TRPGリプレイ 人間の屑卓 作:名無しのミ=ゴ
A君 さも常識人ですというツラをしているが何故かゲーム中ずっと半裸だった男。
本人曰く暑かったとのこと。
B君 他のプレイヤーが携帯のダイスアプリを使う中、一人だけ自前のダイスを振っていた狂人。
100面ダイスはほぼ球体なので勢い良く投げるとマジで止まらない事に爆笑していた。
C君 この日の為に高めのタコとオススメの粉・ソースを買ってきたのに謎のゲームに強制参加させられてる人。
たこ焼き器も持参してくれている。
Dちゃん 平日の朝にストゼロ3本を既に飲み終わっている生粋の社会不適合者。
このゲームが終わればタコパだというのに砂肝のネギ塩炒めを完食している。
私 今回のゲームマスター。
ソースが有るか聞かれてお好み焼きソースならあると答えたところため息をつかれた。
私 「貴方達4人は海外旅行に出掛けていました」
D 「アイドルが男3人連れて海外旅行は燃えるだろ」
A 「
B 「恐れるな…俺を受けいれろ」
C 「大いなる力…?」
私 「貴方達は旅行も大満足で後は空港に行くだけだと乗ったタクシーに見事荷物を奪い盗られそのまま山に置いていかれました」
A 「早速クソ」
B 「手荷物の欄が有ったのはコレか…」
D 「顔と身体さえあれば全てだからまるで問題がない」
C 「これゲームだから流してるけど実際にあったら発狂するだろ」
私 「ぶつくさ言いながら当て所無く歩いていた貴方達は山の中で立派な洋館を見つけました」
A 「………入れってか?」
私 「別になんかしたけりゃしていいよ」
B 「壁を登攀*1してみよう」
C 「なんのために…?」
私 「ちなみに登攀振ってるの?」
D 「落ちて死ねば伝説になれるな」
私 「なんで始まる前に死のうとするの?」
B 「いっけー!!!」
登攀成功判定︰1d100*4→18
A 「成功すんのかい」
私 「………窓の出っ張りや外壁の溝に足や指をかけてスイスイと貴方は登って行く」
B 「おっ…なら上まで登りきってから周囲を見渡すわ
……ちなみにその洋館はそこらの木とかよりも高いよな?」
私 「……4階建てだから、高いだろうね」
B 「マンションとかだと1階あたり3メートルぐらいだよな?洋館がどうかは知らねーけど同じだとしたら12メートルか
……この高さから見て近くに街とか視える?」
私 「目星*5振れ」
B 「振らない範囲で教えろよ、街なんかあれば目星なくてもわかるだろ」
私 「チッ……遠くに大きな街が視えるが、そこまで歩いて行くのはあまり現実的ではなさそうだ」
B 「結局中に入れってことね」
C 「すげぇ…これがTRPG…!」
A 「コレ悪いお手本だぞ」
D 「なんで登攀振るのに目星振らねぇんだよ」
私 「で?他はもう振らなくてもいいの?」
A 「んー…目星か聞き耳だけ振っとくか?」
C 「俺ちょっと振ってみたいかも…!」
B 「車とか停まってたらパクれない?」
D 「まぁ流石にサイコロ振っとくか」
私 「じゃあ全員振るのね、目星か聞き耳どっち振るの?」
A 「俺は目星振るわ、25%あるし」
B 「俺も目星だな、25%もある」
D 「じゃあ聞き耳振っとく…4分の1」
C 「俺も聞き耳ー!25%あれば当たるだろ」
私 「全員初期値*6じゃねぇかよなめてんのか」
目星成功判定︰1d100→A88 B76
聞き耳成功判定︰1d100→C03 D42
A 「おっ、早速クリ*7か」
C 「俺以外全員外してない?」
B 「クリティカル情報はさぞかし良いんだろうなぁ!」
私 「目と耳が腐ってる3人をよそに、貴方は特徴的なある音を耳にした
その音は巨大な虫の羽音のようでありながら、どこか生理的忌避感を覚える冒涜的な囁やきにも聞こえる音だった
C 「はあぁぁぁ!?成功したのにSAN値減るの!!?」
私 「何事も成功すれば良いってもんじゃあないよ」
D 「悪質」
A 「あー…まぁ無くもないけどあんまないよ
コイツの性格悪いだけだって、ドンマイドンマイ」
SANチェック︰1d100→74 成功、SAN値1減少
C 「セーフ!」
私 「…しかし、貴方は深く考えずに何か大きな虫が居るんだと深く考えなかった」
B 「わぁ〜おっきいむしさんだぁ!!」
A 「目星当ててたらなんかわかったかもしれんがしゃあない…普通に入るか」
D 「これ以上遊んでて地雷踏んでもやだしね」
C 「コレ洋館にインターホンとかある?鳴らしたいんだけど」
私 「洋館にインターホンは無いけど鉄の輪っかコンコンやるヤツは付いてます」
B 「来たか…秒間16連射のゴッドハンドの出番が」
私 「……なに勘違いしてるんだ…?」
B 「え?」
私 「まだお前の降下フェイズは終了してないぜ!!」
B 「………マジで?」
A 「草、お前ずっと屋根の上だったのかよ」
D 「
私 「10パーで草、死ね」
C 「みんなひどくない…?」
B 「……GM、ここって屋根?それとも屋上?」
私 「あー…?あー……屋上だね」
B 「なら屋内に通じるドアあるだろ、開いてない?」
私 (んー…本当ならここの扉はシナリオ上確定で開いてるんだよなぁ
でもそれをこいつに言うと碌な事にならんし……せや!)
