居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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その名はMr.K

 

 

 何か知らんうちに本戦出場が決まってた。心ここに在らずで数日過ごすことになったが、俺は男だ。なら、今はそんな事忘れて、リラさんとデートを楽しむのだ!!なんて、考えていました。

 

 「何やえらい美人さん連れとるなあ?珍しく派手な格好までして」

 

 「チリの助」

 

 「誰がチリの助や、蹴り飛ばすぞ」

 

 何か英雄達とトレーニングするって言ってどっか行ったヒカリちゃんの隙を見て、リラさんとビーチデートに来たらこれだよ。随分キャーキャー言われてる奴いるなあって思ってたら。お前かい。

 

 「パルデア四天王のチリさん、ですね。初めまして、リラと言います」

 

 「まいど!チリちゃんやで。アンタも変なのに捕まって可哀想やな」

 

 会って早々、失礼な事言う奴だな。てか俺コイツに聞きたい事あったわ。俺はチリに近付いてガシッと肩に手を回す。

 

 「おいチリ」

 

 「んなっ!?何やねん急に!?」

 

 何をそんなに驚いとんねん。俺とお前の仲じゃねえか。いや、そうじゃ無い。聞きたいのよ。

 

 「あのさ、Mr.Kっているじゃん?本戦確定組の」

 

 「……いや、アンタの事やろ?」

 

 「……何でわかんだよ」

 

 「逆に何で分からへんと思ったんや」

 

 「……キクコさんかも知んないじゃん」

 

 「ほなMs.になるやろがい」

 

 「それよりMr.T」

 

 「Ms.Cや。全部違っとるわ。ほんで何やねん。自分から質問しといて直ぐに話変えんなや」

 

 「一緒にビーチデートしねえか?」

 

 「……え、は?、な、何言うてんねん!急に!」

 

 「最近分かった。お前が居れば、お前目当てにいっぱい女の子来るかもしボゲェ!?」

 

 「今直ぐあの世に送ったるわ」

 

 親友蹴りやがったコイツ。俺が何したってんだよ。もう良いよ!リラさんと楽しむもんね!

 

 「あ、あの、流石に、やり過ぎじゃ」

 

 「ああ、リラちゃんは知らないかもしれへんけど、コイツはこれくらいでも甘いんやで」

 

 「そう、ですか?」

 

 違います。変な事覚えさすなや。ん?いや待てよ?リラさんに蹴られるってのはそれはそれで、うん。あのスーツ姿に、黒手袋のリラさんに踏まれ、蹴られ、罵られる。素晴らしい。

 

 「美女に蹴られたい」

 

 「蹴られたやん、良かったやないか」

 

 「……美、女?」

 

 「今、どこ見た?」

 

 「いや立派なリフレクターやなと思いましてボゲっ!?」

 

 いや、分かってる。俺が悪い。サイテーだと思うよ?でもしょうがねえじゃん。ガキの頃のノリが捨てらんねえのよ。親友なんよ。ふざけてえじゃん。

 

 「ふふ、酷い怪我ね」

 

 砂浜に寝っ転がる俺の顔がそっと優しい何かに包まれる。これは、ヴィーナスハンド。癒しの波動を放っているこの手は、まさか。

 

 「シロナさん!!」

 

 俺のヴィーナス!!ああ、シロナさん。綺麗なお顔。艶やかな金髪。しかもアローラって事でノースリーブ!!白い肌が、これはヤバい。

 

 「……シンオウ、チャンピオン」

 

 「まさか本当に、カイトさんとシロナさんが知り合いだったとは」

 

 呆気に取られるチリの助とリラさん。そうだろうそうだろう。見なさいこの美しい姿を。リラさんは今でも充分綺麗だからそのままで良いのよ。

 

 「ねえ、カイト君。後数日で本戦が始まるけど、まさかそのままの姿で出るわけじゃないわよね?」

 

 「え?どゆこと?」

 

 俺の反応にニコリと笑みを浮かべるシロナさん。あへえ、可愛いなあ。いつも俺が目を覚ましたらこの人に居てほしい。おいチリの助、ため息つくなや。

 

 「アンタな、あんだけ騒がれとって、こんな地味な男が登場したら盛り下がるやろ」

 

 どストレートに悪口言うやん。地味なだけで盛り下がるとかある?勝手に盛り上がっといて?

