、です」

 

 「楽しいーー!!トレーナーしゃん強かねえー!!またやろうよー!待っとるけんね!!」

 

 アルセウス、桃源郷はここにあったぞ。

 

 「お取り込み中申し訳ない。私はハンサム、リラが世話になった様で」

 

 「いや、ちゃうんすよ、魔が刺しただけで」

 

 アルセウス、俺に恨みでもあるんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ブラッキーのツンデレ感が好きなんですけど、最近ニンフィアのあざと可愛さにやられてます。
3DSでポケモンやり直そうかなと思っているのですが、どのシリーズからやるべきかですね。BWの動くドット絵が好きなんですけど、XYの一気に上がったグラフィックも好きだし、ダイパのストーリーとBGMも好きなんですよね。
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