カラカラ
私 「開いてるね」
B 「今シークレット*10振った…?」
A 「お前幸運*11いくつだっけ?」
B 「55…日頃の行いってヤツだな」
C 「でも急に屋上のドアからこんなゴリラ*12入ってきたら撃たれない?ここ海外だよね」
B 「………扉開いてるの確認してから下の3人に大声で中の人と話つけてもらうように頼むわ」
A 「爆速で1人置き物になったぞ」
D 「屋上に不審者居るからショットガン借してって言ったら借りれないかな?」
C 「コンコンするわ」
私 「貴方達3人は元気よく壁を這い上がった阿呆の事を疎ましく思いながら洋館の扉の前に立つ
一目で高価とわかる獅子を模したドアノックを恐る恐るコンコンと叩くと程なくして扉が開いた
おや、このような辺鄙な館に何用ですか?
ドアから出てきたのは美しい銀髪のメイドだ」
D 「はぁ?私のが美しいんだが??
そのメイドの横に立ってキラー◯イーンのポーズとります」
A 「なんで…?」
私 「メイドは突然隣に立ってきた貴女に少し面をくらうもクスリと笑い貴方達を見る
どうやらお疲れのご様子…宜しければ話は中で伺いましょう」
C 「うわぁ…胡散臭くない…?」
A 「胡散臭くても現状入らなきゃどうにもならんからな…入るか」
D 「逃げるなぁ!!ドラグ◯ンは強かったが逃げはしなかった!!!」
A 「脊髄反射で喋るな酔っぱらい」
私 「入るのね…?
貴方達はメイドの案内で広い洋館の中を歩いていく
数分ほど歩くと様々な絵画や彫刻が飾られた大きな部屋に通された、その部屋の中央に位置する場所には長いテーブルが配置されている」
B 「あの……俺は…?」
私 「チッ…面倒くさいし合流していいよ」
B 「ありがとう…ごめんねみんな」
C 「これアレじゃん!金持ちの家にあるクソデカ食事テーブルだよね!?
真っ白のテーブルクロスひいてる滅茶苦茶長いテーブルの両端で飯食うんだろ!!」
A 「嬉しそう」
D 「ちなみに私はまだキ◯ークイーンのポーズ解いてないからな?」
私 「なんで?
……メイドが奥の扉を数回ノックすると身なりの良い大男が現れた
お前らC以外でマーシャルアーツ振ってるヤツ居る?
居たらここで振っていいよ」
A 「なら振っとくか…一応60ある」
B 「80です(絶対王者)」
C 「ここで俺の99が光るぜ!」
D 「72でーす」
私 「なんでお前ら目星と聞き耳に振ってねぇクセに全員マーシャルアーツ振ってんだよ!!」
マーシャルアーツ成功判定︰1d100→A29 B91 C86 D13
B 「なんでさ…」
私 「妖怪壁登り以外の3人はその男を見た瞬間に1つの心当たりに行き着く
その男は数年前に引退を表明したが、格闘技に身を置く者ならば誰もが知ると言っていい程に有名な格闘家だった」
A 「わー、かの有名な…!」
C 「有名な格闘家…ルガー◯!!」
D 「……GM、ちなみに一般の認知度はどんくらいなの?」
私 「えー…?んー……(100面ダイス振る)」
一般認知度︰1d100→96
私 「あー…100人に聞いたら96人ぐらいは知ってます」
A 「国民的知名度じゃねえか」
D 「そんな有名人を格闘技やってるクセに知らないヤツが居るらしいな」
C 「96て…メイ◯ェザーかよ」
B 「かーっ、マジかー…俺テレビ見ねぇからなー
かーっ、ツレーわマジ、かーっ!」
A 「メイウェ◯ーってか…ヒョー◯ルとヴァンダ◯イ・シウバとヒクソン・グ◯イシー足してもまだ足りねぇと思うぞその知名度…」
私 「続けるね?
男の名は…」
C 「ルガール・バ◯ンシュタイン!!」
私 「………あの…」
C 「ルガール・バー◯シュタイン!!!」
私 「男の名はルガール・バーンシュタ◯ン、かつてあらゆる格闘家達を打破しその銅像を創った男である」
B 「コイツの名前とか設定はそんな重要じゃねぇんだな」
A 「大丈夫か?シナリオ破綻しないか…?」
D 「K◯F始まったな…」