 

 「私はそのままのカイト君でも良いんだけど、ちょっとだけキャラ作って見ない?」

 

 「キャラを、作る?」

 

 「ええ、Mr.Kを作りましょう」

 

 やけに楽しそうなシロナさん。やっぱ全国回ってもこんな美女は居ないのよ。まあどうなるか分かんねえけどシロナさんの言う事聞いときゃ大丈夫だろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『さあ皆さん!!ワールドポケモンチャンピオンシップ!!WPC!!盛り上がってきました!!!第4試合、チャンピオン同士による熱いバトルは前回王者ダンデに軍配が上がりました!!続いて第5試合いよいよ始まります!!』

 

 実況の煽りにドンドン歓声が大きくなる会場。北側のゲートを静かに歩く男がいた。

 

 『第5試合!!皆さんが気になっているこの男がついにベールを脱ぐ!!チャンピオン5人から推薦を受け!!各地の四天王、フロンティアブレーン、ジムリーダーも注目するその男!!お前は何者なんだ!?一体どれほどの強さを持っているんだ!?教えてくれ!!いや、見せてくれ!!』

 

 ゲートの出口から勢いよく煙が噴き出す。その中を何も見えないまま、男は歩く。

 

 『正体不明のトレーナー!!Mr.K!!!!』

 

 煙が晴れ、会場に姿を現した漆黒の男。高級感漂う燕尾服に身を包み、左手にステッキ、頭にはシルクハットを被っている。そして、顔には不気味な笑みを浮かべる仮面を付けていた。その姿はもはやミステリアスとしか言いようがない。しかし、何故かカリスマ性を感じる雰囲気に、会場は大盛り上がりだった。

 

 『さあ!!相対するは、その美貌に似合わぬ圧倒的な力を持ったカロス地方のチャンピオン!!その力は、その表情は、演技なのか!?バトルでも我々を魅了するアクトレス!!カルネ!!!』

 

 実況の煽りと同時に、南側のゲートから現れたのは女優とチャンピオンを兼業するカルネ。白を基調とした衣服はかなり派手だが、着ている本人が負けていない。堂々とバトルコートに向かってくるその姿は、まさしくチャンピオンの風格だった。

 

 「ふふ、歓声負けちゃった。これでも結構有名なつもりなんだけどね」

 

 「いやいや、気にする事はございません。この場に立ったなら、歓声など無意味。意味あるのは勝利のみ、違いますかな?」

 

 「そうよね、勝ってこそのバトルよね」

 

 「流石はチャンピオン。理解が早い」

 

 「これより!第5試合Mr.K対カルネの試合を始めます!!両者ポケモンを!!」

 

 審判の声を受けて、Mr.Kとカルネが同時にモンスターボールに手をかける。

 

 「頼みますよ、グソクムシャ」

 

 「いきましょう、ヌメルゴン!」

 

 バトルコートに飛び出した威圧感を放つ2体のポケモン。グソクムシャとヌメルゴン。どちらもかなり育てられたのが素人目でも分かるほどだ。

 

 「では第5試合!始め!!」

 

 

 

 

 試合後、SNSはサーバーダウンする程荒れた。

 

 

 

 

 







 WPC予選
 Aブロック勝者 ジュン(シンオウ)
 Bブロック勝者 アイリス(イッシュ)
 Cブロック勝者 ミツル(ホウエン)
 Dブロック勝者 マリィ(ガラル)

 WPC本戦
 第一試合 アデク対ヒカリ
 勝者 ヒカリ

 第二試合 カルム対ダイゴ
 勝者 カルム

 第三試合 ハルカVSキバナ
 勝者 ハルカ

 第4試合 ワタルVSダンデ
 勝者 ダンデ

 第5試合 Mr.K対カルネ
 勝者 



皆さんはアニポケの曲は何が好きですか?

私は、Vとかゲッタバンバン、XY&Z、結構XYの曲好きですね。
あとは、やじるしになっても好きだし、アローラ!!、バトルフロンティア、OK、1・2・3、Ready Go!も好きだな〜。もう全部好きやん笑
エンディングだと君のそばで、手をつなごう、七色アーチとか良いですよね〜。まあ結局は前向きロケット団!が1番好きなんですけどね。

くよくよタイムなんて 5秒でじゅうぶん
そんなことより 明日のための ごはんです!

これ好き。真理ですよね。
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